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対話のレッスン
 
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対話のレッスン (単行本)

by 平田 オリザ (著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

若手俊英劇作家の五本の指に数えられる平田オリザ氏の「日本語、とりわけ日本人にとっての対話とは何か」をテーマにしたエッセイ集です。 携帯電話、パソコンのメールなど今までになかったコミュニケーション・ツールが現れた現代において日本人の「対話」はどう変わり、どういう方向に向かっていくのか。また、「対話能力」が極端に貧弱になっていく高校生たちの明日は、どうなっていくのか。「対話と言葉」をキーワードにした「21世紀の対話術」を探ります。 本書は、「本の窓」1997年11月号から2000年12月号まで連載されたものです。


内容(「BOOK」データベースより)

「会話」から「対話」へ。若者たちの言葉、時代の台詞から21世紀型コミュニケーションの方法を探る。

Product Details

  • 単行本: 223 pages
  • Publisher: 小学館 (2001/09)
  • ISBN-10: 409387350X
  • ISBN-13: 978-4093873505
  • Release Date: 2001/09
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.1 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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19 of 19 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 個人の自立と対話, 2003/1/12
本書は、三年にわたり「本の窓」に連載されたエッセイを集めたものであるが、その論点は最初から最後まで首尾一貫している。作者は、まず対話とその他の話し言葉(演説、談話、会話など)を区別して、日本人にいま必要とされているのはまさに「対話」の能力だという。では、対話とはなにか? それは一言でいえば、自立した人間が他者との差を認め合いつつ、その差を摺り合わせてゆく作業だという。作者は、本書において、「対話」をさまざまな角度から検証しているのだが、演劇の話、顔文字の話、公用語の話などどれも興味がつきない。とくに、日本語の助詞・助動詞に注目し、それらに日本語の特性と可能性を見いだしているところは一読に値する。「対話」とは民主主義の基本なのだということを気づかせ!!くれる。読みやすいエッセイの形式であるが、内容的には、しっかりとした問題意識に貫かれた現代批評(評論)といえるだろう。
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14 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 会話と対話, 2001/12/25
By toshie (奈良県) - See all my reviews
私はこの本を読んで、はじめて話し言葉にもたくさんの
種類があることを知りました。なかでも、対話と会話の違いを
意識させられました。

今はインターネットが発達して、いろいろな人と出会う
機会が増えましたが、新たな人との出会いの時には
対話をすることになります。そんな時対話ができているかを
自分に問いかけながら話をしたいと思いました。

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3 of 3 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars この本を読んで人は「対話」を理解するかもしれないが、「対話」するようにはならない気がする, 2008/5/11
By モワノンプリュ (Japan) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
 本書所収の「対話」をめぐる文章群は、97年から00年という日本が混乱を極めた時期に書かれた(9・11直後刊行なのは多分偶然だろうが)。ところが著者は、「初めから後援などつきそうにない地味な芝居をやっている我が劇団には、不景気もあまり関係ないのだ」(p47)などと呟きながら、ひたすら思索を重ねる。しかし直接的言及は少なくても、連載時の表題「二一世紀との対話」が示しているように、著者は明らかに閉塞状況をどう克服するかを語っている。
 著者は基本的に、変化に対し肯定的だ。例えば方言の豊かな表現力を認めながらも、「近代的な人間関係のなかでは、その表現に限界が生ずる。(中略)新しい人間関係は、どうしても新しい言葉を要求する」(p37)と言う。半疑問形を、社会進出を果たした女性たちの模索から生まれた新しい女性語と位置づけ(p94)、「とか」「かも」等の濫用を、助動詞の整理統合で失われたニュアンスの豊かさを助詞によって補おうとするものだと分析する(p116)。面白いのは、日本語では「対話」が始まると「えぇ」「まぁ」といった無意味な語が増え、冗長率が高まるという観察(p132)。著者が戯曲でそれらを多用するのは、「対話」的局面における日本人の困惑と、「対話」のための話法構築の模索を描くためなのだろう。
 とは言え、「多量の血を流しつつ、対話の大切さを学び取り、民主主義を成熟させた」というフランス人を引き合いに出しつつ、「大きな時代の曲がり角」にある日本に向け、「ここで再び、大きな国家目標を掲げて、この経済危機を乗り切ろうとするのか(中略)、対話を武器に、重層性のある新しい社会体制を、時間をかけて築いていくのか。しかも、一滴の血も流さずに…」(p175)などと迫られると、いやチョット、その二者択一はあんまりだ、と思う。
 知的で発見があってバランス感覚に優れていてセンスが好く、確かにパーティやニュース番組のコメンテーター席での「対話」としては申し分ない。でも私には上品過ぎて、どこか空々しくもある。
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