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インコは戻ってきたか (集英社文庫)
 
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インコは戻ってきたか (集英社文庫) (文庫)

篠田 節子 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

地中海が舞台の、女性のリアルな冒険小説!
夫も子供もいるキャリアウーマンの響子は、仕事でフリーカメラマンの檜山と地中海キプロス島を取材することに。ところが現地の紛争に巻き込まれて…!? 女性の恋と冒険の物語。(解説・岸本葉子)


内容(「BOOK」データベースより)

“究極のハイクラス・リゾート東地中海の真珠キプロス島”女性誌の編集部員響子の海外取材は、このキャッチコピーのようにいくはずだった。だが実際は限られた予算と日程をやりくりする、カメラマンとの二人旅。そして風光明媚で文化遺産に恵まれた島は、民族と文化が複雑に交錯する紛争の地でもあった。39歳、夫も子供もいる女に訪れた、束の間の恋。圧倒的なリアリティをもって迫る長編小説。

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5つ星のうち 4.0 篠田節子恐るべし, 2004/8/3
 篠田本は「コンタクト・ゾーン」を3ヶ月ほど前に読み、今回「インコは戻ってきたか」を読んだ。
 あいかわらずよく書き込まれていて、最後まで読ませるのだけど、この2作を続けると、チョット疲れる。
 それは、主人公達の心のひだまでリアルに書き込まれていて、妙に読んでいる自分の心まで引きずられてしまうから・・・

 また、舞台となる彼の地の空気まで肌に感じてまとわりついてくる。
 
 篠田節子恐るべし。次は軽めの作品を手に取ることにします。

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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一度は読んで欲しい本, 2005/1/21
若い女性をターゲットにした、旅行記事メインの雑誌「サン・クレール」で、編集者を務める響子・39歳。理解のあるダンナとは、セックス・レス暦14年。

仕事で、地中海の小さな島国キプロス島に取材へ行くことになり、カメラマン兼コーディネータを依頼したイイ男の宗と、一週間すごせることに喜びながら、ヒースロー空港に着いた響子を待っていたのは、さえない中年男。
宗の代役できたという。

がっかりした響子は、代役の檜村にツンケン、ツンケン。無視したり、親切にされても、「ありがとう」をいわなかったり。ほんっと、やな女。

さえないはずの檜村の意外性を発見して、恋に落ちたりすんじゃないのー?つまんねー、話だな・・と思っていたら、ストーリーは、思わぬ方向へ。

ギリシャとトルコにはさまれ、アメリカや国連の意志にも振り回されっぱなしの小国・キプロスでは、内紛の火種が、そこかしこにくすぶっており、美しいだけの観光地ではない。
内乱の生々しい息吹を、響子も感じるが、雑誌の取材とは関係ないから・・と、目を向けないようにしていた。

だが、檜村から色々な話を聞いたり、実際にきなくさい事件に遭遇したりするうちに、響子の中でやりきれなさが広がっていく。

タイトルの「インコは戻ってきたか」とは、トルコ系の少年が、ギリシャ系の少年に預けたインコのことで、トルコ系の少年イスメットは、「僕らはトルコ人でもギリシャ人でもなく、キプロス人だ」と語り、ギリシャ系の少年は、「こんな小さな島なんだから、助け合わなくては暮らしていけないんだ」と語る。
・・・子供たちの方が、ずっと進歩的な考えなのである。

民族同士の憎しみ合い。果てることの無い報復。それを陰で煽る武器商人。世界中に、いったいいくつ、こんな争いがあることか。
日本にだってある。目をそむけているだけで。

一度は読んで欲しい本でした。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 家庭内の疎外感, 2007/1/28
By ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
舞台は、南北に分断され、不穏な状況のキプロスだ。
地中海の風光明媚なリゾートというイメージは無く、雰囲気は物々しい。

仕事でここを訪れた男と女。
この二人は、多くの艱難辛苦を経験し、仕事と家庭を切り盛りしてきた。
しかし、男にとっても、女にとっても、仕事にも、家庭にも、一定の疎外感が吹き抜ける。
この疎外感は、強く共感出来る。

多くの文芸作品に、このテーマは度々盛り込まれている。
ただ、それらの多くは、一方的に男にとって、または女にとって、という観点だ。
この作品は、男女双方の眼を通して描かれているので、より強烈に共感出来る。

人は、男は女は、家族とのしがらみの中で、何のために生き、何のために死ぬのだろう?
品の良さそうなリゾートとのイメージの、キプロスの実態を通して、
本書は、この様な疎外感に対峙するための、多くの示唆を与えてくれる。

結末も、印象に残る、力作だ。
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投稿日: 18か月前 投稿者: lm700j

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投稿日: 2007/4/18 投稿者: Dead flowers

5つ星のうち 2.0 中年女性の感性は豊かじゃないのか
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私にとっての篠田作品2作目として読みました。つまらなかったです。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/10 投稿者: BON

5つ星のうち 5.0 恋愛小説ではない、でも切ない!
篠田氏の文章は乾いていて、それでいて熱い。
この物語の舞台であるキプロスによく似ている、と思います。
民族間の複雑な事情や暴動等、ハードな設定です。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/1 投稿者: ざくざくオレンジ

5つ星のうち 3.0 リアルの追求
篠田節子は,きっと作中本人も無自覚であろう内面描写を徹底して行い,
とことんリアルな人物像を描きます。
だれだって現実に倦んで毎日を過ごしているもの... 続きを読む
投稿日: 2004/9/2 投稿者: kokodokodoko

5つ星のうち 4.0 『女たちのジハード』+『弥勒』
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投稿日: 2004/8/7 投稿者: 江口哲学

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