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マラケシュ心中 (講談社文庫)
 
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マラケシュ心中 (講談社文庫) (文庫)

中山 可穂 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「恋がいつか必ず終わるものなら、わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、(中略)この世で最も美しい友になりましょう」(本文より)。山本周五郎賞作家が『感情教育』を超えて到達した、戦慄と至福の傑作恋愛長篇。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中山 可穂
1960年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒。1993年『猫背の王子』で小説家デビュー。’95年『天使の骨』で朝日新人文学賞を、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 読んでて苦しい…(涙), 2005/6/21
By カスタマー
既出ではあるが、確かにこれは初めて中山可穂作品を
読むには辛い。辛すぎる。
未だ世間の風当たりが強すぎる「女性同士の恋愛」と
いうのににプラスのプラス…。

しかも主人公が惚れる相手からして障壁を頑なに
造ってしまうのだから…。

タイトルに裏切られて、正直私は安堵した。
もし予想通りだったら…きっと数日間立ち直れない。
頭の中がこの作中世界や登場人物でいっぱいで、何もかも
上の空になってしまっただろう。

>尤も中山氏の作品を読む度にしばらく「上の空」状態
になるのだけれど。或は幸福感で一杯になって。
或はひたすら泣きに泣いて。

この作品は…途中が辛いが、最後で前者の例になれた。

ちなみに、単行本のレビューで、どなたかが
「男女の恋愛をこの筆力で」とのご希望だが。
氏は男女間の恋愛を書く事を望んではいないと
思いますが。
書けと言われても書かない、或は書けない気がする。
中山氏はこの作品も(無論他作品も)「普通の恋愛」
を書いたという気持ちしかないだろうから。

(氏のご真意は解らないが、自らご自分のセクシュアリティを公表
していたり、実在のモデルが居る辺りそうだと思う)

そもそも。

何故男女間に拘るのですか。

男女間なら普通だからですか?

では…それ以外だったら「非」普通ですか?

教えてください。

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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 素晴らしい!!, 2006/7/11
By ぴゆまま - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
わりと長編でしたが、展開が激しくその面白さに引きずり込まれるようにして一気に読みました。しかし、この作品の本当の面白さは展開やストーリーそのものにあるのではなく、話中を一貫して流れる、主人公の荒々しい愛の形にあるのだと思います。中山さんの血が滲むような作品。実際、あとがきには「当作品執筆後、十ヶ月もの間何も書けなくなってしまった」とあります。まだ読んでいないこの人の作品も多数あるので、今後ぜひ読みたい!
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 マラケシュという名の世界の果てで。, 2007/7/11
中山氏の作品を読むといつも回りの空気がすっと薄くなる気がする。息苦しくなる。
同性愛の苦しさも勿論あるが、ひとりの人を愛する過程でのなりふり構わない姿がそう感じさせるのか。
「溢れ出る情熱」を通り越し、「溢れ過ぎ行き場の無い情熱」と言った方がしっくりくるかもしれない。
まさに全身全霊でひとりの人を愛し時に残酷なまでに欲する。(この人の作品の前では「愛」と言う言葉を使うことすら何故か陳腐に感じてしまう)
「本当に欲しいものでなければ何も手に入れたくはない」本文より。
とても印象深い一文であると供にこの作品を如実に表している一文だと思う。
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