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法月綸太郎の冒険 (講談社文庫) (文庫)

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内容(「BOOK」データベースより)

名探偵・法月綸太郎に挑戦するかのように起こる数々の難事件。なぜ死刑執行当日に死刑囚は殺されたのか、図書館の蔵書の冒頭を切り裂く犯人、男が恋人の肉を食べた理由など異様な謎に立ち向かい綸太郎の推理が冴えわたる。「ルーツ・オブ・法月綸太郎」ともいえるミステリの醍醐味あふれる第一短編集。

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15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 イチ押しの大傑作, 2005/2/26
By voodootalk - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
法月綸太郎の第一短編集。エラリー・クイーンやシャーロック・ホームズに習っての『法月綸太郎の冒険』である(●^o^●)。
しかしながら内容は極めて濃密である。特に『死刑囚パズル』には唸る。『死刑』に対する文献・論調は古くはそれこそエラリー・クイーンの『Zの悲劇』、最近では島田荘司の一連の死刑考察が出色だが、その法的取材の深さが伺い知れる大傑作だ。
あわせて7編中4編が『図書館もの』だ。ここでは島田荘司の石岡君に対峙する里美と言うべきか、むしろ『Zの悲劇』のペーシェンスと言うべきか、法月綸太郎の相棒たる沢田穂波が登場する。彼女と綸太郎の会話が石岡・里美コンビくらい絶妙で面白い。
あと思ったのは、この中の1編『土曜日の本』や後の長編『ふたたび赤い悪夢』の題名である。プログレシブ・ロック好きならピンとくる題名ばかりだ。つまり、『土曜日の本』は『Starless and Bible Black』の『Book of Saturday』であり、『ふたたび赤い悪夢』は『Red』の中の『One more red nightmare』に違いない。氏はキング・クリムゾンの大ファンなのだろう。

閑話休題。イチ押しの大傑作である。

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 期待以上の面白さ。バラエティに富んだ内容もグッド!, 2009/7/21
 とにかくめちゃめちゃ面白かった。ただ、この前に、犯人が直ぐ分かり、伏線なし、動機雲散霧消、気取っただけの、辟易する森某とかのミステリィなんぞを読んでいただけに5割増しで面白く感じたことは事実ですがね。
 のっけの「=Y」の悲劇はなかなかでしたよ。ダイニングメッセージとしてはかなり優秀な部類に入るんじゃない?(自分としてはクイーンの後期作のダメ小説を数作読んでダイニングメッセージ物は勘弁と思っている口ですがね)
 犯人はこいつじゃないかな、とは疑っていても、肝心のダイニングメッセージが解けないんですから。大抵のダイニングメッセージ物って理不尽なまでの思考過程を通らないと意味が解けなかったり、曖昧すぎて結局犯人特定に至らない物がほとんどなのですが、この作品では幾つかの手がかりから充分解ける(でも相当難しいのでは?)範囲であり、かつダイニングメッセージその物は決定的に犯人を指し示す物である点が素晴らしい。
 バラバラに思えるすべてのパーツが、所定の位置にぴたりと納まり、謎が氷解する醍醐味を久方ぶり(森某とかのミステリィでは全く味わえませんでしたから)に味わいましたね。
 自分の膝をぴしゃりと叩いて「くそっ」と呟き、自分のボンクラさを呪う。推理小説の醍醐味じゃないですか。ただそれは本作のように論理がしっかりしていれぱこそ。
 他の作品も「密室物」などで楽しませてくれますが、若干気になったのは、伏線の少なさだろうか。まあこれは短編集と言うことで仕方のない面もあるが、J・D・カーや泡坂妻夫張りに伏線が張り巡らしてあれば言うこと無しの5ツ星だったのだが……。
 この作者の他の作品も読んでみたい、そう思わせる作品集。法月倫太郎を読んだことのない人に勧めたい。
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 絶句、、、, 2003/1/21
この短編集にはミステリ短編でも屈指の名作(迷?)の
死刑囚パズルが収められています。
この短編を読んであなたも絶句して下さい。
本当にすごいです。
逆に後半の穂波シリーズはほのぼのしていて
軽くてこちらも好きです。
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5つ星のうち 1.0 がっかり…
生首に聞いてみろ から、氏の本に興味が湧き、手っとり早く短編集を拝見したんですが…。なんですか これ?... 続きを読む
投稿日: 2005/3/11 投稿者: yamaguchi249

5つ星のうち 5.0 本格
行儀が良過ぎるほどフェアな本格ミステリ短編集。
でもやっぱり、名探偵の第一短編集のタイトルは「 ~冒険」でなくちゃね。
投稿日: 2004/5/13 投稿者: 浦部

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