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苦海浄土―わが水俣病 (講談社文庫)
 
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苦海浄土―わが水俣病 (講談社文庫) (文庫)

石牟礼 道子 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人の尊厳とは何か いまこそ心打つ<声>を聞いてください
文字が大きく読みやすくなった新装版
工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽(せいれつ)な記録を綴った。本作は、世に出て30数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき<いのちの文学>の新装版。


内容(「BOOK」データベースより)

工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽な記録を綴った。本作は、世に出て三十数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき“いのちの文学”の新装版。

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5つ星のうち 5.0 水俣病とは何だったのか?若者こそ読むべきでは?, 2005/1/20
多くの人々が水俣病という公害があったことを学校の社会の授業などで勉強し、知識としては知っているでしょう。でも、「水俣病=公害」という理解の仕方がいかに表層的かを本書を読んで痛感するのではないでしょうか。つまり、本書を読めば、水俣病とは、本当はどういった状態であったのかをイメージすることができるようになるのです。水俣病にかかって死んでいく人々の軌跡や、水俣病という恐怖が村を飲み込んでしまう恐怖が書かれています。
著者の石牟礼道子さんは、水俣のすぐ近くに住まれていたようで、実際に水俣に赴き、聞き書きをするのですが、「言葉として聞き取ることができないもの」をも自らの言葉として汲み取り、表現しています。それが単なる創作とはまったく異なる切実さを持って作品を支配しています。
タイトルにも挙げたように若い人こそ読むべきかもしれません。かくいうワタシも80年代生まれで、水俣病のことなぞ何も知っていなかったことを思い知ったのですから。
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5つ星のうち 5.0 高校生に読んで欲しい, 2007/12/3
『苦海浄土』を読んだのは,第1回大宅壮一ノンフィクション受賞作品として「文藝春秋」に一部が載ったときでした。1970年ですからもう40年近くも前のことです。石牟礼さんは受賞を辞退していましたが,雑誌に一部が紹介されたのでした。私は大学に入学したばかりでした。第3章「ゆき女きき書」は,かなりの部分が坂上ゆきの水俣弁で書かれた章ですが,石牟礼さんが聞き取った言葉の迫力は尋常ではありませんでした。私はさっそく本を買い,読みました。庶民の暮らしが,その日々の営みがどれほど貴重なものであるかを、感じました。首相だの大統領だのといった人々とは別に,偉い人々がちゃんと巷にいることに感動しました。悲惨な水俣病を描いてはいますが,美しく幻想的な傑作です。それ以後ずっと,この本は私にとってもっとも大切な本のひとつです。高校生くらいの若い人にぜひ読んで欲しい本です。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「命の価値を想え」というメッセージ, 2004/10/5
 ここに云う「苦海」は、すなわち水俣湾のこと。1960年代の高度成長の中で公害の犠牲となり、しかし長年無視されてきた世界である。そこでは「命の価値」は金銭に換算され、しかも「死」をさらに葬り去ることが通例になっていた。それを綴った本文は著者による聞き書きの体裁を取っているが、実は全て創作だという。だがそれは単なる創作ではなく、熊本弁で綴られた言葉の全てが「語られぬ言葉」の代弁となっている。
 ところで、第3章「ゆき女きき書き」の最後にこんな表現がある。
「うちゃ『ぼんのう』の深かけん、もう一ぺんきっと人間に生まれ替わってくる」
たった一言だが、この一言に「なぜ死ななければならないのか」という、水俣病の犠牲になり、不条理を押し付けられた全ての人々の想いが集約されているような気がする。
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5つ星のうち 5.0 告発、そして告発を超えるもの
 水俣病を語り、公害問題を語るにトップに挙げるべき書であろう。すで
に古典の位置を占めているだろうが、ルポルタージュ文学として、今もそ... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 空満

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当時の水俣にて生活し、患者発生の初期から丹念に漁民を中心とした患者や... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: daphnetin

5つ星のうち 5.0 筆者が自らを曝け出して書いた優れて文学的な作品
この本の前に、水俣病をめぐる社会の動きをつかんでおくほうがいい。岩波新書が... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: bubyuki

5つ星のうち 4.0 苦悩の中の苦悩
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投稿日: 2007/3/13 投稿者: ぽち

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この本は水俣病の参考文献として常に上位に挙げられるものではあるが、私はこの「苦海浄土」よりも吉田司の「下下戦記」の方が数倍素晴らしいと思った。それは、吉田司の「... 続きを読む
投稿日: 2006/11/20 投稿者: なつ

5つ星のうち 5.0 有機水銀に体を蝕まれ、破壊され、命を奪われたものたちの声
チッソが海に流した有機水銀に体を蝕まれ、破壊され、命を奪われたものたちの声を石牟礼道子さんが言葉に刻んでいます。患者となってしまった漁民たちが発する言葉は、生命... 続きを読む
投稿日: 2006/1/6 投稿者: トリイミキ

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