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アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書)
 
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アメリカの巨大軍需産業 (集英社新書) (新書)

広瀬 隆 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

『アメリカの経済支配者たち』に次ぐアメリカ研究第2弾! 冷戦終結後、急速にその姿を変貌させつつある巨大軍需産業グループ。世界の紛争、戦争の裏に潜む彼らの利益追求のメカニズムを解析。


内容(「BOOK」データベースより)

ベルリンの壁が崩壊し、東西対立の構図が消滅するとともに、アメリカの軍需産業は大統合に向かった。本書は、三〇兆円もの膨大な国防予算を背景に、各企業がますますその経営を合理化していった謎を解き明かす。九九年のNATO軍によるユーゴ空爆などの地域紛争は、従来、民族対立によるものと理解されてきたが、そこに常に介在していたアメリカ製兵器の持つ意味について言及されることはなかった。膨大な資料を分析することによって、政治家、軍との結びつきから、CIA、NASAとの連携まで、アメリカの軍需産業の巨大な姿が浮かび上がってくる。この危険なビジネスが世界情勢を左右する、そのメカニズムとは何なのか。

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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 米軍需産業の構造と兵器拡散, 2004/7/30
米国の軍需産業と政府、議会、軍、CIA等の複雑な関係を明らかにしている。米国内政治のみならず、第2次世界大戦から戦後の国際情勢が関係してくるため、話が大きすぎてまとめるのが大変な内容だが、多くの人物(政治家、軍人、実業家)に焦点を当て、コンパクトだが充実した内容となっている。

しかし「軍需産業を儲けさせ、失業問題を解決するために大統領が戦争を起こした」など、やや客観性を欠く論調もあった。また、第三世界での小火器の拡散が悲惨な紛争を招いているのは事実としても、ソ連等共産圏の大量の兵器輸出・供与にはあまり触れておらず、紙数の都合があったのかと思った。

ただ、先に述べた通り米国の軍需産業と国内政治の根深い関係に関しては鋭い指摘が多く、興味深い本だと思った。

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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 アメリカ政治と軍需産業との密接な関係, 2002/6/26
By ごうすと - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
この本は、アメリカの軍需産業と政治家、軍、CIA,NASAなどとの結びつきを明らかにしようとしたものです。90年代に東西冷戦が終了してからは、国防予算の削減に伴い、欧米の軍需産業は大幅に受注が削減されました。当時、経営者がとった手段は、1リストラ・レイオフ、2防衛部門の売却と民生化、3M&A、4輸出の拡大、だったそうです。最後の輸出については、3つの業界ルールがあるのだそうです。第一に、完全競争の下、どの国に対しても自由に輸出してよい。第二に、紛争の拡大と挑発には、国境を越えて協力する。第三に、国家の表面的な外交とは無関係に行動してよい。

この本では、歴代政権と軍需産業との関係について詳しい説明があります。現在のブッシュ政権内でも、軍需産業とつながりのある高官が、何人もいるそうです。このように見てくると、現在の紛争に関しても、一部のアメリカ人がどのように関わっているのかを考えると、極めて複雑かつ遺憾に思うことをとめるのは難しいように感じました。やや短絡的な気もしますが、著者は失業が増えると、戦争によって雇用を吸収し、戦争が終わると失業が再び出る、という実証結果があるとしています。そういう見方からは、現在も経済が低迷しているアメリカでは、今回の戦争は、国民の目を外に転じ、国威を発揚するという意味もあると見ることもできるのかもしれません。

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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ミリタリーインダストリアルコンプレックス, 2003/12/25
軍需産業の危険性はかつて、アイゼンハワー大統領がその危険性を指摘してから久しい、その意味で先見の明があったといえる、アイゼンハワー自身が肌身をもって感じていたからこそ指摘したのだろう、ケネディ大統領暗殺の際にも見え隠れした彼らの影、すでに合衆国の経済構造にがっちり組み込まれた巨大軍需産業の経済支配システムを瓦解するのは現実的に不可能である、現在その支配構造の影響が日本の自衛隊イラク派遣という事象を導いた主因であることを指摘するメディア、政治家がいるだろうか、知ってか知らずかその罪は大きい、日本は世界は地球はどこへ向かうのかを改めて問いかける名著である
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