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谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔 (武満徹を語る「インタビュー&対談」シリーズ)
 
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谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔 (武満徹を語る「インタビュー&対談」シリーズ) (単行本)

谷川 俊太郎 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

詩人・谷川俊太郎は、20代の初め、作曲家・武満徹と知り合い、その後40年以上にわたり武満の最も親しい友人の一人でした。2002年刊行の『武満徹全集』(全5巻)では、谷川さんに聞き役になっていただき、武満さんと身近に接してこられた方々にインタビューをお願いしました。好評を博したこの連載に新たに3氏を加え、さらに関連する写真、詳しい注を付け単行本化。谷川俊太郎とゲストの8人が、作曲家の“素顔”に迫ります。


内容(「MARC」データベースより)

「武満徹全集」の連載企画に、新たに3氏の対談を加え、さらに関連する写真、詳しい注を付け単行本化。谷川俊太郎とゲストたちが、武満徹の人間像に迫ります。ファンならずとも引き込まれる魅力あふれる対談集。

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5つ星のうち 5.0 武満徹の意外な一面が見えてきます, 2008/8/7
 何度か武満徹さんをコンサートホールでお見かけしたことがあります。
 80年代の終わり頃、あるギタリストの演奏会で100名も入ればいっぱいになるようなホールでした。演奏会終了後、武満さんがとても厳しい表情で会場を出て行かれるのを見かけました。いつも厳しい表情だなと感じたのですが、そのあと、近くの居酒屋に立ち寄ったところ、関係者の方と笑顔でお話をされている姿を見て、それまでの武満さんのイメージが一変しました。
 本書にはそんな武満さんのさまざまな姿が紹介されています。
 坂本龍一さんが若気の至りで武満徹の野外フェスティバルで批判のビラを配ったところ本人が出てきてしまった話。
「ナイト・オン・ザ・プラネット」の音楽を武満徹がつけたけれど、「映画が音楽に負けてしまう」という理由でダビング後に流れてしまった話。
 映画を愛し、巨人の星の漫画を読み、自宅のピアノでジャズを弾いたり、武満さんのさまざまな一面が見えてきます。
 あのタケミツ・トーンが生まれた理由がなんとなくわかった気がします。
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5つ星のうち 4.0 火星人は星へ還ったのか ?, 2008/3/29
この本は、谷川さんのインタビュー形式だけど、どなたとの対話にも、武満さんをはさみ、また通して、馴染みの方が多く、くつろいだ対話が読んでいて伝わる。

谷川さん自身の関心も影響しているとはいえ、武満徹の「人間」に話が及ぶことが多い。
そこに現れるのは、常識的な大人とか、難解な芸術家とか、そういう部類とは異次元な不思議な人間像だ。
「火星人」とか「宇宙人」とか言われたイメージも彷佛させるエピソードなど、日常のなかの武満像もたのしい。
気難しさと無邪気さ、聖と俗を軽々行き来した、それがむしろ愛されてやまない二面性として浮かび上がる。

「いま、いないということがなにか実感されない」という話も,「存在感」というものの多種多様な面を発見させられる。
武満徹とは、根本的に透明感のあった存在、ということでもあるのだろう。

とくに映画監督の恩地さんや、武満さんの娘さんのとの対話には、「人間・武満」の摩訶不思議さが楽しく語られている。
娘さんの、結婚相手として考えては「父のような人はタイプではない」という残酷な率直さが、亡き父、武満徹も微笑んで頷いておられるのではと感じたリ・・、素敵な娘さんです。

対話者の話を聞いていると、以前立花隆さんが、追悼のテレビ番組で、その日、異常なほど饒舌に芸術家武満を語りながら、番組の終りに言葉を詰まらせ嗚咽をこらえた映像を思い出すと、それはやはり人間・武満徹に対する喪失の悲しみだったのだと思われる。
このような、愛され、友情に過不足のない人生は、なんと幸福、というほかない。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ばっはっは, 2006/12/3
武満徹の人間像が、谷川さんの質問のせいか、リラックスして語られるインタビューになっています。この本は武満徹の音楽とは別なものです。ただ、武満徹と接触した人たちの口々から語られる武満徹という人間の素晴らしさが、この本から読み取れる。そして、やがては、武満徹という人間と武満徹の音楽の密接な繋がりというのも感じ取れてしまう(これはナイーブと言えるだろうか?)ことも否定できないでしょう。 武満徹という人への愛情が詰まった本です。

もしかしたら、この本を読んでから、彼の音楽がより自由に楽しめるかもしれないです。
現代音楽=武満徹、そんなお堅い人間はどこにもいなかった。
眠る前の本にどうぞ。
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