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国銅〈上〉 (新潮文庫)
 
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国銅〈上〉 (新潮文庫) (文庫)

帚木 蓬生 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。都に献上する銅をつくるため、若き国人は懸命に働いた。優しき相棒、黒虫。情熱的な僧、景信。忘れられぬ出会いがあった。そしてあの日、青年は奈良へ旅立った。大仏の造営の命を受けて。生きて帰れるかは神仏のみが知る。そんな時代だ。天平の世に生きる男と女を、作家・帚木蓬生が熱き想いで刻みつけた、大河ロマン。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

帚木 蓬生
1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退識して九州大学医学部に学び、現在は精神科医。’79年に『白い夏の墓標』を発表、サスペンスの舞台を海外に据えた物語は直木賞候補となった。’93(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、’97年『逃亡』で柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 静かに、静かに物語りは進む。 , 2006/7/31
石を切り出し、溶かして、棹銅をつくる。それを都に献上するが、どう使われるかは わからない。
そんな作業を繰り返す毎日の中で 仲間や友人と触れ合い、兄や友人との死別を経験しながら 青年・国人 は成長していく。
ある日、都の大仏造立に向かう。当時の旅は、生きて都に行き着けるか、ましてや帰れるかもわからない。そんな不安を胸に
仲間と旅立つ。旅の途中で仲間を失う。そんな旅の様子が 淡々と語られていく。

この物語に英雄はでてこない。
自分の運命や役割をしっかりと受け止めて 黙々とできることをやりながら成長していく青年の姿があるだけ。
静かに、静かに物語りは進む。 
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 食べ物・健康・文化のありがたさを実感させてくれる作品, 2006/6/29
苦役の中で人として生きていくために、「人との出会い」がいかに大切なものであるか、「人の生きがい」とは何か・・・多くの出会いと別れを描きながら、物語は「自然」に流れてゆく。大仏造りの材料となる「銅」はどのようにつくられるか?大仏はどのように造られるのか?奈良時代の「旅」とは?人々の「食べ物」とは?薬草とは?病気とは?障害とは?・・・時代考証というおおげさな言葉は必要ないが、当時の人々の生きる姿がありのままに描かれており、興味をそそられる。まもなく平城京遷都1300年を迎えるが、この物語をヒントに「奈良時代の健康と食」などという歴史体験ツアーが企画されることを期待したい。
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5つ星のうち 5.0 いつかまた大仏を見に行きます, 2009/11/16
私にとっては小学校の修学旅行で1度見たことがあるだけの奈良の大仏にこんな背景があったのだと初めて知りました。当然まだ機械化されているわけではなく、何もかも人手で行われたものであり、大仏は当時の人々の信仰と命の結晶のようなものです。

それと同時に人の小さな力でもこつこつ続ければ5年10年のうちには大きな仕事がなしとげられるということも分かりました。長門の壁の大仏も実在するのなら見に行きたいと思います。

この著者の作品の中でも私の一番好きなものになりました。
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投稿日: 1か月前 投稿者: 河童の川流れ

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