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珍妃の井戸 (講談社文庫)
 
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珍妃の井戸 (講談社文庫) (文庫)

浅田 次郎 (著), 張 競 (解説)
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内容説明

『蒼穹の昴』に続く感動の清朝宮廷ロマン!二十世紀初頭。列強の軍隊に制圧され、義和団事件で荒廃した北京。一人の美しい妃が紫禁城の中で命を落とした。誰が珍妃を殺したのか? 切なくも美しい愛の物語

内容(「BOOK」データベースより)

列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。

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5つ星のうち 5.0 技を感じる作品?, 2008/1/14
蒼穹の昴みたいな壮大なスケールの作品の後、
ちょっと軽快な、本作のような作品も書ける浅田次郎のテクニックを感じます。

蒼穹の昴と流れを汲むけれど、まったく別の作品だと思うと
味わい深く楽しめる物語です。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 小説の面白さよりメッセージを優先した。, 2007/10/12
 他の方も書いていますが、蒼穹の昴の外伝として読んだほうがよく、したがって、蒼穹の昴を先に読んだほうが本書を理解しやすいのですが、小説の出来としては、蒼穹の昴の方が上なので、蒼穹の昴と比較するとやや失望してしまうという厄介な(?)問題を抱えた本です。でも、単体として十分面白いので星4つとしました。
 同じ著者による「壬生義士伝」と同様な手法をとり、いろいろな人物とのインタビューを通して、ある事件(壬生義士伝の場合はある人物)を解き明かしていく形をとりながら、インタビューされる人物や当時の世相までが明らかになっていき、全体としてひとつの真実に収斂して行くという形をとります。あくまでもフィクションですから、この場合の真実とは著者のメッセージに他なりません。ちなみに、壬生義士伝の場合は、小説として十分面白く、「真実」への収斂の仕方が無理なくリアルであったのですばらしい小説に仕上がりました。他方、本書の場合、「真実」への収斂の仕方に無理があります。たとえば、英・独・露・日の高官が、どうして珍妃の死因を必死で探ろうとするのかの動機が納得できません。小説の冒頭で、その理由は示されますが不十分だと思います。また、インタビューする相手によって、相互に矛盾する証言が得られますが、証言をした本人が、その証言を翻すに決まっている人物を次の証人として推薦するというのも不自然です。また、高官たちが襲われる事件が起こりますが、その理由が十分には明らかにはなりません。
 名手である浅田さんをして、どうしてそういうことになったかというのは、本書の最後のどんでん返しで明らかになる真実=著者のメッセージで明らかになります。ヒューマニストとしての浅田さんが、蒼穹の昴の創作過程でいきついたひとつの思想(壬生義士伝におけるメッセージとも重なる)を主張するためにこの本は書かれたと私は思います。「歴史は繰り返す」の格言通り、昔、清国で生じたことは、現在も国をかえて行われています。そのことが、本書を書いた浅田さんの動機で はないかと私は思いました。
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5つ星のうち 3.0 おもしろい but 物足りない, 2007/5/28
蒼穹の昴を読んでから手をつけないと、最初からなんとなく中途半端な感覚を受けると思います。つまり著者の静かな意図としては、蒼穹の昴の読者が次に読む、という前提があって仕上げた作品だろうと考えられます。もちろん単品として読んでもそれはそれでショートミステリーとしてのおもしろさはありますが、なにしろ登場人物のほとんどすべてが蒼穹の昴出身者ですから、やはりあの超長編を押さえたうえでページを開いたほうが取っ掛かりはいいでしょう。
しかし逆に、蒼穹の昴のペースとノリのまま無邪気な期待でページを開くと、誰もが確実に失速感を味わう事必至です。物足りないのです、内容もストーリー展開も。そして、物足りないままに終わってしまいます。ちょとした不完全燃焼感が残るかもしれません。
西太后との政治対決に破れた光緒帝の寵姫である美しい珍妃は、清朝帝国崩壊寸前の混迷を極める紫禁城の片隅で、何者かの手によって井戸に投げ込まれ暗殺されてしまいます。これは史実で、井戸は現在でも残っています。また、珍妃の肖像も残っているので、興味のあるかたはインターネットで検索してみてください。涼やかな切れ長の目が美しい姫です。
しかし、現実にわかっているのはここまで。西太后の指示による暗殺という噂は絶えないものの真実は依然として闇の底に沈み、判然としていません。その謎の部分に焦点を当てて、蒼穹の昴メンバーたちがひとり語りにそれぞれの思いや知っている事を述べ合い、その話がまたいちいち食い違ってゆく、というミステリーオムニバスのような形式で本書は進みます。
そして著者なりの美しい結果には違和感を覚えるかたも少なくないでしょう。ただ、現実として謎のまま解き明かされていない史実に一応のまとめをつけるとなると、やはりこうならざるを得ないのかもしれない、とも感じつつページを閉じました。皆さん、どうお思いでしょうか・・・。
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5つ星のうち 5.0 紫禁城の珍妃の井戸に行ってきます。
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義和団事変の混乱の中、西太后に殺されたとされる、
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投稿日: 21か月前 投稿者: Teddy

5つ星のうち 4.0 歴史・国際・ミステリー、そして、中国、4つの要素あり
ミステリーとしても面白く、日本ロシアドイツ英国の国民性の違いもよくわかり、義和団事件の清朝への影響なども勉強になりました。
投稿日: 24か月前 投稿者: ろぼ

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投稿日: 2008/3/10 投稿者: Richmond#15-01

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投稿日: 2007/9/10 投稿者: mirei

5つ星のうち 4.0 個人的な意見
本来の話の大筋に対する感想とはいえないが、個人的にはとても読みたかった事が描かれていたので、それだけでも星4つである。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/21 投稿者: kirari012

5つ星のうち 3.0 本編で使い切れなかったスタイルのお蔵だし?
あざとくもありながら一気に読ませきる浅田氏の筆力は、「蒼穹の昴」で如何なく発揮されたが、しかし氏は調べた事は全部出さねば気がすまない性質なのでしょう。ちょっと本... 続きを読む
投稿日: 2006/5/31 投稿者: EH

5つ星のうち 3.0 紫禁城の落日
「蒼穹の昴」からちょっと後、紫禁城の奥で起きた事件を解明すべく諸外国の高官が動き出す。イギリス貴族にして海軍提督のソールズベリー伯爵が混乱の北京に着任する二年前... 続きを読む
投稿日: 2006/4/19 投稿者: DeepBlue213

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