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ソニーの会長兼CEO、出井伸之による初のエッセイ。ソニーの社内向けホームページ「InterSony」にある著者の個人コーナー「A Point of View」の内容を加筆・修正してまとめたもので、内容はビジネスパーソンへのメッセージから日々の仕事のなかで感じたこと、世界の著名人たちとの交遊録など、多岐にわたっている。特に、ジャック・ウェルチ、ビル・ゲイツ、ピーター・ドラッカーなどとの対話の記録は、トップビジネスの舞台裏を感じさせる内容となっており、若いビジネスパーソンにとっては大きな刺激となる。
本書のタイトルにある「ONとOFF」の意味については、「あとがきにかえて」で出井自身がこう語っている。
「『裏番組』や趣味を持つ人は、ビジネス以外の話も面白く、幅広い視点をもっていますから、会社でも人が寄ってきますし発想力も豊かです。『OFF』での蓄積が、いつの間にか会社の仕事(『ON』の世界)にも環流して、『よい循環』が生み出されてゆく」
ONとOFFを上手に使いこなし、グローバルビジネスを推進していく著者の姿は、ビジネスパーソンに憧れを抱かせると同時に、よい手本になる。(土井英司)
--This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.
日経BP企画
ONとOFF ソニーの社内向けホームページに設けられている著者の個人コーナー「A Point of View」に掲載された文章を基に再構成したエッセイ集。著者にとって、このコーナーは「日記であり、戦略メモ帳であり、毎回寄せられる多数のメールを通じて社員と対話する大切な場所」だという。1998年からの4年間、折に触れて綴った文章には、著者の率直な思いが込められている。
一貫しているのは、変革の時代にソニーが優良企業として勝ち残る道を探ろうとする姿勢だ。米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長ら著名経営者たちとの交流、米ゼネラル・モーターズ(GM)の社外取締役就任など、一つひとつの出来事をきっかけに、ソニーの経営のあり方を見直そうと試みる。
ソニーはブロードバンド(高速大容量)時代にどんなビジネス戦略を描くべきか。技術革新などで起きる「非連続」の変化にどう対応すべきか。社員に危機意識を促しつつ、ソニーのあるべき姿を一緒に探ろうと呼びかける。
プライベートな話題も豊富に出てくる。ワイン好きが高じて軽井沢の別荘にワインセラーを作った話、還暦記念に買った赤いポルシェの話など多彩な趣味の一端も披露している。今や世界的な経営者となった著者の意識や思考、関心事がうかがえて興味深い。
(日経ビジネス 2002/05/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.