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さらばアメリカ (単行本)

大前 研一 (著)
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商品の説明

内容紹介

オバマ政権でもこの国の凋落は止まらない著者初のアメリカ論を緊急出版!

「アメリカは本来、こんな無節操な国ではなかったはずだ。このようなことはアメリカの建国以来、初めてだと思う……」。
世界同時金融危機を招いた経済失政、底の浅いメディア報道、傲慢で乱暴な外交や矛盾だらけの中東政策など、
ブッシュ政権以降のアメリカが抱える“病巣”を指摘。果たして、オバマ大統領がとるべき政策は?
そして、日本の選択は?MIT留学以来、マッキンゼー本社ディレクター、
UCLA教授などを歴任し、これまで実に400回以上も訪米してきた経験を持つ著者が到達した「42年目の結論」とは?


内容(「BOOK」データベースより)

ビッグ3救済から“第2のサブプライム爆弾”、EUとの「通貨戦争」、ロシア・中国の復活…その時、日本の選択は?オバマ政権でもこの国の凋落は止まらない!著者初のアメリカ論。書き下ろし最新刊。

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5つ星のうち 2.0 思慮が浅すぎる, 2009/2/13
正直言って思い切り期待外れだった。
アメリカ外交史やその思想に対する思慮の浅さが目立った。例えばネオコンの分析(誤っている、乃至控えめに言って国際政治学の主流の考え方から大きくかけ離れている)や韓国の反米感情への言及(例として出される事件が古すぎて現状に相関性があるとは思えない)等、本当にきちんと調べて書いているのか疑いたくなるような内容が続き、途中で読むのもバカバカしくなった。

筆者は自分が留学していたという1960年代にはなかった(悪しき)変化が「冷戦終結以降」起こり続けた結果9.11や今の荒んだアメリカがある、としているが、1983年のグレナダ侵攻や89年のハイチ侵攻を例に挙げる等論理に混乱が見られる。正直に言ってどのような理由でどの時代に境界線を引いてアメリカを見ているのかよくわからない。

文中、現在アメリカが国土安全保障のコンセプトによって海外にも攻撃を辞さない姿勢を取っているように書いているが、実際は国土安全保障省はアメリカ国内の施設の保護・防衛等を目的としたもので、海外派遣とは何の関係もない。
また、「つまり、今やアメリカが外国に戦争を仕掛ける時は、すべて内政がらみなのだ。」と筆者は言うが、今まで内政がらみではない戦争があったのだろうか。逆に「外交だけ」の戦争とは一体どのようなものなのだろうか。内政と外交が複雑に絡み合った結果戦争を含めた外交政策が組み立てられるというのは国際政治の常識ではないだろうか。

読者のアメリカ観をよりバイアスのかかったもの、最悪の場合誤ったものにするような記述が見られ、詳細かつ細心の調査をした後に出版するべきであったと思う。国際政治の観点からするととても評価に耐えうるようなレベルではない。
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129 人中、76人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大前研一のアメリカに対する叱咤激励, 2009/2/7
 大前研一の「本気」が伝わってくる素晴らしい本。

 彼がいかにアメリカを愛し、そして何とかして立ち直って
ほしいという思いを、彼の詳細な分析と論理が後押しするこ
とが、読者に「この本と出会えて良かった」という思いを抱
かせる。発売を知ってから今か今かと楽しみにしていたので
一気に読んだ。私は金融危機の行方がどうなるのかという視
点で読んでいたのだが、それを大きく上回る思考の枠組みを
手に入れることができた。

 内容は、前ブッシュ政権時代の8年間に対する痛烈な批判で
ある。これでもかと「アメリカよ、おまえは間違っている」
と突きつけている。大前研一が論理的に詰めたらここまで言
い逃れできないのかという思わせるほどの強烈さを感じる。

ただ、それが著書が30代前半時代に受けたアメリカの大学教
育をはじめとする「古き良き、フェアで懐の広いアメリカ」
に対する愛ゆえの「何やっとんじゃ、お前そんな奴じゃない
だろ」という叱咤激励の意味を大きく含んでいる。それゆえ
に、読者は読んでいて不快感を感じることはない。経済学的
にも、地政学的にも、人材教育的にも、そして地球的にも後
世に語り継がれるべき名著であると思う。

 なぜ、この男が日本のトップじゃないのか、私にはいまだ
にわからない・・・。残念なことは、私の不勉強ゆえに、こ
の本を現在、自分のモノにできていないことだ。自分に対す
る猛省を促すこともやはりまた、名著の条件の一つだろう。
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39 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ならず者国家アメリカ, 2009/2/23
確かにアメリカはブュッシュ政権下の8年のうちに’ならず者’になった。わざわざ他国に出
かけて行って宣戦布告もなしに軍事攻撃し、時には占領してしまう。日本のパールハーバー
アタックをスニークアタックだと非難しておきながら、自分たちもまた宣戦布告なき攻撃を平
気でおこなう。アメリカ人もさすがに前大統領に失望し、バランス感覚が働いて民主党オバマ
大統領が誕生したのではないでしょうか。

私もアメリカに滞在しておりますが、大前氏の言われるようにアメリカ人の懐の深さ、包容力
というのは素晴らしいものだと思います。今も私の知る多くのアメリカ人はフレンドリーで
フェアな精神を持ち、人なっこい人たちです。(とはいえ様々な人種背景、地域性もあり一概
には言えませんが)
アメリカの一番根本的な問題は(社会の最小単位である)家庭の崩壊にあるのではないかとも
思います。

大前氏は比較的偏りなく、物事を見ておられると思います。今のアメリカの現状を客観的に
知るのに参考になる一冊だと思います。

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