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英仏百年戦争 (集英社新書)
 
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英仏百年戦争 (集英社新書) (新書)

by 佐藤 賢一 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者が、錯綜する世界史上最大級の事件をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと誘う。これまであまり例のなかった、英仏百年戦争の本格的概説書。


内容(「BOOK」データベースより)

それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。

Product Details

  • 新書: 237 pages
  • Publisher: 集英社 (2003/11)
  • ISBN-10: 408720216X
  • ISBN-13: 978-4087202168
  • Release Date: 2003/11
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.4 inches
  • Average Customer Review: 4.7 out of 5 stars  See all reviews (20 customer reviews)
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14 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 『英仏百年戦争の実相とケース・スタディ』, 2007/4/1
By 林縦勝 (千葉県) - See all my reviews
 本書の主題は、勿論「英仏百年戦争」である。これを教科書的に示すならば、「1337-1453年にわたり、英仏間に起きた戦争」ということになるが、しかし、「このような認識は果たして実相を示しているのだろうか?」この問いかけと、解釈・解答が、本書の骨格材料になっている。
 著者は『第6回小説すばる新人賞』『第121回直木賞』を受賞した、まだ30代の若手である。しかし、東北大学大学院にて西洋史を専攻するなど、きちんとした基礎を持っている。これらがあいまって、本書の数多くの美点は、形成されていると思われる。
 まず第1に、すっきりした構成にある。先に記した1337-1453年の「百年戦争期間」を読み解くために必要とされる、「前史」から時に沿って書かれているので、追いかけやすいこと。そして、多くの書が歩みを止めてしまう「後史」の次に、きちんと「結論」を持っていることである。結論部を持つということから推測できるように―第2の美点である―、きちんとした論証がなされていることが、挙げられるだろう。さらに―第3―、論の記述表現の良さがある。それは、文章が「こなれていて」非常に読みやすいことと、「セオリー」に則していることである。ここでセオリーというのは、論文のセオリー、しかも玉石混交の「自称論文」溢れる文系タイプのものではなく、理科学論文の意味におけるセオリー、即ち「やたらに"私"などという言葉を使ってはならないこと。受容時に感覚を煽る表現"激増、強権"などを使ってはならないこと」を、ある程度踏まえている点にある。だから、飲み込みやすい。
 これらの先に、百年戦争というサンプルを通じた「国民国家的歴史観の再考」という、本書の主題の核が控えていることも、大きな美点であり、これを踏まえて再読すれば、ケース・スタディができるというわけである。
 参考文献、英仏両王室系図、年譜も勿論付されている。
太鼓判
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13 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 国民国家イングランドとフランスが誕生するまでを把握できる非常に勉強になる本, 2007/3/18
By ともぱぱ - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
まず、読者は40頁に及ぶ詳細な年表(代表的な事件には月日も記されている)と2頁の英仏王家の系図、そして本文中の要所に挿入された数々の地図という、資料の豊富さに圧倒されるだろう。新書版の歴史書では例を見ない程に資料が多い理由は二つ。まず、タイトルから多くの人は本書は1338年から1453年までの百年戦争を扱ったものと思うだろうが、本書は1066年のイングランドのノルマン朝の成立から説き起こし、英仏のほとんどを支配したアンジュー帝国の成立とその瓦解(第一次百年戦争)、我々が教科書で勉強する狭義の(第二次)百年戦争、そして英仏分離後の各々の展開を仏については仏王のフランス統一まで、英については薔薇戦争の終結までという長期間を扱っていること。第二の理由は中世英仏の王家・諸侯の関係があまりに錯綜していること。

本書は日本人には馴染みの薄い英仏中世史を鮮やかに描く歴史ファン向け決定版と評価できる。作者の知識とそれを分かり易く説く力量に感服する。本書のトーンは一貫していて、第二次百年戦争の前半までは、結局のところフランスの封建領主同士の領地獲得・承継戦争であったものが、後半からジャンヌ・ダルク登場に代表される国民国家の意識が芽生えその下での戦争に変貌したこと、その結果および英仏各々の後史を経て、イングランドとフランスという国民国家が完成し、絶対王政の下、英仏飛躍の途が開かれたという史観である。それにしても本書で初めて教わったことはあまりに多い。映画ブレイブハートのエドワード1世がフランス語を使い自分をフランス人と認識していたこと、長年忘れられていたジャンヌを国民的ヒロインとして広報したのはナポレオンであり、ジャンヌが聖人に列せられたのは20世紀である、といったことである。中世英仏の歴史映画のファンにとっては、手放すことのできない歴史書になることは間違いないでしょう。
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19 of 24 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 百年戦争の通史・入門書に最適。, 2003/11/28
かなり読みやすい本です。
イングランドとフランスの百年戦争って、たいていの人は「ジャンヌめダルク」か「シェークスピア」から入っていくと思うんだけど(笑)今まで、入門者向けの通史ってあまりなかった…ので、この本はありがたいですね~

例えば「ジャン2世」とか言っても、イギリスだと「ジョン2世」になったり…という名前の読み方が違っていて混乱する原因ですが、この本、日本人向けに書かれているから、さりげなく注や家系図が用意されていて、すごく助かります。

巻末の年表もありがたい…でも、地図はもっと入れて欲しかったな~もちろん、かなり入ってますが、「このページになんでないの??」ってところもありました(笑)
諸々のジャンヌ・ダルク関係の本を読むときには、座右の書。

あとシェークスピアの史劇を読んだ後に読むのもいいでしょうし、個人的には、バーナード・ショー「聖ジョン」と併せて読んで欲しい本です。
この本の内容をさらに突っ込んで読んでいくなら、堀越孝一氏の一連の著作が面白いと思います(かなり専門的だけど)

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Published 7 months ago by Lucca9

5.0 out of 5 stars とてもわかりやすい
佐藤さんの小説が好きですが、歴史本もとても好き。
イギリスの領地がフランスにもあったことやフランス語をイギリスで... 続きを読む
Published 11 months ago by p-ball

5.0 out of 5 stars 読みやすさ・面白さ、共に最高レベル。
我々が英仏百年戦争として学んだ出来事は、本当にイギリスという<国>と、フランスという<国>の戦いであったのか?
また、本当に<百年>戦争なのか?... 続きを読む
Published 12 months ago by 哲学する河童

5.0 out of 5 stars 「戦争の経済学」も同時にどうぞ
上流社会のスポーツみたいなものだそうです。
あまり死者もでなかったようです。... 続きを読む
Published 19 months ago by アマゾンアマゾンアマゾン

4.0 out of 5 stars そして国民国家が誕生した。
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Published on 2007/2/25 by 江口哲学

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百年戦争について、その前後の歴史的時系列の中で正しく説得的な位置
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Published on 2006/6/20 by エパメイノンダス

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... 続きを読む
Published on 2005/11/20 by 佳少爺

4.0 out of 5 stars 絶好の入門書
面白いです。英仏百年戦争の歴史を、その遠因となった出来事から解りやすく解説しています。しかも「後世の人々によって解釈された歴史」の背後に潜む真実を、見事に抉り出... 続きを読む
Published on 2005/5/14 by モリブンドゥス

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