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大聖堂〈上〉 (新潮文庫)
 
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大聖堂〈上〉 (新潮文庫) (文庫)

ケン フォレット (著), 矢野 浩三郎 (翻訳), ケン フォレット (著), Ken Follett (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

12世紀のイングランド。いつか大聖堂を建てることを夢見る建築職人トム・ビルダーは、職を求めて放浪の日々を送っている。そのころ、かつての大修道院キングズブリッジは衰退し、その大聖堂も大掛かりな修復を必要としていた。折しも教会を軽視してきた国王が逝去し、イングランドに内乱の危機が迫る。―壮麗なる大聖堂の建立をめぐり、数多の人びとが織りなす波瀾万丈の物語。

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5つ星のうち 4.0 波乱万丈のストーリー, 2004/10/18
偉大な大聖堂建設に秘められた、権謀術数の数々・・・中世のイングランドを舞台に繰り広げられる、波乱万丈のストーリーです。
建築職人の熱情、司祭の修道院運営、騎士の恋、国王の権力争いなどが絡まりあい、もつれあって壮大なドラマになっていきます。
登場人物一人一人も個性的で飽きさせません。

旅行してただ見ているだけのヨーロッパの教会は大きくて静かで、
そこに働いた人々の気配すら感じることはできませんが、
本の中からそれを建てるということの大きな歴史のドラマを垣間見ることができる作品です。

とても面白くて、3巻もありますがあっという間によめました。

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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 聖トマス・ベケットの暗殺に注目, 2002/8/26
このレビューの引用元: 大聖堂〈下〉 (新潮文庫) (文庫)
最後、ベケットの暗殺場面はイギリス人にとっては最高のクライマックスのようです。かなりすさまじい血なまぐさい暗殺が、伝承どおりに描かれています。

カンタベリー聖堂に現在埋葬されているベケットの骨の真偽については、イギリスで論争が何回も蒸し返されています。自説を証明するため、聖堂に忍びこみ墓をあばこうとして捕まった者までいるそうです。

興味のある方は、John Butler "The Quest of Becket's Bones"が面白いので、読んでみてください。

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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 物語らしい物語, 2003/11/13
 ファンタジー小説というものを僕はおよそ読んだことがないが、「剣」と「魔法」の物語とはよく聞く話。ファンタジーのこの二大要素のうち、本作に「魔法」は登場しない。その意味で、これは純粋なるファンタジー小説ではないが、12世紀の中世イングランドを舞台に、随所に「剣」が活躍する物語の展開には、ある種、ファンタジックな味わいを感じる。

 一方、当時の実在の人物や事件を背景として物語が進行する点、歴史小説の側面をも有しているが、物語の中心は完全なるフィクションであり、その意味では、日本の時代小説に類するものとも言えるかもしれない。

 仕事を失い、放浪する建築職人のトム・ビルダーとその家族。伯爵家の令嬢として何不自由なく生まれ育ったアリエナ。大いなる野心を持った修道僧フィリップ。彼らを中心に、キングスブリッジという架空の村の小さな聖堂が、焼かれ、再建され、また破壊され、やがて国内随一の大聖堂として完成する過程を背景に、三十年余の長きにわたって展開する壮大な物語である。

 実は僕が上・中・下巻から成るこの小説を読み始めたのはおよそ1年半ほど前のことだった。トムがフィリップに焼失した聖堂の再建を依頼され、アリエナの父が伯爵としての地位を追われて投獄され、アリエナがかつて求婚を拒絶した悪辣な貴族ウィリアムのために言語に絶した苦汁を嘗めさせられるところで上巻が終わるのだが、僕はここまで読んだところで何故か放置してしまった。内容が面白くなかったわけではなく、たぶん各巻600ページ前後という長さがなんとなく心を倦ませてしまったためだろう。最近になって久しぶりに手にとって読みはじめたが、これほど面白い小説をなぜ1年半もほっぽらかしておいたのだろうと後悔した。それほど面白い物語だった。

 大部の物語によくありがちなように、部分的に内容が大味になるところがあるが、目に余るほどではない。教科書にもあまり出て来ない中世イングランドの歴史をたどることが出来るのもいかにも興味深い。
 秋の夜長には最適の一冊、かも。

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