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幕末史
 
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幕末史 (単行本)

半藤 一利 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

黒船来航から西南戦争までの《混乱》の時代がスッキリ分かる語りおろし本。大ベストセラー『昭和史』の著者が、多くの才能が入り乱れ、日本が大転換を遂げた25年間を、平易かつ刺激的にひも解いてゆく。
はたして明治は「維新」だったのか。
幕末の志士たちは何を成し、また成さなかったのか----。
独自の歴史観を織り交ぜながら、個々の人物を主人公に活き活きと描いた通史。


内容(「BOOK」データベースより)

多くの才能が入り乱れ、日本が大転換を遂げた二十五年間―。その大混乱の時代の流れを、平易かつ刺激的に説いてゆく。はたして、明治は「維新」だったのか。幕末の志士たちは、何を目指していたのか。独自の歴史観を織り交ぜながら、個々の人物を活き活きと描いた書。

登録情報

  • 単行本: 477ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/12)
  • ISBN-10: 410313271X
  • ISBN-13: 978-4103132714
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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82 人中、72人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 西南戦争までを幕末期と捉える, 2009/1/2
画期的な幕末史講義録である。とても面白く読み、勉強になった。

美点は3つある。

一つめ。もと原稿がカルチャーセンターでの講演であるため、語りかけの口
調が大変親しみやすく、読みやすい。同じレベルのことの述べられている歴
史書はきっと他にもあるのだろうが、この読みやすさを備えているものは他
には考えられない。名講義録『昭和史』(平凡社)とは、版元が違うのだが
同じような造本にしてあるところもよい。

第二。反薩長史観という軸足の据え方がよい。ただ、ご自身が何度もお断り
を入れているように、反薩長が絶対の正義だというイデオロギー的なもので
はない。歴史というのはいろいろな見方ができるものなのだという柔らかい
視点を手放していないところが頼りになる。とは言うものの「いまも薩長史
観によって、1868年の暴力革命を誰もが立派そうに『明治維新』といっ
ています」なんて、活字で読むとちょっと嬉しく(?)なってしまいます。

第三。幕末というとペリー来航(1853)から大政奉還(1867)・江戸城無血
開城(1868)までの30年余りを語るのが一昔前までの在り方だったが、本
書は違う。明治11年(1877)の西南戦争までを一続きのものとしてとらえ、
明治という新国家が実は大変危ういスタートを切ったことを明らかにしてい
く。その難点を、大久保利通独裁の新政府は、よく乗り切ったとも評価でき
るし、実はちょっとしたイフがその後の歴史を大きく変えたはずと読むこと
もできる。

いずれにしても、大変勉強になり、ためになる読書を楽しむことができまし
た。評者の場合は、ひたすら教えられるばかりでしたが、それなりに知識の
ある方が読まれても面白い書物なのではないかと思います。また逆に本書を
最初の一歩にして幕末期明治初期の歴史散歩に出られるのも趣き深そうです。
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47 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 軽快ながらも辛らつ, 2008/12/26
 とても分かりやすく読みやすいです。
どうしても倒幕派贔屓のものが多くて
正直”眉唾っぽいなあ”って思ってたのでこの本はとても興味深く読めました。
佐幕というか、徳川家に主眼を置いている点がとても新しいと思います。
初めて幕末に触れるという方にはお勧めできませんが、
幕末の人物を英雄視せずに客観的にあるいは批判的、諦観的に見つめた
筆者の感覚は特筆すべきものだと思います。
年末・年始の読書には持って来いの一冊だと思います。
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27 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 面白くてとても為になる幕末・明治10年史, 2009/3/7

東京生まれの東京育ち、しかも祖父が戊辰戦争で官軍と奮戦した越後長岡藩出身という著者ならではの、じつに面白くてとても為になる幕末・明治10年史である。

当然ながら基本的には薩長嫌いの著者は、漱石や荷風同様、明治維新を「維新」ととらえるよりは、徳川(とくせん)家の瓦解、という視点からこの「暴力革命」の日々を眺めていくことになるわけであるが、しかしご本人がそう芝居がかって意気込むわりには、西郷も大久保も木戸も坂本も否定的に描かれているわけではない。

また著者ごひいきの勝海舟を引き倒していることもない。むしろ類書よりも彼らの行蔵を温かく親切に見守っている趣もあり、この人の懐の深さが思い知られるのである。

明治史を成り上がりの薩長とそれ以外の諸藩の内紛の歴史、つまり戊辰戦争の拡大ヴァージョンとして語ることは一面的であるかもしれないが、まさしく「長の陸軍、薩の海軍」、昭和になっても官軍閥が強力に存在していたのは間違いがない。

永井荷風は「大日本帝国は薩長がつくり、薩長が滅ぼした」と語ったそうだが、太平洋戦争直前の海軍中央部は薩長の揃い踏み。こいつらが日本をめちゃめちゃにした挙句、最後の最後に国家滅亡を救ったのが関宿藩出身の鈴木貫太郎、盛岡藩の米内光政、仙台藩の井上成美の賊軍トリオという不思議な暗合も因縁めいて興味深いものがある。

著者いわく。「これら差別された賊軍出身者が、国を救ったのである。」


勝てば官軍負ければ賊軍勝たず負けず不戦で行きたし 茫洋
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5つ星のうち 5.0 目から鱗の「幕末史」
複雑に錯綜する幕末から明治維新にかけての様子が、手際よく整理されていて、今まで誤解していたり、関連が良く解らなかった部分などが、一気に理解が進んだ感じがします。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: ringmoo

5つ星のうち 4.0 歴史の見方、捉え方。
必ずしも半藤氏の歴史観をすべて受け入れるものではありませんが、明治の錯綜する激動期を... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: モト松田

5つ星のうち 5.0 まるでその場にいたような・・・
教科書で習う「明治維新」の背後には、一筋縄では括れない沢山の登場人物による多重な裏があるのだろう。本書の面白さは、そういった重層を解きほぐす手練が、まるでその場... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 碑文谷 次郎

5つ星のうち 4.0 わかりやすいが、著者の狙いが成功したとは言えず。
... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: kuronin

5つ星のうち 4.0 いい本であることは認めます
確かに幕末史を概観するにはいい本です。
しかし、べた褒めのレビューが多いので、あえて苦言をいくつか・・・... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: coolcat69

5つ星のうち 5.0 わかりやすい幕末史
冒頭のはじめの章で、「反薩長史観となることは請合いであります」と筆者は書いていますが、
決してそのようなことはありません。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: BON太郎

5つ星のうち 5.0 幕末歴史を身近に再発見できる
... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: soulman2005

5つ星のうち 5.0 日本の明日を考えるための幕末史
事実は小説より奇なり。
昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」の余韻の中で、興味深く読み進むことができた。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 南河内太郎

5つ星のうち 5.0 『明治維新』は1968年の暴力革命だと言い切る。昭和史の語り部 半藤さんの名著「昭和史」に勝るとも劣らない面白さ。読み始めたらやめられませんよ。
昭和史の語り部として著名な半藤さんが幕末史について、これほど造詣が深いとは正直、驚きました。通説となっている薩長史観にとらわれない自由視点からの幕末の歴史展開は... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 21世紀のケインジアン

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