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ロリータ (新潮文庫)
 
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ロリータ (新潮文庫) (文庫)

ウラジーミル ナボコフ (著), Vladimir Nabokov (原著), 若島 正 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。…」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ナボコフ,ウラジーミル
1899‐1977。帝政ロシア時代のサンクト・ペテルブルグに生まれる。父親は政治家。ロシア革命で祖国を離れ、ベルリン、パリでの亡命生活を経て、1940年にアメリカに渡り、英語でも創作活動を始める。晩年はスイスのモントルーの高級ホテルで暮らした。ロシア・アメリカ文学史上に屹立する異形の大作家

若島 正
1952年京都市生れ。京都大学大学院文学研究科教授。『乱視読者の帰還』で本格ミステリ大賞、『乱視読者の英米短篇講義』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 ナボコフ研究者としての覚書, 2008/3/29
 大久保康雄氏のものと並べながら読んだ。若島氏の翻訳の動機からいって、そうした読み方が要求されているからだ。
 本書はロリータを読むための本というよりは、若島氏のナボコフの文章を研究するための作品であり、氏がどうしても書き残しておきたかったものと思われる。ナボコフ研究者としてという立場が強いので、一般向け読者サービスはほとんどない。少ないながらの注釈は自分のノートということ。
「不味いポテトチップス」(大久保訳)を「おいしいポテトチップス」と直訳する確信犯。また、「ツインベッドに架かっている画は一卵性双生児だった」(若島訳)とは大久保訳では「ツインベッドにはそれぞれ同じ画が架かっていた」となる。
 同氏のガイド誌「乱視読者の新冒険」で新翻訳の強烈な予告編を見せられ、読み始めた。文句があるなら英文で読めって?いや、ご勘弁。
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5つ星のうち 5.0 欲望は愛に, 2007/7/11
「ロリコン」の語源になった小説「ロリータ」、映画を2作とも観て小説も読みたいと思っていたときに偶然見つけて購入しました。映画ではよくわからなかった部分がよく分かってよかったです。62年のロリータのイメージが強かったので初めに読んだときは映画との違いに少し驚いてしまいました。言葉遊びや当時の様子などを日本語に訳すのは大変かと思いますが、かなり上手くアレンジされていて面白いです。最後のハンバートの言葉は泣けます・・・もし、今ロリータが生きていたらもうおばあさんですね。
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5つ星のうち 4.0 ニンフェットの悲劇, 2007/8/3
言葉だけは ずっと以前から知っていた『ロリータ』。
偏見というか誤解というか、そういうものがあって
今まで読もうとも思わなかったのですが
新訳の文庫本の表紙に惹かれて買って読んでみました。

男の運命を狂わせる魔性の美少女という設定で描かれる第一部は
大人のハンバートがロリータの魅力に翻弄されるのが滑稽で面白いです。
ハンバートの言動に情けなくなったり失笑したり。
でも、だんだん物語が進むにつれて、ハンバートがおぞましくなってきます。
男は はすっぱで早熟なロリータに魅了されて自分の運命を狂わされたと思っているけれど
被害者は勿論ロリータの方です。
ハンバートの一人称で語られるので、ともすればロリータの悲劇は読み過ごしてしまうけれど
偶然、少女偏愛の(しかも初恋の呪縛をひきずっている厄介な)
変質者に見初められたばかりに、運命を狂わされるロリータ。
相手も自分の人生も壊してしまうのが魔性の少女=ニンフェットの宿命なのでしょうか…。
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