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渡邊恒雄 メディアと権力 (講談社文庫)
 
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渡邊恒雄 メディアと権力 (講談社文庫) (文庫)

魚住 昭 (著)
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話題の新刊ノンフィクション
バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された──しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか?運転手は無実ではないのか?謎の多い事件の闇に鋭く迫った 『あの時、バスは止まっていた』。これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人よんでナベツネ いったいどんな男だ?

「1千万部」の力を背景に首相をも動かし、世論を操ろうとする読売王国の総帥、渡邉恒雄。屈折した少年期、主体性論をひっさげた東大共産党時代、そして粛清を重ねて新聞社社長の座に登りつめるまで。稀代のマキャベリストのすべてを白日の下に曝す決定版評伝の文庫化に際し、玉木正之氏との白熱対談を収録。


内容(「BOOK」データベースより)

「一千万部」の力を背景に首相をも動かし、世論を操ろうとする読売王国の総帥、渡邉恒雄。屈折した少年期、主体性論をひっさげた東大共産党時代、そして粛清を重ねて新聞社社長の座に登りつめるまで。稀代のマキャベリストのすべてを白日の下に曝す決定版評伝の文庫化に際し、玉木正之氏との白熱対談を収録。

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5つ星のうち 5.0 渡邉恒雄、その権力の大きさは私の予想をはるかに超えていた。, 2004/9/14
By カスタマー
こんなにも「おぞましい」ノンフィクションを読んだのは久々だった。
「恐怖・猜疑・嫉妬・打算・憎悪・陰謀・裏切・攪乱・策謀・確執・反目・罵倒・恫喝・敵味方・絶対服従・謀反・陰謀・告げ口・扇動・更迭・画策・籠絡・・・・・・」

これらのうんざりするような語句が日常茶飯事のように出てくる。しかも、「ひとりの人間」の半生を綴った「一冊のノンフィクション」の中に。それでも最後まで読んだのは、これは「ひとりの人間」もしくは読売グループという「ひとつの組織」だけの問題ではなく、日本という民主国家にかかわる、決して他人事ではないという「義務感」を覚えたからだろう。

この本は、「プロローグ」としてまず、当時、自民党官房長官であった野中広務が渡邉を「先生」と呼び、ひれ伏して謝罪するというシーンから始まる。それまで、渡邉を単なる「一企業のワンマン経営者」としか知らなかった私にはこのシーンだけでも衝撃的だった。そこから、彼は経営者というよりむしろ「読売グループだけにとどまらない日本政治におけるフィクサー」であることが、詳細な事実と共に読者に明らかにされていく。

大野伴睦(元自民党副総裁)・児玉誉士夫、正力松太郎・務台光雄の懐に深く入り込み、その権力をバックに同じく自らも権力の階段を駆け上がっていく。中曽根康弘などは科学技術庁長官の認証式(昭和三十四年)が終わったその夜に渡邉の元に駆けつけ、「おかげさまで大臣になれました」と、深々と頭を下げている。

そして、読売グループのトップの座を得た後は、マキャベリ「君主論」に忠実に、「恩愛」ではなく「処罰の恐ろしさ(=「人事権の苛烈な行使」)」で権力の維持に努めることになる。

最終章で著者は、「かつて誰よりも自由を愛した哲学青年は、国家の論理をふりかざして記者たちの言論の自由を脅かす巨大な権力者に変身した」と書いている。これを僭越ながら換言させてもらうと、「かつてスターリンの独裁性を嫌うが故に共産党のソ連追従路線を批判した青年自らが、『マキャベリズムの多大なる実践者・成功者』に変身した」ということになるだろうか。とにかく、著者の粘り強い取材力と「勇気」に敬意を評したい。

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32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ナベツネ誕生, 2004/7/12
(ある一系列を除いて)マスコミでしばしば
「ナベツネ」と揶揄され、批判される渡辺恒雄の一代記である。

 彼の強烈な個性と過激な闘争心はどこから生まれたのか。
その答えを求めてこの本を手にとった。

 苦渋の少年期から共産党員時代、読売新聞への入社から
社内の派閥争いにおける権力闘争をどう勝ち抜いていったかが

綿密に描かれている。

 私はかねてから彼の無計算に思える激しい言葉の数々と
それとは裏腹に綿密に構築された理詰めの戦略思考のアンバランスさ
に疑問を持っていたが、この本を読んでその秘密の一端が
わかる気がした。

 つまり、彼は新聞人というより最強の政治家なのである。

 彼にとって他人は「打ち砕くべき敵対者」か「自分に完全服従の

追従者」かのどちらかにはっきりと分けられるのだ。

 著者が引用するマキャベリの君主論の言葉がこれほど
ぴったりはまる男は今の日本には他にいないだろう。

 それにしても読売新聞の歴史はこのような強烈な個性を
もった人々によって彩られている。正力松太郎、務台光雄、そして渡辺恒雄。

 以下の二冊をあわせれば「ゴッドファーザー」のような読売ファミリーの闘争の歴史、一大トリロジーになる。
あわせておすすめしたい。

・「巨怪伝―正力松太郎と影武者たちの一世紀」佐野真一 文春文庫
・「新聞の鬼たち 小説務台光雄」 大下英治 光文社文庫

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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 『評伝』としては不満もあるが、読み応えのある力作である。★は4つです。, 2006/7/28
昔は「ツネさん」とか「ワタツネ」とも呼ばれてようだが、今は誰もが「ナベツネ」。なんだか「ジャイアン」みたいな響きがある。そんな彼は日本一の発行部数を誇る『大』新聞社の社長にして主筆であるが、彼を言論人と呼ぶ人は少ない。それは何故か、ということが本書には書いてある。というか、約400頁の本文には殆どそれしか書かれていない。

権力を握るにためには何でもやる、とにかく徹底的にやる。ジャーナリズムって一体何?という感じである。権力闘争はどこの会社でもあるが、それが政治とメディアという二つの権力を行き来してしまうのは、あきれるのを通り越して、凄いとしか言えない。と同時にこれがこの作品に対する不満にもなる。

タイトルが「渡邉恒雄 メディアと権力」である。だから、権力の追及者としての渡邊恒雄の描写に偏るのもやむを得ないのかもしれないが、人間性そのものを炙り出そうとする『評伝』としては物足りなく感じてしまう。

例えば、彼はワシントン勤務のときには家族も連れて行っているのだが、帰国して日本の学校に復学した息子の学力が、日米の公立学校の学力格差のため遅れていると知ると、勉強を教えるために教科書を3冊(息子に1冊、息子に教えるときに彼が使うために1冊、彼の予習のためにベッド脇に1冊)、参考書も同様に揃えて臨んだ、というエピソードが紹介されている。勉強をやれ、と言うだけではないのである。ただの負けず嫌いなだけかもしれないし、並外れた愛情なのかもしれないのだが、著者はそれを掘り下げることなくエピソードの紹介にとどめている。

こういった権力の追及者ではない時の渡邊の人間性が現れているようなエピソードは他にもあったのだが、いずれも同じように扱われている。力作であるだけに個人的にはそこが非常に残念である。
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5つ星のうち 5.0 恐るべしナベツネ!!
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特にプロ野球に関する発言で確立された、権力者とし... 続きを読む
投稿日: 2004/11/30 投稿者: kentmild

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