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怪人二十面相・伝 (小学館文庫)
 
 

怪人二十面相・伝 (小学館文庫) (文庫)

by 北村 想 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

怪人二十面相の正体は誰か。原作者の江戸川乱歩さえ触れることのなかった永遠の謎を劇作家でもある著者が大胆な想像力と緻密な構成で描く。父が自殺し母も行方不明となった平吉は、孤児院に行くことを拒否して、自らの意志でサーカス団に入門する。そこで平吉の面倒をみることになったのは、あらゆる芸を即座に自分のものにしてしまうサーカスの天才・武井丈吉だった。芸の師匠でもある丈吉を父のように慕う平吉だったが、突然、丈吉はサーカス団から姿を消してしまう。「世間をあっといわせる泥棒になる」という言葉を平吉に残して。話題の映画「K‐20」原作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北村 想
1952年、滋賀県生まれ。名古屋で劇団「彗星’86」を結成し、戯曲を書き始める。84年、『十一人の少年』で第二十八回岸田戯曲賞を受賞、89年、『雪をわたって…第二稿・月のあかるさ』で第二十四回紀伊國屋演劇賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 文庫: 333 pages
  • Publisher: 小学館 (2008/9/5)
  • ISBN-10: 4094083022
  • ISBN-13: 978-4094083026
  • Release Date: 2008/9/5
  • Product Dimensions: 5.9 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.5 out of 5 stars  See all reviews (6 customer reviews)
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10 of 13 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 善悪の逆転, 2008/9/30
By たちくらみ (さいたま) - See all my reviews
 昔読みそこねていて今回はあわてて買いました。期待は裏切られませんでした。
 物語は戦前の重い空気をまとって始まります。まずサーカスという絶好の舞台を背景に、主人公二人の出会いが哀感をもって語られます。その一方が自分だけの舞台を求めて上京した時から、語り口は愉快に軽快に転換します。オリジナルを緩くなぞりながら進む物語に油断していると善悪の逆転という、まさに奇術が待ち受けています。それは、名探偵が披露するロジックを聞いた時の、めまいに似ているかもしれません。探偵小説をこういう形で解釈することができるのだなあ、と感心しました。
 マニアの方たちには人物の解釈など少し不満があるようですが、子供時代普通に楽しんだ私にとっては、手品の種明かしをしてもらったような楽しさがありました。続刊が書店に並ぶのを楽しみにしています。
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15 of 32 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 初めての星1つです, 2008/12/15
By 秀文 "シュウブン" (福島県福島市) - See all my reviews
 星1つしかつけないのは初めてです。以下その理由を説明していきます。普通の小説と考えると、星は3つぐらいでしょう。しかし、これは江戸川乱歩原作のあらすじをなぞっていますよね。当然登場人物も同じです。原作が明智や小林少年の立場からのものだとすると、この小説は二十面相の視点で書かれたものです。同じ話を別の立場から書くということは発想としては面白いと思います。しかし、それをやる以上はそれなりの力量で臨むべきです。もちろん原作は子供向けに書かれたものでもあり、現在の小説水準からすると決して優れたものとはいえません。しかし、当時としては、また、児童向けとしては素晴しい小説でした。その一方で、これは子供向けに書かれたものではないはずです。ターゲットはかつてこのシリーズを読み込んだ大人のはずです。もう皆んないい年なんです。もっと、読者をうならせるような何かがないと、読む価値を見出せません。さらに、私が残念だったのは、明智探偵と小林少年のキャラクターです。私があこがれた明智探偵は、確かに鼻持ちならないキザな人物だったかもしれません。しかし、私利私欲のために正義を曲げるような人物ではなかったはずです。また、あの素直だった小林少年の見苦しい自己顕示欲はどうしたことでしょう。私は子供の頃こんな人物に憧れていたのでしょうか。作者にお聞きしたい。大先輩の名作を仮借しておきながら、そのキャラクターを侮辱することが許されることなのでしょうか、と。(このレビューの内容はPART2も含んだものです。)
 ところで、映画K−20とは、全くストーリーが異なります。これって「原作」といえるのしょうか?なお、映画のほうは面白いです。誤解のないように念のため書き添えます。
<追記>
 ご指摘のとおり、私は作者に想定された読者ではなかったのかもしれません。表現したいことがあるのなら、何も他の作者のキャラクターを拝借しなくとも、自分で創造したらどうなのかと考えたまでです。私にはフリーライドしているように見え、そうしたことが、安直に見えてしました。このような表現方法が、既に一般に承認され、市民権を得ているようなら私の出る幕ではありません。
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2 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 名作でしょうこれは!, 2009/2/5
K−20(星0!)こそ鼻持ちならんと思う原作ファンです。
PART2はともかくこれは名作でしょう。
原作通りにNHKかなんかで連続ドラマやってほしいと
切に願いますね。それだけ肩入れできるいい物語ですよ
これは!
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