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銀座の怪人 (講談社BIZ)
 
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銀座の怪人 (講談社BIZ) (単行本)

七尾 和晃 (著)
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銀座の怪人
2004年、米連邦捜査局(FBI)はニューヨーク在住のユダヤ系イラン人画商、イライ・サカイを逮捕した。この事件によって、日本の美術品資産に対する信頼は根底から揺るがされている。イライは、1970年代以降20年以上にわたって、日本に絵画・骨董の贋作を送り続けてきたことが明らかになったからだ。本書は、日本ではほとんど知られていない贋作事件の全貌を追ったルポルタージュである。

イライが持ち込んだ贋作は、国立大学教授が「素晴らしい」と意見書を書き、東京・銀座を中心とする一流画廊が企業やオーナー経営者に斡旋し、著名な美術評論家が「値打ちもの」と評価する構造で日本の隅々に浸透した。舶来崇拝、のれんや権威に弱い日本人の欠点が露呈した格好だ。イライは贋作をつかまされたことを恥と考える日本独特の「恥の文化」も理解し、より大胆な贋作商法を繰り広げていった。

減損会計制度の導入によって、企業は美術品などの動産類も時価換算する必要が生じている。美術品が贋作と判定されれば、億単位の絵画や骨董も価値ゼロとなる。本書は「銀座の怪人」イライが仕掛けた贋作バブルによる「もう一つの不良債権」が、回復しつつある日本経済を直撃しかねないことを指摘している。


(日経ビジネス 2006/08/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

「今さら被害者面できるのか?」封印されし一大経済疑獄の真相。
銀座・並木通り画廊街。贋作絵画を雨あられと降らせた男がいた。松本清張、江上波夫ら大家の名を騙り、手練れの画商たちを操った稀代の詐欺師の罠。“名画”が紙クズに墜ちる時、“眠れる不良債権”が火を噴く!『堤義明 闇の帝国』で衝撃的デビューを飾ったルポライターが満を持して放つ、待望の傑作。
銀座を拠点に、「日本と日本人」に巣食った“異貌の男”がいた。
失われた10年を経て、ようやく景気回復の兆しを見せ始めた日本経済。だが、水面下では、その先行きに暗い影を落としかねない“爆弾”が、炸裂の時を待っていた! “眠れる不良債権”=贋作絵画を日本中に撒き散らした「怪人」の正体とは?暗躍の舞台となった日米欧での国際取材を敢行し、圧倒的なディテールで世紀の犯罪の全貌を明かす。

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