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凍
 
 

凍 (単行本)

by 沢木 耕太郎 (著)
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  • 垂直の記憶―岩と雪の7章 by 山野井 泰史

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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

世界最強のクライマー・山野井夫妻を襲った「一瞬の魔」。しばしの逡巡の後、宙吊りになった妻の頭上で迫られた究極の決断とは。『檀』以来十年ぶりとなる、待望久しい最新ノンフィクション長編。


内容(「BOOK」データベースより)

極限のクライミングを描く、究極の筆致。『檀』から十年、最新長編作品。最強の呼び声高いクライマー・山野井夫妻が挑んだ、ヒマラヤの高峰・ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とは―。フィクション・ノンフィクションの枠を超え、圧倒的存在感で屹立する、ある登山の物語。

Product Details

  • 単行本: 300 pages
  • Publisher: 新潮社 (2005/9/29)
  • ISBN-10: 410327512X
  • ISBN-13: 978-4103275121
  • Release Date: 2005/9/29
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.3 out of 5 stars  See all reviews (27 customer reviews)
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14 of 14 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 小説を越えた現実の物語, 2005/10/23
書店に並んでいるのをみて、衝動買いしてしまいました。

世界的なアルパインクライマー・山野井夫妻の、2002年10月・世界第15位の高峰・ギャチュンカン北壁登攀からの生還の記録を書いたノンフィクションです。

山野井泰史さんを書いた本は、

「ソロ」

「垂直の記憶」

に続いて3冊目になります。

殆どギャチュンカン北壁登攀のみにスポットが当てられた作品で、

淡々とした文章によって、この登攀の一部始終が細かく書かれています。

執筆者の主観や、特殊な形容などが極力省かれた形で書かれているため、等身大のドキュメントとしてリアルに感じられます。

ただ、登山未経験者でもわかりやすいよう、国境の時差やクライミングギア等の説明が丁寧に書かれているため、知識のある人にとってはくどい文章に感じてしまうかもしれません。

特に、ギャチュンカン登頂後の下降中における、雪崩などのアクシデントや究極のビバークのシーンは物語のハイライトであり、必読です。

山野井氏本人による著書「垂直の記憶」でも、ギャチュンカンの描写はありましたが、

この本では氏のヒマラヤ登攀記録をすべて満遍なく取り上げているために省略されている部分が多々ありました。

この「凍」は、

「深夜特急」で有名な沢木耕太郎氏が「新潮」で連載していたものですが、

細かい取材がなされていたのか、「垂直の記憶」のそれよりも描写は緻密です。

しかし読みやすいので、すぐに読めてしまうと思います。

今の世の中に、現実にこんな人がいるのか、ということを知ってもらいたいですね。

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10 of 10 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 山に登る人は違う, 2005/11/3
彼らは最初から、ふつうの人たちとは違っているのだと思う。
山に登る話は、よく美しい表現がされていて、
読む側が勘違いしてしまうが、
ここには、喜びや苦痛を含めた、リアルな人間像が描かれており、
自分とは違うけれど、魅力的な生き方をしている人の姿を
感じ取ることができる。
生きることと死ぬことが、常に隣り合わせの登山家にとっては、
どっちを取るかは、驚くほど簡単な回路で選択できてしまう
自分が生きのびるという観点から判断するという
シンプルで恐ろしい解決のしかたなのだけれど、
これは、自分たちが日々の暮らしの中でこだわっている小さな問題を
簡単に吹き飛ばしてしまうほど、迫力がある。
身体的なダメージを受けても、人が望むことが
これほどの迫力を持つ物なのかと驚いて読んだ。
真実だから、すばらしいのかもしれない。
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6 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 湘南ダディは読みました。, 2008/1/21
By 湘南ダディ (藤沢市鵠沼) - See all my reviews
私達は「自らの死」というものを日常意識することはあまりありません。近親の死に遭えば、その者を亡くした悲しみにひしがれますが、それにしても自らの死ではないわけです。だれにも一時間の後に交通事故で死亡する可能性がありながら、死はいつでもそこにあるものとして意識されることはありません。だからこそ「凍」を読んで深く感動するのだと思います。ここに描かれているのは、目前の自己の死と対峙しながら自らの意志と行為で生に帰還するすさまじいばかりの勇気の記録です。
 世界には8000メートルを超える高峰が14座あり、名をあげようとするアルピニストはこぞってこれらに挑戦するわけですが、それよりわずか数十メートル足りないだけで注目をされてこなかった中国ネパール国境のギャチュンカンは、それ故にこそまた中国名百雪谷の意味するとおり、ルートも開発されていない難攻の山なのだそうです。ここに山野井泰史、妙子夫妻が登頂を試み、結局体調の悪い妙子は残して泰史が成功はするものの、下降(登るより降るほうが技術的には難しいのだそうです)時に悪天候に遭遇し、繰り返し雪崩にあい、零下40度の中で妙子は宙吊りになり、風雪の中でビバークをするも防寒具を失い、6日間の壮絶な闘いの果てに生還するのです。この間2人は、はなればなれになり酸素不足で視力は落ち、幻影に襲われたりするのですが、常に相手の生存を確信し続け自らの生存のため死力をつくして生還への歩みを続けます。
 
 泰史は両手5指、右足指全部、妙子は両手指全部を凍傷で失なってしまうのですが、それでも山への挑みはつづけられ後日談ですが泰史はその後別の難峰への単独登頂に成功しています。
 読み終わって人間はここまで頑張れるのだという勇気が知らずに沸いてくる気がします。私はこの本を手元に置き、かりに私が難局に立ち向かえずくじけそうな時にはこの本を読み返して自らを勇気づけようと思います。
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Published on 2006/10/29 by えんつぉ

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Published on 2006/6/1 by えびす

3.0 out of 5 stars どっちつかず
... 続きを読む
Published on 2006/3/11 by 2230m

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