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自由だけではなぜいけないのか 経済学を考え直す (講談社選書メチエ)
 
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自由だけではなぜいけないのか 経済学を考え直す (講談社選書メチエ) (単行本)

荒井 一博 (著)
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

なぜ、新自由主義経済ではダメなのか?
自由放任の経済は、人びとの絆と信頼を破壊し社会基盤を掘り崩す。新自由主義経済の欺瞞と論理矛盾を暴き、あるべき経済の在り方を社会との関係に注目して論じる


内容(「BOOK」データベースより)

新自由主義は、なぜ経済の暴走を止められなかったのか。原因は野放図な自由の容認にあった。経済は人と人のつながりによって成立する。自由放任の経済は、人びとの絆と信頼を破壊し社会基盤を掘り崩す。いくつもの「フィクション」を積み重ね破綻した新自由主義=新古典派経済学の欺瞞と論理矛盾を暴き、あるべき経済の在り方を社会との関係に注目して論じる。

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/10/9)
  • ISBN-10: 4062584522
  • ISBN-13: 978-4062584524
  • 発売日: 2009/10/9
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 133,649位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    585位 ─   > ビジネス・経済・キャリア > 経済学・経済事情 > 経済学
    13938位 ─   > 投資・金融・会社経営
    68068位 ─   > フォーマット別 > 単行本
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 経済学部の最初の授業で扱われるべき本です, 2009/10/17
By recluse - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
題名はpolemicalですが、中身は至極全うな手堅い作品です。新古典派という疑似「theology」が拠って立つその理論的な前提が完膚なきまでに粉々にされています。普通のまともな人間にとっては、この前提なんて真面目に扱う必要がないのというのは自明の理なのです。しかし社会経験のない大学生が、大学に入学して権威のある教授に経済学の最初の授業で、これらの前提を真面目に黒板に書かれてしまうと、その収まりの悪い違和感は別にして、あたかもそれらが真理であるかのようにノートに写してしまうのは仕方のない通過儀礼のようなものでした。私の記憶では、ほとんどの学生はこれらはあくまでも教科書の上での決まりごととして受け止め、そのうち忘れてしまうのが通常のパターンだった気がします。ただ自由な個人という戦後日本の正論として、その背後に潜む密教としての側面を意識することなく、グロテスクなほどナイーヴな形で社会の前面に出てきたのがここ20年の日本社会だったのかもしれません。著者はあくまでも正攻法に理論的なアプローチで、この新古典派の前提の非現実性とその前提の社会への浸透の持つ破壊的な作用を丁寧に解き明かしていきます。そういう意味でこの作品は大学の経済学の授業の最初で読ませるべき作品です。著者は、新古典派の命題とその構造は、その自由な個人という顕教の面の背後に、人間の不完全性とその結果としての人間不信と全能の神への依存を隠し持っているという逆説的な仕組みに気付いています。密教の部分を意識することが本質的にできない日本人にとって新古典派の浸透の持つ危険性が繰り返し指摘されます。ところで、大学というところは大変なところのようです。欧米社会の現実から生み出された論理を紙の上で理解し、それをベースとして日本社会の非合理性を批判するという議論を展開する学者たちが示す日本社会での生き様の部分に言及した部分は、いつもながらのグロテスクさです。
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