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青いチューリップ、永遠に (文学の扉)
 
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青いチューリップ、永遠に (文学の扉) (単行本)

新藤 悦子 (著), 小松 良佳 (イラスト)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

旅からイスタンブルに戻ったネフィとラーレ。ラーレは、女性には許されていない絵師になることを夢見はじめる。一方、ネフィは、人々の役に立つ薬草帳作りに乗りだす。しかしふたりの行く手は、さまざまな壁にはばまれていた。そんななか、ラーレとメフメットの結婚話がもちあがる。ネフィとラーレ―。ふたりの夢と運命は…?日本児童文学者協会新人賞を受賞した『青いチューリップ』の続編!小学上級から。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

新藤 悦子
1961年、愛知県豊橋市生まれ。津田塾大学国際関係学科卒。トルコを中心に、中近東に関するノンフィクション作品で活躍中。おもな作品に『青いチューリップ』(講談社、日本児童文学者協会新人賞)などがある

小松 良佳
1977年、埼玉県上尾市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒。児童書のさし絵などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/10/25)
  • ISBN-10: 4062832119
  • ISBN-13: 978-4062832113
  • 発売日: 2007/10/25
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 16世紀のオスマン・トルコを舞台に、幻の青いチューリップを巡る深遠な冒険物語, 2008/3/17
 本書は『青いチューリップ』の続編として、前作から3年ぶりに刊行された。時が流れ、東の辺境の地から戻ったネフィとラーレは、ラーレの祖父であるシャー・クルーの家で生活することになった。ラーレは女絵師になることを、ネフィは薬草帳を作ることを夢見ている。シャー・クルーのもとで絵師としての修業を積んでいるラーレが描いたペリ(ペルシャに伝わる善き妖精)の絵が、スルタンの妃フッレムの目に留まり、ラーレはハーレムに女絵師として招かれることに・・・。また、ネフィはアーデム教授から託された薬草らくだとげの秘密を解くために、弓作り部族を訪ねる旅に出ることに・・・。そして、再び、幻の青いチューリップの花が、人々をまどわせはじめる。

 前作同様、登場人物の一人一人が生き生きと描かれ、ハーレムの様子やスペインから来たユダヤ人の街バラッドの様子など、細やかな描写の中に、16世紀のトルコの生活が見事に甦っている。物語の中で、流れ者のバロが語る「青いラーレの物語」が面白く、作者の語りとの相乗効果でオスマン・トルコの時代にタイムスリップしたかのように物語を読み進むことができる。作者のイスラム世界に対する深い時代考証も見逃せないが、自らトルコのカッパドキア地方に留まり、現地の女性と絨毯を織ったり、中近東を旅し、中央アジアの遊牧民とともに生活をした作者ならではの語りではないだろうか。
 
 フッレム妃が青いチューリップに祈って引き起こそうとしている「よからぬこと」を止めることは出来るのか。らくだとげの秘密は解けるのか。年頃となったラーレにメフメットとの結婚話が上がっている。二人のその後とラーレを巡るネフィとメフメットとの恋の物語からも目が離せない。登場人物たちのその後は・・・・。青いチューリップのその後は・・・。
 読み終えた後、すぐにでも続編が読みたいと思った。前作『青いチューリップ』は、2005年度に第38回日本児童文学者協会新人賞受賞している。次なる「青いチューリップ」の物語のシリーズとしての続編を期待してやまない。
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