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舌の記憶 (新潮文庫)
 
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舌の記憶 (新潮文庫) (文庫)

筒井 ともみ (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

夏の陽ざしが退き始めた夕暮れに食べる白玉の、懐かしいような喉ごしの感触がいとしかった―。昭和三十年代、世田谷。俳優の伯母と伯父、儚げな母。風変わりな家庭で育った私は、病弱でも不思議に大人びた少女だった。あの頃の胸疼かせる思い出のよすがは、口にした食べものの味と香り。春の雛膳、秋のお稲荷さん、冬のおでん。季節の匂いが連れてくる追憶に満ちた自伝的エッセイ。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

筒井 ともみ
東京生れ。成城大学卒業後、スタジオミュージシャンを経て、脚本家となる。テレビドラマ「響子」「小石川の家」で向田邦子賞を受賞。映画も多数手がけ、「それから」と「失楽園」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「阿修羅のごとく」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。「ベロニカは死ぬことにした」では、脚本のほかプロデューサーもつとめた。また作家としては、小説『食べる女』『続・食べる女』などの作品がある。幅広い分野で精力的な創作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/07)
  • ISBN-10: 4101311323
  • ISBN-13: 978-4101311326
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 419,629位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 幸福と隣り合わせの, 2008/6/21
By 志村真幸 - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 2000年にスイッチ・パブリッシングから出た単行本の文庫化。
 著者は脚本家。先に短編小説集『食べる女』(新潮文庫,2007年)が出ているが、合わせて読むと面白いかも知れない。
 本書は、著者自身の幼少期の思い出を語ったエッセイ。食べ物を導入に使い、家族の記憶が語られていく。「私小説」的な味わい濃厚な本であり、ああいうベタベタした世界に耐えられない人は受け付けないだろう。また、食べ物エッセイを求めている人には不向き。
 幼少期の著者は、母、伯母、伯父と暮らしていた。それぞれ癖のある人たちで、食べ物の好みもうるさいくせに、決して料理が上手とは言えない。やがて、著者が家庭の中で料理担当となっていく。おじや、おはぎ、おでん。どれもに思い出が詰まっており、いまでも口にするたびに記憶があふれ出してくる。
 ユーモアもあり、なかなか面白い一冊であった。
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