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グッドラックららばい (講談社文庫)
 
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グッドラックららばい (講談社文庫) (文庫)

平 安寿子 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

プチ家出から何年も戻らない母、いいじゃないか、と言う“文鎮”こと父、ダメ男に貢いで飄々と生きる姉、そんな家族にいらだち、上昇志向を実現しようと邁進する妹…。他人の迷惑顧みず、「自分の気持ち」に素直に生きるタフな4人がここにいる。けちなモラルや常識なんて笑い飛ばす、新しい家族の物語。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

平 安寿子
1953年広島県生まれ。大学院事務から映画館のもぎりまで、各種フリーターを経てフリーライターに。アン・タイラーの作品に触発されて小説を書き始め、2001年『素晴らしい一日』(現在、文春文庫に収録)を刊行、「得がたい才能」と絶賛される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 呆気にとられて、そして, 2006/9/22
By シロフォン - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
小説に2種類あるとします。大事を小さく書く小説と、小事を大きく書く小説。本書は前者です。父と二人の娘を残し片岡家の母が突然家出、20年も帰って来ないのです。なのにこのサバサバとした書きっぷりは何なのでしょう。呆気にとられながら読むうち、著者は確信犯だと気づきます。言いたいことが明確にあって敢えてそうしているのです。

残された家族。初めは驚き戸惑います。しかしその反応も自己中心的で、それぞれの勝手な解釈で処理されていきます。一体この母どうして家出を?と彼女の10年分の生活を描く章を読んでみれば、「何でこの人こんなに悩んでないの?」とこれまた呆然。旅芸人一座について行き、なりゆきで旅館のおかみをやり、なりゆきで左官屋のベビーシッターを・・・その間の家族との交信は、貯金とたまの電話。「家に帰るのは、疲れてからでいい。家はそのためにあるのだから」

母に限らず、片岡家は生理的に動く人の集まりのようです。セックス第一主義の姉。上昇志向と支配欲で邁進する妹。「文鎮」とあだ名される父が一見堅実な人を思わせますが、たまたま規律に則った生活が大好きなだけ。この人も生理に従って生きる人です。そして20年後、母が帰ってきて前日の続きのようにそこにいるのです。姉は思うのでした。「どこにいようと、この人は積子(姉)の母で、積子はこの人の娘だ。そして、それぞれの方法で生きているのだ。それだけのことだ」 それこそ生理的に、家族とて「生きていくのは、一人だもの」とわかっている片岡家であり、それが著者の語りたいことなのだと思います。

彼らを見習えば、瑣末事から解放されすっきりきっぱりと生きることができるかも? でも小心者がいきなり真似をすると怪我しそうですから、慎重に少しずつ試してみます。解説は山田詠美さんです。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 一つ一つは面白いが全体としては散漫, 2006/8/15
By ドクトルg (新潟県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 ふらっと家を出たまま10年以上帰らない鷹子お母さんが豪快。上昇志向の塊の立子と、無責任なセックス中毒の積子というのも、小説の素材として面白いキャラクター。「積み立て」から名前をつけた信也お父さんのケチで小心ぶりも、独特。
 一つ一つの話がとても面白い。でも、鷹子お母さんの章が一番かな。ただ全体としてみると、どうにも話がまとまらない。「でもなんとなく家族」では、無理がある。ちょっと散漫に成ってしまって、不思議な家族のよもやま話になってしまっている。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ヘンテコ家族, 2006/5/14
By  (神奈川県) - レビューをすべて見る
なんかウチの家族と似てるかも・・・・。
ほんとうに片岡さん家はヘンだ。
超ポジテェブお母さん。ひょっこり10年以上も家出してるんだから
ポジティブ云々じゃないとは思うけど。とりあえず強烈。
せこーーーーーい父。貯金大好き人間。大好きすぎて子どもの名前は
積立貯金からとって積子と立子。あたしが子どもなら怒る。
そんで、そんな細かいことなんにも気にしないケ・セラセラ人間
姉・積子。マイペースというか・・・・へらへらーふらふらーしてる。
ちなみになんか私は積子が好き。
そんでトラブルメーカー妹・立子。
家族のなかでも一番インパクトのある存在。
自分大好きで、自分のための努力は惜しまず。keep trying な女。
でも自己陶酔型で被害妄想。救えないタイプ。

やっぱりウチの家族には似てないやー

こんなヘンテコ家族の波乱万丈な日常・・・・のような、特に変わった
事もない淡々とした日常のような・・・・。
どっちだと思うかは読み手次第。

でも、片岡家の人は自分たちを波乱万丈だなんて思ってはいない。
だってそれが片岡家にとって普通だから。

というか、自分のことで精一杯。うーーーん痛快です。

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