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太陽の塔 (新潮文庫)
 
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太陽の塔 (新潮文庫) (文庫)

by 森見 登美彦 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

森見 登美彦
1979(昭和54)年、奈良県生れ。京都大学農学部大学院修士課程修了。『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 文庫: 237 pages
  • Publisher: 新潮社 (2006/05)
  • ISBN-10: 4101290512
  • ISBN-13: 978-4101290515
  • Release Date: 2006/05
  • Product Dimensions: 5.9 x 4.2 x 0.5 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (74 customer reviews)
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18 of 20 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 疲れない(飽きない)程度に分割して読むと、おもしろい部分が見える、かもしれないです。, 2008/8/17
初めて森見登美彦の本を読み、文学的な文章というよりもこれはおたく的な文章だなと思いました。ひたすら濃く、くどい。
話が掴みづらい上に文章は濃くどうにも疲れるので、途中からつらつらと流し読みました。
結局息切れ切れになりながらも最後まで読みきりましたが、内容をあまり覚えていないのに妙な感覚だけが残るという変な作品でした。
先日、数ヶ月前のその感覚を不意に思い出し、この話の何がひっかかったのか解明すべくじっくりと読み返してみました。
結論として、私には二度読みがちょうどよかったです。
私の疲れで見落としてしまっていた全体のお話や随所にちりばめられているシーンがとてもよく、危うく知らないままにするところでした。
変な言い方しかできないですが、森見登見彦は感覚を外側から表現するのがうまいなと思いました。
嫌々読んだはずなのに二度読みさせられた私の完敗です。
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50 of 61 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 男汁たっぷりの部屋で語り合った経験のある人に贈りたい, 2007/1/23
By たかちん (埼玉県) - See all my reviews
学歴コンプレックスの連中が京大だからと批判し京大卒の馬鹿どもが周辺地理を面白がる。この作品はそれだけの価値しかないのか?否、この作品は、日本語を愛し、もてないで悶々と過ごした青春時代をもち、自分というものの価値を信じているすべての男性のための切ない物語だ。そして、私はそう読めなかった人たちがうらやましくてならない。おそらく、男臭さむんむんとする部屋で友人と語り続けてた経験もなく成長されたのだろうと思うからだ。しかし、この作品はそういう人たちに読まれるべき作品ではない。女性にもスポーツにも縁がない学生時代を持つ(生きる)人にこそ読まれるべき作品なのだ。
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9 of 11 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 痛快, 2008/8/20
 第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。
 理屈っぽく偏屈な男子大学生が元カノへの未練をジレンマにモンモンとした毎日を過ごす、という日常生活を面白おかしく、どこか切ないモノローグで綴った作品。
 ・・・という、ありふれた紹介では収まらないほどに、異常な描写と思考が連続する痛快極まりない内容だった(笑)

 読み始めた当初、これは精神異常者を題材にしたストーカー小説かな?と思った。でも違った。
 確かに、異常すぎるほど豊かに展開される主人公の妄想と思考は変質者まっしぐらなのかもしれないが、そこには一般的な風潮や文化を否定したがる「哲」学生特有の青臭さと、意地が垣間見られる。
 一般的なもの・・・それは特に男女の色恋についてだ。主人公は(そして彼のかけがえない友人達は)自分がそんなものに現を抜かすような俗深き人間ではない、と主張し続ける。俺は孤高だ、俺が答えだと叫び続ける。(無論心の中で)

 一般的な道楽を正常とするなら、彼らは異常な存在だ。けれど異常な自分を肯定し続けることが彼らにとって正常なことであり、俗にまみれることが逆に異常なことなのだ。異常=異界に身をおく彼らにとっては、むしろ現実こそ異世界である。しかし、どうしても元カノである水尾さんが忘れられない主人公は、その境界線が実は真実ではないことに、うすうすと感づいている。もっと言ってしまえば答えは分かっているのだ。でもそれを認めたくないからこそ、彼はさらに異常な所業を、とひたむきに頑張るのである。

 読者を異常な妄想譚で欺き弄び、お腹いっぱいになるまでシュールな笑いを提供してくれる本作品だが、主人公の意識にひっそり隠れている健気で臆病な想いに気づいた時、この小説は夏の青空ばりの清清しさを心に残してくれるはずだ。
 失恋している人もそうでない人も、ぜひ読んでみて欲しい。
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3.0 out of 5 stars うなりをあげる妄想小説
「夜は短し歩けよ乙女」の作者、森見登美彦のデビュー作。舞台はやはり京都、主人公も同じく京大生(但し休学中)。豊富な語彙を駆使した饒舌な文体の、これはプロトタイプ... 続きを読む
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