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ながい坂 (下巻) (新潮文庫)
 
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ながい坂 (下巻) (新潮文庫) (文庫)

山本 周五郎 (著)
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 人生そのもの, 2006/8/11
By 平和 (西東京市) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
私は今年35歳になります。ちょうどこの本の主人公と同じ年齢層です。受験戦争を勝ち抜くために頑張った中学・高校時代。そして何とか有名私立大学に入学できたとたんにはじけたバブル。就職氷河期のなかやっと会社に入社し、ガムシャラに働いて中堅クラスになったものの、平成不況の影響で新入社員を採用していないため業務量は増えるばかり。たまに何もかも投げ出したくなることがあります。本書の主人公と与えられた環境や境遇は違いますが、何となく私は自分の今までの人生と照らし合わせて同感する部分が多かった気がします。そしてこれは私だけでなく、どの世代でも日本のサラーマン全員に共感できる部分があると思います。本書の最後は長い人生という上り坂の頂上で到着しません。どちらかというとふっと後ろを振り向いたら思いがけず長い上り坂を登ってきたことに気付くといった感じです。そしてこれからももっと長く急な上り坂が目の前に続いています。しかしそれは悲壮感ではなく今までも頑張ってこれたのだから、これからも頑張るぞ!といった希望感に近いものです。人生の中間点的な35歳から40歳の人にとって、この本は何となく勇気を与えられる薬になるのではないでしょうか?
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 後半に疲れ?, 2005/2/8
By パンタロン - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 上巻の疾走感は段々となくなり、主人公の三浦主水正は「善と悪」というものが表裏一体のものであり、どちらが悪いということがいえないことに悩みます。
 これは周五郎の作品ではよく見られることなのですが、「法と掟」などと言われたりもします。答えの出ないことだけに疾走感がなくなってしまってはいますが、後半の佳境からの出来事には爽快感が蘇り、ラストへ続きます。読後感は言うことなしの仕上がりにはなっていますが、やはり煮え切らないことも多い。
 このテーマのおいて、誰もが納得する答えを出すことが不可能だと言うことが強調されているのではないでしょうか?それが作者に多大なる疲労をもたらしたと考えてもいいと思います。
 しかし、この文量の大作をここまでの完成度で仕上げる周五郎の力には舌を巻くばかりです。山本周五郎最高傑作であると僕は思います。
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7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 重い、俺には重すぎる...., 2004/1/28
By すずぱぱ (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
主人公、主水正の言葉です。まさしく、この小説は思いのです。家康の言葉みたいに(人生は重い荷を背負ってながい坂を上るようなもんだべ)劇的な要素も痛快なエピソードも少なく、平侍からある出来事をきっかけに発憤、城代家老まで上り詰める主人公はまれに見る秀才で優秀な実務政治家で剣の達人でもありますが、にもかかわらず全く颯爽としていない。いつもウジウジと悩んでしまう...それが本当だ、と言えばその通りだが、小説としては長く苦しい坂を上ったのに雲がかかってて何も見えませんでした、という感じ。これは善と悪とは表裏一体というサブテーマにも関わるんだろうけど登場人物も、いい面悪い面が入り交じり、すんなり飲み込みづらい。特にななえや阿部家の家族の処遇についてはいただけないものがあった。つるの豹変ぶりも納得いかないし
もしかしたら15年ぐらいしたらおもしろいかも知れない。いまはおコチャマだから....ハーながい坂でした。
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最近のカスタマーレビュー

5つ星のうち 5.0 とても感動しました。
友人から薦められて読みましたが、今の自分の境遇とオーバーラップされて感激しました。
投稿日: 7か月前 投稿者: ネーブル

5つ星のうち 5.0 読みおえて良かった
今まで何度も挫折して読了出来なかっただけに、感慨ひとしおです。主人公の三浦主水正の半生を通して、人の世とは如何なるものか、人情とは如何なるものかを知ることが出来... 続きを読む
投稿日: 2007/2/23 投稿者: ポリ銀

5つ星のうち 4.0 池波正太郎とも、藤沢周平とも違う!
見事に上巻が「起・承」で下巻が「転・結」でした。

主人公の主水正には、いつも重い荷物と孤独の影がつきまとう。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/3 投稿者: 特別代議員

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