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前夜〈下〉 (講談社文庫)
 
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前夜〈下〉 (講談社文庫) (文庫)

リー チャイルド (著), Lee Child (原著), 小林 宏明 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界各地の米軍警察指揮官が一斉に異動させられていた。パナマからノース・カロライナへ突然転属になったリーチャーもその一人だった。誰が、何のために?死んだ将軍が出席するはずだった秘密会議の議題がすべての鍵を握る。激変する時代の波にもまれる軍の指揮を離れ、リーチャーは真相を探り始める。英国バリー賞最優秀長編賞受賞作。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

チャイルド,リー
1954年イングランド中部の工業都市で生まれる。’97年、アメリカの田舎町を舞台にした『キリング・フロアー』でデビュー、アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞。全米マスコミの絶賛を浴びる。ニュー・ハードボイルドの旗手としてその後も活躍中

小林 宏明
1946年東京都生まれ。明治大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 よかった! この本を読み逃がさなくて, 2009/10/21
本書が5月に出版された時に、読もうかどうしようか、結構迷ったんだが、前作が
イマイチ私の嗜好に合わなかった記憶があり、パスしたきり今日まで来ていたんだが、
デミル「将軍の娘」ブライアン・ヘイグ「極秘制裁」/「キング・メーカー」など軍警察物に外れは少なかった
という経験を今頃思い出し読了。
いや〜見逃さず読んでよかったです。私の昔の同シリーズへの記憶を吹き飛ばす面白さでした。
プロット自体はお決まりの軍内部の陰謀物であり、発端はいくつかの殺人事件で、マア、
犯人探し物かと思って読み進むや、陰謀はドンドン大きな話になって行き、...最後の方には戦車隊に
取り囲まれ、命からがら犯人を追い詰めるというすごいシーンも用意されているが、
本当のendingはこの後にやって来ます。まさにblockbuster ending (これは米国レビューのパクリですが..)
額の真ん中を撃ち抜いて、スッキリさせてくれます。
この本筋とならんで、リーチャーの母親のパリを舞台にした意外な戦時中の過去の挿話が語られ、レシスタンスの英雄などが
登場、読ませて、泣かせてくれます。リーチャーの兄貴も興味深い男で、いつか彼が主人公の話が書かれるかもしれません。
(いや、Wリーチャー物も良いかもしれません。)
米国のレビュアーの中には、これらの傍流の話が、本筋の話の流れを遅くしているとのコメントが見受けられましたが
私にはこの話があればこそ、最後が本当に引き立ったと感じました。
あと蛇足ですが、
後書きにもありましたが、本書を第一作として、同シリーズを読み始めた方が,リーチャーを理解して
リーチャーシリーズをより楽しめるのでは、と感じた次第。
最後に、突っ込むところはいくつかありますが、それを補って余りある快作と思います。
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