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春燈 (新潮文庫)
 
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春燈 (新潮文庫) (文庫)

宮尾 登美子 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

土佐の高知で芸妓娼妓紹介業を営む家に生まれ育ち、複雑な家庭事情のもと、多感な少女期を送る綾子。育ての母喜和と、実父岩伍の離縁という破局の中にあって、若くみずみずしい心は激しく葛藤し、やがて束の間の淡い青春を迎える…。両親の側から生家の事情を克明に描いた名作『櫂』と、戦時下の満州での苦難の結婚生活に焦点を当てた『朱夏』を架橋する、著者渾身の自伝小説。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮尾 登美子
1926(大正15)年、高知市生れ。17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て’46(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した’62年の「連」で女流新人賞。上京後、九年余を費し’72年に上梓した「櫂」が太宰治賞、’78年の『一絃の琴』により直木賞受賞。他の作品に『序の舞』(’82年刊、吉川英治文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 まずはこの作品から。, 2008/2/11
宮尾登美子の『綾子』物語は多数あるけれど、まずはこの作品から読むことを
おすすめしたいです。綾子満6歳から、高女を出て臨時教員になり未来の夫に
出会うまでを書いています。それでも読むことを続けてしまう文章力があり、
まずこの作品を読んで、母・喜和の『櫂』を。綾子苦難の『朱夏』、
帰国後を描いた『仁淀川』、そして父・岩五の『覚書き』と読んでいくと
だんだん綾子を好きになっていく自分がいました。

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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 春燈(宮尾 登美子), 2002/5/12
By カスタマー
親の使用人は自分の使用人と思い、一緒に生活をしていながらも見下す態度で自分の存在を高く見せている事に意地になっている事に気が着かない少女時代の主人公。

主人公が親の恩恵を受けたが故にまわりの人間チヤホヤさてれいたか気がつき羞恥心に苛まれる記述が最後までない事に少々疑問を感じていた。しかし「あとがき」を読み、この自伝的小説を出すにあたり、いかに作者が恐怖心を決意でかき消しながら出版にこぎ着けた事が分かり安堵感を感じた。

親の使用人を自分の使用人と思い、わがまま放題に彼等と接する過去を持ち、そして人のもとで働くようになった今、「彼等にとって、なんと言う憎たらしい子供だったろう?」と過去を振り返りなんとも言えない羞恥心を抱いてしまう。それは、私も作者と似たような境遇で育ったから。消せない過去にあらためて心痛めながら読破した。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 試練の季節?!, 2005/1/6
By カスタマー
落ちた高女の制服を真似て、制服に筋を入れて”第一高女ごっこ”をする場面なんか、本人は無邪気にやっているだけだろが、綾子のいやらしさが伝わってきてよかったと思う。綾子の自由気ままな振る舞いの描写と、3回それぞれ受験を振り返る心象の描写が非常に興味深い。作者は綾子のわがままをガツンと打ち付ける父や先生や異母弟妹による(あるいは家業による)残酷な出来事を繰り返し描写するのに、綾子本人は依然として本質的に自分の中に思う自由な振る舞いを続ける『ちぐはぐさ』が痛々しい。
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投稿日: 9か月前 投稿者: せいざん

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