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白痴 (上巻) (新潮文庫)
 
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白痴 (上巻) (新潮文庫) (文庫)

ドストエフスキー (著), 木村 浩 (翻訳)
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5つ星のうち 5.0 「これはダイヤモンドだ!」(L.トルストイ), 2001/5/25
「あの人は良い人だ。だから、私はあの人が好きなんだ。」

あなたは、他の誰かさんについて、こんな風に思ったことがありますか? もしそうなら、この主人公、ムイシュキン公爵のこともきっと同じように、いや、もしかしたら、その誰かさん以上に好きになるかもしれません。「世界をひっくり返すほどの」美貌と、恐ろしいほど深く傷ついた心をあわせ持つヒロイン、ナスターシャも、公爵に「生れてはじめてほんとの人間を見ました」と告白します...

極端な話ですが、たとえ『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』がこの世に存在しなくても、ドストエフスキーは、「無条件に美しい人」を描こうとしたこの長編だけで、世界文学史に第一級の天才としてその名を輝かせていたでしょう。超・善人の主人公を中心に、一癖も二癖もある表情豊かな美女達と、彼女たちにすっかり目が眩んだ男達がおりなす、波瀾万丈のラブ・ストーリー。いわく言い難いとぼけた味の脇役達も、それぞれ個性的なやり方で盛り上げてくれます。一体、最後は、どうなるのか? ワクワク、ドキドキして、一度読み出したら途中でやめられない、エンターテインメントとしても素晴らしい作品。それでいて、読者が忘れかけていた、人生にとって大事な何かを、じわぁっと温かく思い出させてくれる力を持った不思議な本です。

あの黒澤明監督が、どうしてもどうしても映画にしたかった、という、この人の心の美しさの極限世界に、あなたも一度どっぷりと漬かってみては如何ですか?

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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ドストエフスキニーに圧巻!, 2005/2/5
By 甲山筆夫 (神奈川県小田原市) - レビューをすべて見る
とても悲しいお話です。公爵は本当に白痴であったのしょうか?

おりしも19世紀、科学の進歩・社会の変容・宗教のあり方は、…。いずれも大きな曲がり角であったことは、言うまでもない。しかし、急変するそれら諸要素を、じっくりと人間の生活に溶かし込めたのでしょうか?あるいは、熟成させるべく器を、こしらえられることが出来たのしょうか?
著者は当時を時代背景とし、未来の人類を憂い、この著作を書き上げたと思う。在りし日の公爵は、天から舞い降りたキリストと思えてならない。

確立した正義を信じ、行動を実践する。この様は現実社会においては、些か滑稽に他ならない。喜劇であるが、行動様式はまさにドン・キホーテさながらである。悲劇にの中の公爵、喜劇の中のドン・キホーテ、いずれも、世知に長けた者が忘れがちな、人類の思想的豊かさ欠如に、警鐘を鳴らしていると感じる。そこに、時を越えた素晴らしさの裏打ちがあるのでしょう。

この長い小説の大方は、ナスターシャ=フィルボビナの亡骸の前にした朋友ロゴージンと公爵の末期の一幕のために書かれたのであろう。とても悲しい作品を描きつつ、人間に美しさを描くことに挑戦したドストエフスキニーに圧巻です。私は、公爵を「白痴」と思えませんでした。

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44 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ドストエフスキーは好きです, 2005/8/11
By カスタマー
面白いのだけれども、読んでいると「これは誰の名前だ?」とわかんなくなってしまう。
ロシア人の名前は「本人の名前」「父の名前」「姓」によって成り立っているらしく、主人公はレフ・ニコラエヴィチ・ムイシュキンという名前です。
これがムイシュキンと呼ばれることもあればレフ・ニコラエヴィチと呼ばれもします。
さらに登場人物によっては愛称、卑称も加わりますのできちんと名前と人物を結びつけておかないと混乱してしまいます。
最初にフルネームがでてきたらとりあえずそれをメモしながら読んだほうがいいかと思います。
本の内容はとても満足できました。
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5つ星のうち 5.0 初ドストエフスキーでREVIEWを書くのもおこがましいのですが、、、
どんな小説でもそうかもしれませんが、この名作「白痴」も、実際に起こった事象だけを並べると単純で、痴情のもつれによって結果的に殺人事件が起こっただけ、ということに... 続きを読む
投稿日: 2006/4/26 投稿者: ルートx

5つ星のうち 5.0 胸に迫る。
私も心の病を抱えている。再発を防ぐにはストレスを極力避けて静かに暮らすしかない。だからムイシュキン公爵が人々の中でこわれていくさまが痛いほどわかるのだ。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/13 投稿者: 彩雲

5つ星のうち 5.0 ふたつの問題提起
 読むべきか読まないべきか、という簡単な質問に対しては「読むべきだ」で衆目一致するだろう。問題はその後である。
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投稿日: 2005/10/10 投稿者: daepodong

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投稿日: 2005/5/6 投稿者: 理系の文系

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投稿日: 2004/10/17 投稿者: みだれ足

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