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終末のフール (集英社文庫)
 
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終末のフール (集英社文庫) (文庫)

伊坂 幸太郎 (著)
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商品の説明

内容紹介

2XXX年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか?


内容(「BOOK」データベースより)

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/6/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087464431
  • ISBN-13: 978-4087464436
  • 発売日: 2009/6/26
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (42件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 「平凡な日常を懸命に生きる事の大切さ」, 2009/8/17
By cymbaline - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
「8年後に小惑星が地球に衝突し、地球は終焉を迎える」という発表があってから5年が経過した…という設定。つまり「地球の生命は残り3年」という設定の、“杜の都”仙台が舞台。
発表後、街には頻繁に略奪が起こり暴徒が闊歩したが、今はそれらも一段落した…という状況の設定で様々な人間模様が描かれています。
仙台市北部の小高い丘の上の団地で生きながら“その日”に様々な想いを巡らせながら生きている人々。「選ばれた人がシェルターに入る事が出来る」と説く新興宗教っぽい連中が現れ、それに呼応するように集会に集う人々がいる一方で、同じ日常を繰り返す人々。いったんは諦めムードが漂った時期を経て、それでも残りわずかな日常を生きようとする人々の様子を淡々と描いた、どこかクールでありながらも穏やかな文体が魅力的な小説です。
最終的に作者が言いたかった事は、「生きるという事の尊さ」。
この種のテーマを命題とした小説を書く作家に白石一文氏がいます。彼は登場人物の言動に強いメッセージ性を持たせて哲学的な手法でそれを説くのを得意とした作家だと思いますが、この小説はそれとはベクトル的に逆の手法を採っているように感じます。終わりが見えているという極限の状況にあっても、穏やかに、「普通に」生きようとする人々の様を描く事によって「生きる事」の大切さを説いているのでは?。
「平凡な日常を懸命に生きる事の大切さ」。この普遍的なテーマを穏やかな文体で訥々と、セピア色のイメージで描いた、不思議なムードの小説です。
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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 極限状態に置かれてもなお生き抜こうとする人たちの物語, 2009/6/28
By Wakaba-Mark - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
どこか人を喰ったような、浮遊感のあるエキセントリックな伊坂幸太郎の世界。そんな伊坂テイストを残しながらも、本書ではミステリーではなく、SFちっくな極限状態におかれた人間群像を描いている。

2***年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されてから5年が経った。
恐怖心が巻き起こす、暴動、殺人、放火、強盗、デマ、そしてパニック的な逃避行動・・・。社会に秩序がなくなり、世界中は大混乱に陥っていたが、ここへきて“5年ぶりに祭りが終わったかのように町に落ち着きが戻り”(「鋼鉄のウール」)、世間は危うい均衡が保たれていた。
舞台は伊坂小説のフランチャイズ、仙台。本書は、その北部の丘を造成して作られた団地「ヒルズタウン」に建つ、築20年のとあるマンションの、“世界の終わり”騒動の後も、今なお生き残って住んでいる人たちが、入れ替わるように一人称で語る8話の連作短編集である。

彼らはいずれも今回のパニックか、あるいはもっと以前に何らかの理由で家族を亡くしている。心の中にあるのは絶望のはずである。冒頭から主人公の自殺未遂で始まる物語もあるくらいだ(「天体のヨール」)。

しかし、本書のすごいところは、ただ単に人々の絶望やパニックを描いているのではなく、その向こうに「生きる道のある限り、あと3年の命を精一杯生きよう」という前向きの姿勢を導き出しているところだ。8つの物語はいずれも主人公の前向きな「生きる決意」で終わっている。
「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るのってそういうのだよ、きっとさ」(「深海のポール」)。

本書は、極限状態に置かれてもなお生き抜こうとする人間の強さを静かに訴えた傑作である。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 内容が好きなジャンルだったので, 2009/8/1
3年後に小惑星が地球に衝突する。
物語は短編ですが、それぞれが微妙に繋がっています。
地球が滅亡すると言う状態での世界を描いていますが、成る程と思える設定でした。
普通は壮絶な殺し合いや、食料の奪い合い、治安崩壊となると思いますが、物語ではそれを経験し、何故かそれなりの従来の生活に戻っていると言う設定です。
そういう発想もありだなぁ、と妙に納得しました。
あまり現実的な世界とは感じられませんでしたが、それぞれの人間の描写が旨く描かれており、あまり伊坂氏の本は好きではなかったのですが、この本で見方が少し変わりました。
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数年後に世界が滅ぶ、という突飛な設定をよく描き切ってるなぁと思います。みんなある程度冷静になってきているところなんか、妙にリアルですしね。伊坂さんらしいメッセー... 続きを読む
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5つ星のうち 2.0 ぬー、微妙
どことなく他人事感のある語り口。
ありえないファンタジーを入れてくるのになぜか現実的。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 木下牛

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