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1Q84 BOOK 1
 
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1Q84 BOOK 1 (ハードカバー)

村上 春樹 (著)
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商品の説明

Book Description

1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

Book 1
心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。

Book 2
「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。

内容(「BOOK」データベースより)

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

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463 人中、351人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 おもしろいのかな・・。, 2009/6/17
「おもしろいよ〜」会社の人とかに、
どうだった? と聞かれたら、単純にそう答えると思う。

僕は大学時代に、羊をめぐる冒険あたりを初めて読んで、
春樹作品は7割くらいは読んでると思います。
たまたまオーウェルの「1984年」も、昔読んでました。

で、今回はどうか、というと、3日くらいで一気に読んだくらいなんで、
ストーリー展開はとてもおもしろいんだけど、
読んでる途中で、良くも悪くも村上春樹的だなぁ、と感じてました。
よく言えば、彼のいい味、というか、変わらない雰囲気やテーマ、
良くない解釈で言えば、ややワンパターン、ちょっとだけ飽きたかも、
という2つの印象が、自分の中でも錯綜していました。読後の今も。

なので、この作品が彼の過去の長編とくらべて、何番目に好きか、と言われると、
なかなか自分でも判断できない感じです。
おもしろいことは確かなんで、少なくとも5位以内、もしかしたら1位かも、
ぐらいの、なんとも言えない読後感です。

ただ、受け止める自分のせいなのかもしれないけど、
読後に残るものが、はっきりしないなぁ、とはちょっと思います。
読んでる最中はとてもおもしろくて、どんどん読みすすめたくなるんですが、
読後に何が残るか、というと、「おもしろかったなぁ」というイメージが大きくて、
ちょっとエンターテインメント的な要素を、強めに感じたのかもしれないです。

例えば「カラマーゾフの兄弟」のラストのエピローグを読んだ後の、
熱くて重くて強い、後にずっしりと残るような読後感が、
1度読んだ今はない、というイメージです。

もう一度読んだら、ちょっと変わるかもしれません。
なにか、あいまいな文になってしまいました。
さんざんアマゾンで買っていながら、初レビューです。
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185 人中、129人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 “ムラカミ”の称号は抜きにしても、今年屈指のエンタメ小説である事には間違いない。, 2009/8/14
By hide-bon (名古屋市) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
遅まきながらBOOK2まで読了した。自分は村上文学の熱心な読者ではないし、創作に当たり強く意識したと言われるジョージ・オーウェルの「1984年」もずっと昔に一度読んだきりだ。過去の作品群との対比や裏目読み、解析などは他の方々にお任せして、以下は、200万部を突破した超話題作の感想として。
美しき殺し屋と作家志望の予備校講師。同世代と言う事以外一見何の関連性もないふたりの主人公の“日常”が交互に語られる。物語がどこで連環しダイナミックに動いていくのか、初めこそ気になったが、各々のパートが興味深く面白い為、いつしかふたりのドラマをひたすら追い続ける事になる。
文学者の原石とも言える天才少女、誰もが思い当たる社会的事件を引き起こしたカルト集団、何故か主人公が知らぬ間に世の中が変質している不可解さ。チェーホフ、ふたつの月、空気さなぎ、リトル・ピープル、そしてビッグ・ブラザー、、、。張り巡らされた数々の伏線にイメージが膨らみ、作者の刺激的な企みに眩惑されるが、根っこにあるのは、サスペンス、ハードボイルド、社会派、そしてもちろん「恋愛」の物語。
こちらの世界とあちらの世界、善と悪、光と闇のせめぎ合いと暗闘、そして、その彼方にある結末。無垢で艶やかな清新さ、孤独感と緊張感、混沌と黎明、そして、邂逅から死へ全てを包括し極北まで踏み込んでいく絶対的で至上な愛。
直載的でストイックな青豆のパートと、今までの村上ワールドの延長上にあるような天吾のパート。個人的には、その屹立した仕事ぶりと一夜限りの男の嗜好に、膨らみそこねたパン生地みたいな不均等で貧弱な胸への愛おしさ、そして、タマルとの関係に瞬時生まれる孤高のプロフェッショナル同士のある種の共鳴と接合まで、実に魅力的な青豆のキャラクターに心惹かれる。BOOK3に繋がっていく今後の展開に期待しつつも、スピンオフとして、是非もうひとりの彼女を主役にハードボイルドな作品も読んでみたい。
次に日本人としてノーベル賞を受賞すると期待のかかる文学者の手によるものとしては、意外なほどクールな中にパッショネートでエモーショナルな部分を感じる今作、当レビュー上では必ずしも絶賛とは言えないようだが、今年屈指のエンタメ小説である事には間違いない。
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224 人中、154人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 「書きっぱなし」の文体, 2009/7/8
 一言で言うと、書きっぱなしという印象の強い文体です。
本家『1984』とG.オーウェルについても小説のなかで言及されていますが、そこまで明示的に間テクスト性を書き込んでおきながら、小説の内容から言えば、オーウェルの作品世界とはほとんど関連性がないので、あたかもオーウェルと関連があるかのような憶測を生むだけです。
 チェーホフに関しても同様で、チェーホフにドストエフスキを代入しても内容には影響がないでしょう。この説明過剰な間テクスト性は、小説世界に不要な想像力を煽っていますが、強いて言えばこの傾向は『1973年のピンボール』から明らかで、『ノルウェイの森』で強くなり、『海辺のカフカ』では煩いほどの引用がなされるようになりました。
 『1Q84』を読んでいると、物語の構造にかかわりのない引用や説明が非常に煩雑に感じられ、これは一体クリステヴァ以来の批評のまなざしをかわそうとしているのか、単に世界の読者を楽しませようとしているのか、不明瞭な印象を受けます。

 『1Q84』を2度読むとすると、多くの読者は煩雑な説明的文章を飛ばしながら読むことでしょう。それくらい、内容的には圧縮可能な文章が多いです。たとえば、本文に登場する「柳屋敷」は「楡屋敷」であっても、「銀杏屋敷」であっても、『1Q84』の小説世界には影響を与えません。「柳屋敷」の描写はなくても良いくらいです。

 文体云々より、この小説は物語として面白いでしょうか? BOOK1を読むと、BOOK2のプロットは大体予測がつくでしょう。BOOK3、BOOK4が刊行されるとして、その内容さえ多くの読者には予測可能でしょう。そういう小説が、物語として魅力的か、ということを考えさせられました。
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予備校講師をして生計を立てる小説家の卵、天吾。... 続きを読む
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3も予約しました。
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