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素晴らしい! しかし、中小企業サラリーマンは反面教師として, 2003/1/12
By A Customer
相変わらず素晴らしい!大企業の出世コースやMBAを目指すエリートサラリーマンにとっては。しかし、リストラ組やいつかは独立起業する人、中小企業や弱小ベンチャーの人=経済社会の弱者にはどうか??と思う。大前さんは学歴も経歴も素晴らしく、サラリーマン時代から独立してからも、政治以外では挫折というものがない。そりゃ失敗はあるさと言うだろうが、我々バカな凡人からすれば、まさに絵に描いたような経歴。おそらく、泥臭い飛び込み営業はおろか、マッキンゼー等の経歴では町の中小企業や飲食店なんかのコンサルもやったことないだろう。 経営も仕事の仕方も、そして人生も、戦略には「強者の戦略」=一部の業界トップ大企業エリートと、弱者必勝の戦略=大企業でも1位でない名ばかりの会社、大企業からの落ちこぼれ、無学歴、就職も転職もろくな会社でなく、起業してからもうまくいってない99%の中小零細自営業の人々・・が取る方法は全く違う。 今、そういう弱者・中小企業の間でベストセラーになっている「小さな会社☆儲けのルール」(フォレスト出版)という本がある。大前さんの本に比べたら文章も軽く、ひらがなが多くて、いわゆる本の格では最低レベルだろう。しかし、私はこれに救われた。ここには強者と弱者の違いが明確に書かれていて、かつ、企業事例がもの凄く多く、しかも実名だ。本を読むのに1週間はかかる私が、わずか2時間で一気に読めた。そしてまさに目から鱗が落ち、今年は業績も急回復する予感がする。 私自身、まあまあの高学歴で、ある超大企業に就職したが、サラリーマン生活も転職を繰り返して脱落し、「仕方がない」ので独立をした。当然、昔は大前さんの本を沢山読んだ。わかる、そうだと。しかし、いざ、中小零細企業の立場に立つと、きれい事は言ってられない。というか、どうも全く違うのだ。 「小さな会社・・」の著者の学歴・職歴は大前さんとは全く逆。はっきり言って3流大学(共著で一人の方はまあ有名大学だが、その後の経歴は滅茶苦茶。私とほぼ同じ)で、就職も転職も失敗ばかりしている。 しかし、だからこそ、日本の大半を占める中小零細弱者の心をつかんだのだろう。特にこの若い方の著者が出しているメールマガジン「バカ社長の独立起業成功事例100連発」は凄まじい。まだ発行されて1ヶ月しかたってないようだが、既にメルマガ発行サイトでは中小ベンチャー部門で1位になっている。言ってることは大前さんと全くの反対。しかし、バカな私には、どうもこっちが正しい気がする。読者も同感だろう。 大前さんをけなすつもりは全くない。むしろ、この本も非常に多くの得るものがあった。非常に感謝している。ただ、これを実際に実践するのは、私の会社が上場して強者になり、有名大学出身の社員ばかりになったときだろう。それまでは現在の社員には絶対に読ませない。あまりに大前さんが有名だから、同じ事をすればいいと勘違いするに決まっているから。まあ、そもそも、今の社員にはこの本を読む国語力もないが。 大前さんを責めるつもりはまったくない。悪いのは出版社かな?他の著者や出版社にも言いたいが、つまり、この本は強者=大企業サラリーマン向けなのだが、弱者=落ちこぼれ、中小企業向けなのか、表紙や目次にハッキリ書いてもらいたい。そうしないと、お互いが時間と金の無駄になる。その違いがわからなければ、長い人生が無駄になる。 というわけで、今回は久しぶりに大前さんの本を読んだが、当面は一切の内容を忘れ、10年後に強者の仲間入りしたときに、また再会したいと思う。それまではしばしのお別れ。ありがとう、大前さん、そして、さようなら。永遠にかな? どうも強者にはとうていなれそうもないし、最近は弱者で良かったような気がする。
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