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華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社文庫)
 
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華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社文庫) (文庫)

小野 不由美 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

十二国の歴史を彩る5つの物語
景王陽子は、泰麒蒿里は、楽俊は、そして延王尚隆、泰王驍宗、供王珠晶、采麟揺藍、祥瓊、月渓、利広は、それぞれの胸に何を秘めるのか!!

戴国王驍宗(ぎょうそう)の命で漣国へ赴いた泰麒(たいき)を待っていたのは。芳国王仲韃(ちゅうたつ)への大逆の張本人月渓(げっけい)に慶国王陽子から届けられた親書とは。才国の宝重華胥華朶(かしょかだ)に託された理想の王国への憧憬の行方は。そして、陽子、楽俊(らくしゅん)、十二国はいま――。あなたの心をふるわせ胸を熱くする12国記珠玉の短編集。
〈文庫オリジナル〉


内容(「BOOK」データベースより)

戴国王驍宗の命で漣国へ赴いた泰麒を待っていたのは。芳国王仲韃への大逆の張本人月渓に慶国王陽子から届けられた親書とは。才国の宝重華胥華朶に託された理想の王国への憧憬の行方は。そして、陽子、楽俊、十二国はいま―。あなたの心をふるわせ胸を熱くする十二国記珠玉の短編集。

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5つ星のうち 5.0 言葉のチカラ, 2006/4/20
この本は十二国記シリーズの短編集であり番外編です。なので、十二国記シリーズをまだ読んでない人には、残念ながらあまりおすすめできません。
しかし、この本には随所に人生の教訓とも言えることが書かれています。なので、一読の価値はあります。
なかでも、華胥に登場する砥尚の言葉には、おもわずはっとしてしまいます。
「責難は成事にあらず」⇒人を責め、非難することは、何かを成すことではない。責難することは容易いけれども、それは何かを正すことではない。
この言葉には、誰しもが深く考えさせられるでしょう。
ちなみに、華胥に登場している慎思は“風の万里 黎明の空”にも登場してきます。そこでも、深い言葉を数多く残しています。
“華胥の幽夢”や風の万里 黎明の空”に限らず、他の十二国記シリーズの本にも、素晴らしい言葉がちりばめられています。
なので、まだ読んでない人は、他の作品から読んでみてください。ハマりますよ。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 短編であるが故に, 2002/6/19
国が急激に傾いてゆくさまなどがよく出ていたと思います。
大きく道を踏み外しているわけではないのに、麒麟は過ちを示す。
その無常とも言える失道の様は、本当に痛々しい。
王が道を踏み外すという事は、それ程に罪深いのだと感じさせられた。

他の作品も、短いが故に日常を垣間見た、という印象で面白い。

十二国記シリーズにより深みを与える一冊。

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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 短編集。, 2002/10/25
「冬栄」→6作目『黄昏の岸~』の前の泰麒の物語。驍宗と泰麒の、まるで《生き別れになって再会した父子》のように、近づきたいのだけれど、どう接すればいいのかわからないというたどたどしさがいいです。廉王も優しそうな感じで好感を持ちました。早く本編でも、泰麒に幸せになってもらいたいですね。

「乗月」→祥瓊の父王を殺した月渓の物語。芳国には国を導く者が必要だった。だが、皆に期待されている月渓にはそんな気はない。ある時、慶国から親書が届いた。そこには祥瓊からの文もあった……。

「書簡」→楽俊の元に鳥がやってきた。それは慶王であり、友人でもある陽子からの《文》だ。そして楽俊も、その鳥に近況報告を語りかける。でも、二人とも、つらいことなど口にしない。言わなくてもわかる。それは二人が親友だから……。

「華胥」→才国は滅びようとしていた。采麟失道。そのことの意味を、王の砥尚は、そしてそれを支えてきた人々はわかりかねていた。何が悪かったのか。どうすれば良いのか。そしてその答えは、失って初めてわかるのだった……。この短編集の中で一番痛い物語。他人を責めるということは、同時に重い責任を背負うということに気付かされました。

「帰山」→5作目の『図南の翼』に登場した宗王の次男・利広の物語。柳国にやってきた利広は、この国が今まさに滅びようとしていることを確信する。そして、思う。死なない王朝などありはしないと。では、いつか宗も滅びるのだろう。六百年も続いた宗も……。でも利広には想像などできなかった。いつも同じ顔ぶれで、いつも温く自分を迎えてくれて……。そしてたぶん自分は《変わらない》ということを確信するために旅に出るのだと……。ちなみに利広、例のあの方に会っています(笑)。

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