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鎖〈上〉 (新潮文庫)
 
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鎖〈上〉 (新潮文庫) (文庫)

by 乃南 アサ (著)
4.5 out of 5 stars  See all reviews (14 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

東京都下、武蔵村山市で占い師夫婦と信者が惨殺された。音道貴子は警視庁の星野とコンビを組み、捜査にあたる。ところが、この星野はエリート意識の強い、鼻持ちならぬ刑事で、貴子と常に衝突。とうとう二人は別々で捜査する険悪な事態に。占い師には架空名義で多額の預金をしていた疑いが浮上、貴子は銀行関係者を調べ始める。が、ある退職者の家で意識を失い、何者かに連れ去られる。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

乃南 アサ
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。巧みな心理描写が高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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7 of 8 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 星野と滝沢の対比, 2004/1/25
 乃南アサ自体読むのはやや久しぶりだったのだが、音道貴子シリーズは素直に面白いなあ、うん。

 占い師夫妻とその客が殺され、貴子は星野刑事と事件を探る。しかし星野とはミスマッチになり、そのうち単独行動をすることに。そのうちたどり着いた先には死体が。そしてそれを見た貴子は眠らされ、目が覚めた時は以前会ったことのある被害者の下に監禁されていた。

 前半は星野に対しての貴子の描写が殆ど。星野という人物のイメージを作ると共に、貴子にとっていやな存在かがそのままに綴られている。刑事は2人1組が決まっているから運が悪いとしか言えないのだが、行動したくない理由が読者にも分かってしまうのはなんとも言えない。嫌な男だ。

 前作に当たるのだろうか「凍える牙」では、これもやや敵対していた滝沢が、今回は貴子の肩を持っている。この小説の中で星野と滝沢の対比が上手に書けているし、追う滝沢と貴子の二元設定にすることで、それが更に濃くなっている。比べるのはよくないかもしれないが、星野に比べて断然滝沢はいいやつだ。

 監禁されている貴子の心理描写も細かすぎるから恐いんだよな。状況と心理状態と。全てが克明に書かれているから感情移入しやすいのだが、サスペンス臭漂いまくりという感じだろうか。目覚めた時の「これじゃあ、昔の奴隷じゃないか」というのは強烈。「鎖」というタイトルの意味もそこにでてくる。それに、そのあとの冷静さは女性の理想像を書いているんだろうな。

 本作は貴子の恋人も登場する。しかし、刑事という職業柄逢えない時期が多いし、予定狂わせも多い職業。男はよほどじゃないと付き合えない。しかし、電話で会話するだけでも貴子にとっては大きな支えとなっている。そういう心が広くて、同じ人をずっと愛せる人になれるだろうか。などと思ってみた。

 読むのであれば前作からをお薦めする。「花散る頃の殺人」は読んでいないので関連性は分からないが、滝沢の人間性を踏まえておく為にも、「凍える牙」は必須だ。

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7 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars さすが, 2003/12/20
By A Customer
個人的に文庫が好きなので、発売を楽しみにしていました。
音道刑事シリーズ「凍える牙」「花散る頃の殺人」の続編ということで
もう読む前からドキドキでした。
乃南作品は心理描写や人物設定がとても細かく、男社会の警察で苦労を
味わいながらも同じ女性から見ても魅力的な音道刑事や、典型的な古株の

おやじ刑事だけどどこか憎めない滝沢刑事などの人物像が容易に想像
することが出来ます。(以前BSでドラマ化された時の天海祐希さんや
大地康雄さんの顔もちらちら浮かびますが・・)
また男性作家とは違いバリバリのハードボイルドや過剰な男臭さ
みたいなものがないように思います。
もちろんストーリーにはグングン引き込まれてしまい

特に下巻クライマックスの滝沢刑事の行動には、
思わず涙ぐんでしまいました。
個人的にはやはりストーリを楽しむ為にも前2作を読んでから、今作を
読んだほうが更に楽しめると思います。
この作品はP・コーンウェル著の「検死官スカーペッタ」シリーズのように、ずっと続けていって欲しいと思います。

(検死官シリーズの刑事ピート・マリーノと滝沢刑事もちょっとダブってしまいます)

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6 of 7 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars とにかく面白い!, 2005/5/14
By ゆこりん (北海道) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
「凍える牙」では颯爽とバイクに乗っていた音道貴子。しかしこの作品では、彼女は犯人に拉致され、常に命の危険にさらされている。鎖にとらわれ身動きできないのは、何も体だけではない。犯人の中にいた中田加恵子は、心に鎖を巻きつけていた。貴子はこの鎖をほどくことが、事件解決の糸口になると確信する。加恵子が貴子を信頼したとき、この心の鎖は解ける。そして、貴子も仲間を信頼していたからこそ極限の状況の中、耐えることが出来た。救出劇は感動的でさえあった。それにしても、星野は最後までいやなヤツだった。
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5.0 out of 5 stars リアルな質感が高い作品
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Published 20 months ago by sprout

4.0 out of 5 stars 頑張れ!音道刑事!
乃南アサさんの作品の中でも大好きな音道刑事シリーズ。
今回も、またまたのめり込んでしまいました。... 続きを読む
Published on 2007/2/18 by snoopy3号

5.0 out of 5 stars ハラハラ、どきどき
... 続きを読む
Published on 2006/12/1 by かほひめ

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Published on 2004/8/25 by たこやき21

5.0 out of 5 stars 共感できる。
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Published on 2004/8/21 by hiromi_n

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4.0 out of 5 stars 頑張れ!音道刑事!
乃南アサさんの作品の中でも大好きな音道刑事シリーズ。
今回も、またまたのめり込んでしまいました。
いつも女嫌いの自分よりもずっと年上の年輩刑事とコン... 続きを読む
Published on 2004/4/3 by とも子

5.0 out of 5 stars すごい!
相変わらず、乃南アサの心理描写はすごいの一言である。私は、男ですが、女性(音道刑事)の気持ちになって入り込んでしまいました。男社会の警察で女性は苦労してるんだと... 続きを読む
Published on 2004/1/24 by haem

4.0 out of 5 stars 読者の心をつかむ小説??
熱中して最後まで一気に読んでしまいました。
しかし、全体の話の流れがあまり変化やトリックなどがなく読んでいて
途中で中だるみのような感じは受けました... 続きを読む
Published on 2003/12/19

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