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螢・納屋を焼く・その他の短編
 
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螢・納屋を焼く・その他の短編 (単行本)

村上 春樹 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった…。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

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5つ星のうち 5.0 村上春樹の腕の筋肉について, 2006/1/22
By くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
 「蛍」が「ノルウェイの森」の原作ということで この短編集も有名になったと思う。実際「蛍」を読んだ段階では 結末の無い奇妙な短編という印象だった。村上春樹自身もこの短編が何処に行くかは分らなかったと告白している位である。その後 この短編の続きを読みたいと人に言われて書いたのが「ノルウェイの森」になり 村上春樹の大ブレークとなった。人生いろいろである。

 ところで 小生は(そして結構同意見も多いが)本短編集の白眉は「納屋を焼く」だと思う。これまた結末の無いミステリアスな作品ながら ざらっと感じる「闇の深さ」に引き込まれる。ここで断言してしまうが この「納屋を焼く」という言葉の意味は「人を殺す」と考えることが 一番素直な読み方だと思う。どうしようもない心の闇を抱えた登場人物が主人公の女友達を殺してしまう話だ。後の「ダンスダンスダンス」の五反田君の原型がここにある。主人公は それを分っていながら 淡々とジョギングにいそしむ不気味な話である。

 村上春樹はこのように短編で何かを掴み それを長編に練り直す豪腕に魅力がある。彼が「豪腕」に見えないのは そのソフトな語り口に惑わされるからだ。長編と その原型の短編を読み比べていると 彼の腕の筋肉の動きが見える気がする。そんな所が ある意味でとても誠実であるとも思う。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 長編と比べて読むとさらに深く楽しめます, 2005/5/10
『蛍』は『ノルウェイの森、『納屋を焼く』は『ダンスダンスダンス』の原作(もしくは同時に書かれた?)と勝手に解釈して読んでいます。

淡々とした記述、クリスプな言葉運びの中に、時折「ぎょっ」とする闇が見えて、とてもスリリングな短編集です。

『踊る男』から長編を書いてくれないでしょうか。。。

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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 初めての村上春樹, 2005/5/2
私にとって、村上春樹デビューとなった一冊。
もともと彼の作品の愛読者であった兄の本棚から
なんとなぁく選んだものだったのですが、兄には
「それから行ったんだ(笑)?」
みたいに言われました。

通学中、電車にゆられながら読んでいたのですが、
不思議な空間にいるような、私の周りにだけ違和感が流れるような、
そんな感覚に陥ってしまいました。

私にとって、この作品は、「村上春樹入門」としては大正解だったと思っています。
なんかこう、がつん、ときてしまいました。
「納屋を焼く」なんて特に。

こんな「不思議」を、なんでもない風にさらさらと書き綴ってしまえる村上春樹さん。
私みたいな平凡な女子高生の心さえ捉えてしまうなんて。

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投稿日: 23か月前 投稿者: grayfalcon

5つ星のうち 4.0 やはり納屋を焼くが良い!
何ともいえない空気が漂ってます!考えても意味が解らないその不思議さが好きです。
「時々納屋を焼くんです」と彼
「失礼?」と僕... 続きを読む
投稿日: 2007/11/13 投稿者: ハモニカ

5つ星のうち 3.0 納屋を焼くがいい
私はなぜか、中途半端に不思議感漂う、「納屋を焼く」が一番好き。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/29 投稿者: kaz-sato

5つ星のうち 5.0 これもいいですよ
冒頭の「蛍」は、「ノルウェイの森」と同じ内容なので、
なつかしく読みました。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/31 投稿者: 天国

5つ星のうち 4.0 「わからない」けどオススメの本です。
村上春樹の本の多くは、もともと意味がわかるようでわからない、というより、意味を考えちゃいけないような気がする。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/1 投稿者: OVER30

5つ星のうち 4.0 実験場
... 続きを読む
投稿日: 2006/4/18 投稿者: 電気鰻の蒲焼

5つ星のうち 5.0 非常に力のある短編ぞろい
すっごく分厚くて、長くて重くて、なんて本は、本屋に行けばいくらでも手に入る訳ですが、
この短編集におさめられている短編達はひとつひとつがすっごく力のある作... 続きを読む
投稿日: 2004/11/22 投稿者: kiki777777

5つ星のうち 4.0 ありがちなそしてあり得ない
「ノルウェイの森」の原作が含まれていることで一躍有名になりましたが、実は独立した作品としてもなかなかのものです。... 続きを読む
投稿日: 2004/9/15 投稿者: yass

5つ星のうち 3.0 踊る小人
本書は村上春樹の七つの作品からなる短編集。... 続きを読む
投稿日: 2004/9/10 投稿者: スーペル・ピッポ

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