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容赦なく〈上〉 (新潮文庫)
 
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容赦なく〈上〉 (新潮文庫) (文庫)

トム クランシー (著), Tom Clancy (原著), 村上 博基 (翻訳)
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内容(「BOOK」データベースより)
元米海軍特殊部隊員ジョン・ケリーは身籠っていた妻を一瞬の事故で奪われ、魂の脱け殻と化していた。虚ろな日々を漂うケリーだったが、偶然助けたパムという哀れな娘を介抱する過程で、自らも癒され、復活を体験する。そして、パムを辱め続けていた麻薬組織への復讐を誓い、組織構成員を容赦なく“始末”し始めるのだが…。クランシーの新時代を告げる孤高のヒーロー、登場。

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Without Remorse is the epic bestseller Tom Clancy fans have been waiting for. Its hero is a man very familiar to Clancy's readers. His code name is Mr. Clark, and his work for the CIA is brilliant, cold-blooded and efficient... But who is he really? In a harrowing tour de force, Tom Clancy shows how an ordinary man named John Kelly crossed the lines of justice and morality to become the CIA legend Mr. Clark.
--このテキストは、 CD 版に関連付けられています。

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5つ星のうち 5.0 後悔せず, 2002/9/28
このレビューの作者: Without Remorse (ペーパーバック)
アクションものなどと安っぽい言葉でカテゴライズしてほしくない、ライアンシリーズでクラークの名で生きる男の過去の物語。
苦しい、悲しい作品だ。
男として、この作品に心を打たれぬものはいないだろう。

法が護れなかった、法によって復讐できぬ者は誰が思いを遂げてやるのか?(しかしケリーが文中で『いや死者はそんなことはもう気にしない』と答えることがまた苦しさを感じさせる)

孤独に、苦しみながら自分の義務に生きる男、ジョン テレンス ケリー。クランシーの作品全てに言えることだが、出演者全てが異様なまでにきちんと書き込まれていて非常に豊かに思いを感情移入できる。
男なら本当にそう思う。

ケリーを追う刑事がライアンの父であり、大学生になるライアンが出てきたりしてファンにはたまらない絶妙の設定だが、決して無理やりという感じではなくてクランシーシリーズを読むものには実に感心するするとしかいえないほどの自然なつながりになっている。若き日のリッターも、グリーアもペインターまで!実に巧みに出てくるぞ(^^)v

 新潮文庫になってからの誤訳(センスのなさ)は多方面で指摘されているとおりであるが今回もかなりひどいことになっている。タイトルは表紙も合わせてケリーがまるで残虐な通り魔か何かではないか!(笑)

原題は『Without Remorse』であり、読んでみた者はケリーのRemorseなどしないという気持ちがわかるであろう。楽しんでやったわけでない。警察に追われ、ケリーという名を捨て、すべてを失ってでもせねばならなくなった、人を殺めるという最も罪深いことをやらねばならない、それでも言い訳も、他人に理解されることを求めることも、そしてRemorseもせずなのである。

こんな名作をを読ませてくれて、ありがとうクランシー。

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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 米国凋落の始まり, 2004/6/6
このレビューの作者: Without Remorse (ペーパーバック)
 ベトナム戦争は物心づく以前の出来事であるが、これについては我々日本人もよく知っておくべきだ、と読者に思わしめる、という意味において非常な名著であると思います。

 戦争が作り出す狂気の一例を描いた181項以下は、文字通り読むに堪えません。「人間は米国人であろうと外国人であろうと、全部収奪の対象だ。何かを売りつけてやれ、何なら騙してやれ、がっぽりピンハネしてやれ・・・。」 麻薬組織人やその他一部の米国人の言動はこう聞こえます。Clancyの想いが集約された640項「How typical・・・」の中の「detente」とは、この「収奪」を少し控えようではないか、という意味なのでしょう。
 英語は語彙・構文とも極めて標準的で、一部の医学・軍事・船舶用語の他は読み易く、読者層の幅広さが窺えます。ただし平和に恵まれた日本人読者にとって、この破壊と復讐のみが描かれた750項を読み通す心労は、並大抵のことではないでしょう。

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 Tom Clancy の最高傑作, 2003/4/17
By Caxton (静岡県) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
このレビューの作者: Without Remorse (ペーパーバック)
今や伝説となっているClarkというエージェントの若き頃の話です。単なるアクションものではなく、殺人マシーンのようにしか思えないClarkに、このように実に人間的な過去があったのだと知り、感動を覚えました。筋を言ってしまうと面白くないので書きませんが、最後はどうなるのだろうという緊張の糸を張りつめたまま、どんどん展開していくストーリに、私はTom Clancyの最高傑作というレッテルを貼りたいと思います。
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今や伝説となっているClarkというエージェントの若き頃の話です。単なるアクションものではなく、殺人マシーンのようにしか思えないClarkに、このように実に人間... 続きを読む
投稿日: 2003/4/17 投稿者: Caxton

5つ星のうち 5.0 この本を読み血の沸き立たない男は、決して男とは言えない。
この本に関しては、余計な美辞麗句を並べるよりも、ただ一言「読め」と言わせてもらいたい。
余りに悲劇的な運命を突然、しかも重ねて背負い込むこととなった一人の... 続きを読む
投稿日: 2002/4/18 投稿者: 鹿野潤

5つ星のうち 5.0 シリーズの出発点
ライアン・シリーズで活躍するクラークのデビュー作。若くして不運に見舞われたケリーは、くじけることなく、むしろ復讐の鬼となって悪の根源を断つ決意を固める。法律は守... 続きを読む
投稿日: 2002/2/8 投稿者: 島田

5つ星のうち 4.0 新しいヒーローの登場
クランシーが育ててきたヒーローライアンが大統領になってしまい、今度は別口のヒーローの登場である。
今回はタフな元海兵隊シールのメンバーの過去が描かれる。<... 続きを読む
投稿日: 2001/10/13

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