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春になったら莓を摘みに
 
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春になったら莓を摘みに (単行本)

by 梨木 香歩 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

「理解はできないが受け容れる」著者が学生時代を過ごした英国の下宿の女主人ウェスト夫人と住人たちとの騒動だらけで素敵な日々。


内容(「MARC」データベースより)

「理解はできないが受け容れる」 学生時代を過ごした英国の下宿の女主人・ウェスト夫人と住人たちとの騒動だらけで素敵な日々。徹底した博愛精神と時代に左右されない手仕事や暮らしぶりが、生きる上で大事なことを伝える。

Product Details

  • 単行本: 192 pages
  • Publisher: 新潮社 (2002/2/25)
  • ISBN-10: 4104299022
  • ISBN-13: 978-4104299027
  • Release Date: 2002/2/25
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.2 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.8 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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19 of 21 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 胸を打たれます, 2004/12/7
エッセイでこれほど感動したのははじめてかもしれない、ってくらいにじんときました。
梨木さんは非常に視線が深く言葉が豊かで思考が綺麗です。書き下ろしだからかもしれませんが、一本筋の通った、どこか物語りめいた趣さえあります。イギリスで暮らし始めることにして、彼女が学生だったころ留学していた家の女主人や、かつて知り合った人々や、それからの出会いや、なんかが語られています。この人は本当に、なんでもないやり取りや、家や、そこにいる人の、空気や体温を伝えるのに巧みな方だなぁと思います。
女主人は徹底して他人を受け入れようとする人で、だから結構困った下宿人を引き受けたりもする。梨木さん自身はその女主人ほど献身的なわけではなく、少し離れたところからそれをじっと見ているイメージですが。
あたりまえの日常を続けること。誰かに優しくすること。知らないこと認めること。わからなくても拒絶しないこと。言葉ではなくて生き方で、それを求める。認めて欲しいという気持ちさえ争いにも通じてしまうのです。誰しも共感して欲しいし対等でいたいはずなのに、言葉ひとつで人はつまづく。
おためごかしでもお説教でもなく、豊かなのです。ああいう見方は、多分同じ経験をしても同じように年をとっても持ちえるものではない。梨木さんだなぁとなんだかすごく思いました。
ただ、地味は地味です。エッセイですし。笑えるようなものではあまりないので、気楽な楽しみを求めている方は他の作品が良いかと思います。でもとっても良かったですよ。
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16 of 18 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 英語で書いてくれないかなぁ…, 2003/12/23
By badcom (兵庫県神戸市) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
梨木香歩さんの作品がすごい好きでエッセイ集とは知らずに買ってしまったのですが、これがまた英語学習中の自分の興味に100%ヒット。英語で書いてくれないかなぁとしみじみ思いました。

お年を召した女性の皆さんの上品な魅力とか、寄り集まって相談するところとか、異文化の衝突とか、どの話もおかしみがあるのに年を経ることの愛おしさと切なさを感じるというか、なんというか梨木さんらしい優しくて切ない作品で、この本のなかの登場人物になりたいと熱望させてくれる本でした。

英語学習の面からも、何か書いてくれないものでしょうか…。

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25 of 29 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 春になったら苺摘みに出かけたいです, 2003/12/12
まず、題名が綺麗だな、と思いました。
『春になったら苺を摘みに』
梨木さんらしいセンスある題です。

この本は梨木さんのエッセイということで興味が湧き読んでみました。
とても感動しました! というのは、
梨木さんの視線を通すと、最近人間・自然愛不信に陥っている私でも

世の中全ての事柄(人も自然も)が美しく、愛しく感ぜられるようになってくるのです。
そのことが嬉しくてちびっと泣いちまいました。

例えば、英国滞在時の、ある地方の駅でのはなし。
間違えて目当ての駅に降りそこなった梨木さんは、見たことも聞いたこともないうらびれた駅に降りてしまいます。

すごく不安になって慌てた梨木さん。しかも、駅員さんは無愛想なおじいさん。
だけど、そんな中でも、彼のふと見せる動作や表情を親近感を持って眺め、
何だか人間愛を彼との間に通わせちまうのです。
会ったことも無いけど、私もその駅員さん好きになっちゃいました!

また、随所に描かれる風景の描写。
美しい!!

こんなにも地球は美しかったのか! ひねくれもんの私でも、
つい外を眺め、小鳥のさえずりや木々の息吹を聞こうとしたぐらいです
(しかし悲しいかな、家の外はちびっこい庭に悲しく生えている柿の木ぐらいしかないのです…)。

英国での彼女のホストマザーでもあり、親友でもあるウェスト夫人の
影響するところが大きいのかもしれませんが、

人種の問題、戦争の問題なども出てきて、言及されています。
色々な人種がいて、彼等と自分の間には生活や考え方の違いが歴然とある。
でも、違いを理解はできないがその違いを受け止めあうことが大切なのだろう、と彼女は言っています。
今イラク問題で世の中混乱していますが、彼女のように皆で考えていけたら
もう少し穏やかになると思うんだけど。。。

題名である、「春になったら苺を摘みに」とは、そんな彼女の人間愛、
意訳すれば
平和への祈りが、込められた一文なのだと読み進めた最後にわかります。
春になったら苺を摘みに。そんな他愛もないことが普通にできることの素晴らしさ。
この地球がずっとそうであり続けられるように…!と。

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5.0 out of 5 stars しずかに、じわり、やわらかく。
梨木さんの柔らかでおおらかな視点がとても好きだ。
このエッセイに登場するウェスト夫人もまたしかり。ユーモアに満ち、潔く、でも暖かい。... 続きを読む
Published on 2007/6/21 by yura*

5.0 out of 5 stars 分かり合いたい うちとけたい 納得したい...
梨木香歩さんは、個人的にこころがほっこりとする「西の魔女が死んだ」とか「裏庭」のイメージが強く、エッセイは初めて読みました。... 続きを読む
Published on 2006/6/23 by HWT

5.0 out of 5 stars 人々への温かい視線、観察力に脱帽です
梨木香歩さんの小説はどれもすきですが、エッセイは初めて読みました。こんなにどきどきしながら読んだエッセイは初めてです。数ページごとに、ページを閉じて考えさせられ... 続きを読む
Published on 2005/3/31 by ハーブの里

4.0 out of 5 stars 心に春を呼び込める本
いきなり梨木さんの本でこれを選ぶよりも、いくつか彼女の作品を読んだ上で手に取ることを強くお勧めします。
登場人物のまっすぐで常に真剣な思いはここから生まれ... 続きを読む
Published on 2005/3/7 by bi705

5.0 out of 5 stars なるほど!
梨木さんのお話は、ともすると見過ごしてしまうことに焦点をあてて意味を見いだしたり、人というよりも植物や物などからの視点で事象をとらえるようなところがあるのですが... 続きを読む
Published on 2003/7/15 by coco_i

5.0 out of 5 stars 本来、人はこうあるべきでは?
 「理解はできないが受け容れる」が信条のイギリス人女性が営む下宿ですごした、著者の自伝的な要素が強いと思われる物語。
... 続きを読む
Published on 2002/7/6 by 暮林七香

4.0 out of 5 stars 宝石
密かに熱望していた梨木香歩さんのイギリスでのお話。
(カナダ、アメリカでの話しもあり。)
でも、やっぱり、梨木香歩さん。よくあるイギリス体験記とは<... 続きを読む
Published on 2002/4/30

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