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ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫) (文庫)

塩野 七生 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「帝政」の名を口にせず、しかし着実に帝政をローマに浸透させていくアウグストゥス。彼の頭にあったのは、広大な版図に平和をもたらすためのリーダーシップの確立だった。市民や元老院からの支持を背景に、アウグストゥスは綱紀粛正や軍事力の再編成などに次次と取り組む。アグリッパ、マエケナスという腹心にも恵まれ、以後約200年もの間続く「パクス・ロマーナ」の枠組みが形作られていくのであった。

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5つ星のうち 5.0 着実な成果の積み重ねがもたらした平和(パクス), 2005/1/20
By ぷりうす (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
カエサルが為し得なかった改革を、若い頃に後継者に指名され長寿に恵まれたアウグストゥスが実現していきます。

改革にとって、一貫した政策と着実な実行というものがいかに大切かが分かります。親の代では抵抗が大きかった改革が子の代では問題なく受け入れられる。そうした時代の空気を作っていくことが、カエサルと違い、時間を味方につけたアウグストゥスが為し得たことなのではないでしょうか。

現代の政治家(アメリカでも日本でも)は、このような時間は許されていないことから、なかなか本質的で抜本的な改革はやりづらいと思います。批判されることも多い帝政ですが、無私で賢明な君主がそれを行う場合には他の政治形態よりも社会にとって有益なこともあると思わせます。(無能な人の独裁となると最悪ですが)

軍事力と予算の関係の適正化など、アウグストゥスが為した地味ですが重要な改革の数々。そして慎重の上に慎重を重ねる実現過程。その上に、パクス・ロマーナは実現できたということが実感できます。

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5つ星のうち 3.0 アウグストゥスの改革と血へのこだわり, 2008/5/10
本書の大半が、最高権力者の地位と権力を手に入れたアウグストゥスによる改革、とりわけ軍政や税制などの内政改革についての記述となっています。塩野氏が言うとおり、アウグストゥスの改革は慎重かつ巧妙に行われたために、帝政アレルギーをもつ元老院派とのせめぎあいなどが描かれる訳でもなく、正直、退屈に感じられる内容でした。
それでも後半は、アウグストゥスを永年支えてきたアグリッパ、マエケナスの死、有能な後継者ティベリウスと親友アグリッパの子でもある孫への愛情をめぐる血統に対するこだわりなど、アウグストゥスの人間らしさが少しずつにじみ出てきます。アウグストゥスの生涯を、単なる帝政を樹立した歴史ものという視点だけでなく、ヒューマンドラマとしても続きを読みたくなる内容になっています。
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5つ星のうち 5.0 天才と秀才, 2007/11/11
By くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
 カエサルの大活躍には 塩野七生も躍動感と熱狂を持って語った。まるで 彼女自身が歌い踊っているかのような。これは 塩野が カエサルに恋をしているからである。恋する男性に対して歌を歌う姿も ある意味で すがすがしい。

 一方 アウグストゥスの時代となると 塩野もまた きちんと座り 語り口も冷静になる。まるで 特に事件も無かったニュースのように。

 但し そんな「ニュース」を作らず 静かに物事を進めたのがアウグストゥスだったのだと思う。塩野は 彼の用意周到さを じっくり書き出している。本巻の静かな雰囲気は アウグストゥスと塩野自身の共同作業の結果なのだと思う。

 僕は思うのだが カエサルよりアウグストゥスの方が参考になる。カエサルは天才であっただけに これを真似することは不可能だ。一方 アウグストゥスは努力する秀才である。これは真似する価値があるのだと思う。

 本巻ではアウグストゥスが 共和制という幻想を掲げながら帝政を引いていく姿を描いている。これは 組織論として読んでも 無類の面白さだ。塩野自身も そういう読み方を期待しているのだと思う次第だ。
 
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投稿日: 2005/1/23 投稿者: グラムドリング

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日本史なら司馬遼太郎。
そして世界史に触れたい、とりわけローマ帝国史なら塩野七生が一番だろう。
読めば現在にも通じるものがあると分かるはずである。<... 続きを読む
投稿日: 2004/11/19 投稿者: アキバ魂

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