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「すべてのギャンブルは純粋に数学的事象であり、直感に頼るギャンブラーはトータルでは決して勝つことはできない」と、著者は言いきる。ギャンブルに関して世の中には必勝法と銘打った嘘やイカサマが無数にある。金額の大小にかかわらず、金銭が伴うということでそれが顕著になる。そんな嘘や必勝法を、ジャンケンから競馬、ルーレット、ポーカーに至るまで確立・統計を用いて暴き、本当の必勝法とは何かを述べている。
公営ギャンブルからブラックジャック、ルーレット、宝くじ、TOTOに至るまで、その胴元の儲けのしくみを「期待値、控除率」を用いて紹介する。この期待値とは「ある特定の賭け方に対して理論上戻ってくる割合」であり、控除率とは「賭けられた金額に対するギャンブル主催者の利益率」である。この2つを理解することにより、ギャンブルの裏側や、楽しみ方がわかってくる。つまり、「堅実なギャンブラーになれる」ということである。
各章末のコラムにも注目すべきものがある。身近な事例を確立・統計を用い、ギャンブルにみたてて損か得かを証明するのだ。イチローをいくらで獲得すれば得するか、といった軽いトピックについても、打率などから確率・統計を用いて理論的に説明されており、興味深い。内容を理解するためには高校卒業程度の数学の知識が必要とされるが、それがあれば、十分楽しめるだろう。(松長泰広)
出版社/著者からの内容紹介
胴元は確実に儲かる。なぜか?
明日のレースに、まだ間に合う!勝負に挑むギャンブラーはこれを読め!
胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし……、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに?
「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で解き明かす、巧妙なからくりの数々。
以下の質問の答えがわからない人は、本書の読者です。
●なぜパチンコ屋は、たまった玉をいったん交換しろと言うのか?
●本命一本と大穴一本、どちらで勝負すべきか?
●ボックス買い、流し買いで押さえるのは賢い?
●ブラックジャックに必勝法がある?
●公営ギャンブルはまず勝てない?
●カタい馬券で連勝を目指すのは正しい?
●ルーレットでは「流れ」こそ大切だ?