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光武帝(上) (講談社文庫)
 
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光武帝(上) (講談社文庫) (文庫)

塚本 史 (著)
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出版社 / 著者からの内容紹介

紀元九年、安漢(あんかん)公・王莽(おうもう)が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉(せきび)の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏(りゅうし)の御曹司劉秀も武張った兄劉演(りゅうえん)たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。


内容(「BOOK」データベースより)

紀元九年、安漢公・王莽が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った兄劉演たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。

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5つ星のうち 2.0 人物が駄目, 2006/6/29
By sail3141 (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
 一応3巻全部読みましたが、はっきりいってつまらない。一番駄目なのが登場人物が軒並み魅力がない。ほんとにこいつら名将と呼ばれた人で、漢帝国を再興した人達なのか思うくらい駄目。とても偉人とは思えない。歴史小説は実在した人物を史実を踏まえながら、いかに魅力的に描くということが重要と思っているので致命的だと思います。
 それに少人数で河北を逃げ回ったときの話や、軽装で降伏した敵の陣を巡回した話、即位後故郷のおばさんにからかわれた話など、光武帝の器の大きさを示す有名なエピソードが何故かない。相手に呼びかけるとき「劉秀」や「馮異」など、字で呼ばずフルネームで呼びかけている。王に対し「王様」と呼び、何故か「殿下」といった敬称を使わないで古代中国の雰囲気ぶち壊し等など、読んでいてなにかおかしいと思うことが多々あり、わざわざ「光武帝」の小説を読もうとするような中国歴史小説が好きな人には楽しめる小説ではないです。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 題が光武帝なのに光武帝じゃない人の話が中心になってゆく, 2006/10/23
●以下は中下まで含めた感想です。●とにかく登場人物、劉秀を含めて主人公陣営の人間に魅力を感じない。人間臭く描いて現実的にしたというより作為的につまらない人物像になっています。劉秀の家臣は門地も職業も多彩でことさら膨らまさずとも話題に事欠かないのですが彼らのバックグラウンドをまったく生かさない淡々とした描写に少々驚きました。社会の雰囲気は活き活きと伝わってくるのですが器の中身の人間たちがリアルを通り越してちょっと憂鬱になるくらい逸話に乏しく貧困な会話と心象で満ち満ちています。 大器の片鱗を感じさせる茫洋とした神童ぶりから長じるにつれそこはかとなく嫌な感じをかもし出す主人公にすごくがっかりしました。どう見ても皇帝の器ではないです。そこそこの会社でそこそこ出来るやり手って印象です。●光武帝を題材にした小説でこれほどの長編は本邦で初めての出版だと思われますがページが進むにつれて彼が主人公ではなく物語の単なる背景にどんどん成り下がってゆきます。光武帝の事跡より当時の社会を概観したり雰囲気を伝えることが主題なのでしょうかね。とにかくジワジワと自分の期待がそらされる感覚は怒りを通り越して呆れ果てました。どういう決着つけるのかなあという意地悪な期待で動機を維持して読み進めました。●光武帝でピクッと反応して手にとった方はそれをまた元の棚に戻したほうがいいです。逆に漢朝が断絶した当時の混乱のおおよそを知りたい方にはお薦めかもしれません。人間中心で描かれてないことが当時の雰囲気や史的な推移を概観するのには反って効果的かも。●光武帝とその家臣が人格的に精彩を欠く描かれ方をしているのは上で述べたとおりですが能力的にもそれほど際立った群像として扱われていません。まあまあの才能が時流に乗っかってたまたま勝ってるそんな描かれ方です。●悪意とまでは行きませんが劉秀一党をどうにかして貶めたい欲求があるのかなあ。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 がっかり, 2006/7/20
By ryo (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
文庫版が出たので購入しました。

とにかくがっかりです。上中下の3巻にもおよぶ長いストーリーでありながら何故か薄っぺらい印象しか残りません。
人物描写がとにかくおざなりで、突飛な行動をとったりするのでとにかく混乱します。

特に問題なのは有名なエピソードがほとんど割愛されている点です。
例えばケ禹(とうう)との再会での有名な台詞「功名を竹帛に垂る」も出てきませんし、河北制圧にあたって、劉秀,馮異,ケ禹の三人が一杯の粥を分け合うといったシーンも出てきません。というか、とにかく有名なエピソードを全てすっ飛ばしている感じです。
光武帝といえば文才があり、三国志でも有名な「隴を得て蜀を望む」や「柔よく剛を制す」といった言葉を残していますが、この物語の光武帝はバカとしか思えませんでした。

ケ禹にしても物語中では思慮の浅い人物像として描かれており、何で大司徒に任命されるのか、全く分からないストーリーになっています。多分作者も分かっていないんでしょう。

せっかくの素材なのでどなたか別の作者に再度光武帝をモチーフに小説を書いてもらいたいと思います。


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