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心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス)
 
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心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス) (新書)

by 安藤 寿康 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

IQは遺伝によって決まるのか?

遺伝をめぐるさまざまな誤解を解く「心と行動の遺伝学」
ヒトゲノム、クローン技術と、21世紀は遺伝子の時代に突入しようとしている。そしていま一卵性・二卵性双生児の研究から、身長や体重だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も明らかになってきた。
遺伝子はどのように人間の心を操っているのか?



内容(「BOOK」データベースより)

ヒトゲノム、クローン技術と、21世紀は遺伝子の時代に突入しようとしている。そしていま一卵性・二卵性双生児の研究から、身長や体重だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も明らかになってきた。遺伝子はどのように人間の心を操っているのか?遺伝をめぐるさまざまな誤解を解く「心と行動の遺伝学」。

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14 of 16 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 本書のデータでは『こころ』が遺伝するとは言い難いような..., 2008/1/28
By MM (北海道札幌市) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
一卵性双生児が同一の遺伝子をもっていることを利用して、学習能力や行動、興味の対象などについて二卵性双生児(50%が共通の遺伝子)と比較することで、多くの事項が環境だけではなく、遺伝的背景に支配されていると述べた書。もちろん遺伝と環境の相互的な要因も重要としている。容易な文章を心がけているが、一般人を対象とするにはやや難しく、理解するためには高校生物以上の知識が必要と思われる。

本書の冒頭において、生後まもなく生き別れになった一卵性双生児が、成人して再会する際に非常に共通点が多いことが背景としてあげられている。しかし、よく読んでみると、子供の数が同じであることなどのように本人以外の要因が大きい因子も挙げられていて確証バイアスにしかみえない説明である。一方の子供の名前が似通っていると言っても、きわめてありふれた名前であり、奇跡的な現象とは思えないし、会ったときの装飾品が似ていると言ってもその前に電話で会話していれば奇蹟でも何でもない。現に電話で連絡し合うケースがあるというエピソードも記載されている。また、著者自身述べているように、後半まで続く従来の研究結果には、懐疑派が指摘するように不適切な比較など多くの問題点がありながらそれを主張の根拠としている部分も多い。最後に著者自身の研究結果も述べられているが、比較した群間(一卵性と二卵性)および二卵性児童間の試験前のIQに差があれば、あるいは隔離された試験でなければ試験自体が成立しないと思われるが、それについての記載がなく、文献の提示もないため、信憑性があるとは言い切れない。それ以上に、思考能力と『こころ』を同一視してよいかという疑問は解消されておらず、知能などが遺伝の影響を受けること自体は正しいかもしれないが、心まで遺伝するかどうかを本データで述べるには無理がありすぎるように感じた。そもそも知能さえも、最良の測定手法がとられているかは議論の余地があるのだ。

本書において許容できる範囲でのデータ、または他の論文における動物実験結果から、個体の能力が生まれながらに異なっていることは正しいと思うし、それが遺伝の影響を受けることも正しいと思う。しかし、書全体としての説得力には欠けるように感じる。

倫理的な問題や哲学的問題が多いため、客観評価に耐えうる実験が困難であることは理解できる。また、著者自身が問題点を真摯に考察していることもわかるし、遺伝の法則などについても造形が深いと思うが、書としての完成度は中途半端な感がし、タイトルに見合った情報は得られないように感じた。悪書ではないが、積極的に勧められるかというとそうとも言えず、星3つの評価。
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8 of 9 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 遺伝と言うものを再認識させられる, 2005/1/15
By 江口哲学 - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
「心は遺伝によるのか、環境によるのか」をハッキリさせて欲しいという思いで本書を読み始めたのであるが、やはりことはそう単純でない。遺伝と環境は必ずしも対立するものでなく、交互に作用し合っているのである。また、遺伝の概念を単純化しすぎて、様々な誤解を抱いていたことにも気付かされた。心理的形質が遺伝の影響を受けるからと言って、親と子が似るわけではないし、一生変わらないわけでもない。そして、遺伝的なものが自発的に発現するとは限らず、教育環境も重要なのである。心の遺伝に関してよりも、遺伝そのものを再認識する上で参考になった著作である。
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10 of 12 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 気迫あふれる入門書, 2002/7/24
By 萩原 湖太郎 - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 著者によると、本書は本邦初の日本人研究者による行動遺伝学の入門書。著者の博士論文を一般向けに書き直したものが本書で、(失礼な言い方かもしれないが)新書とは思えない力の入れよう。気合の入りまくった入門書である。遺伝の影響を調べるために、一卵性双生児と二卵性双生児、普通の兄弟、血のつながらない兄弟の類似度を比較するというアイデアだけで、よくここまでやるなぁ、凄いなぁという印象をもった。とにかくその気迫に圧倒されたが、同時に、章立てをもう少し工夫すれば、話がもっとストレートになったのではないかとも思った。いずれにせよ、近いうちにもう1回じっくり読みなおしたい。
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5.0 out of 5 stars 非常に密度が高い良書
これはいい本だ。表現型と血縁度の相関から遺伝の影響を計測することは乱暴でも何でもなく、問題は何もない。これは伝達遺伝学と言って農業や畜産では古くから使われてきた... 続きを読む
Published 2 months ago by いとみみず

5.0 out of 5 stars ヒトの遺伝子と行動の関係についての良書
ヒトの遺伝子と行動の関係については、
まだまだこれから発展していく学問領域ではありますが、... 続きを読む
Published on 2007/5/23 by “脳と生命の科学を経営に活かす”

4.0 out of 5 stars ヒトの能力は遺伝で決まる??
タイトルにひかれて購入した.
この分野についてはまったくの素人であるがまあまあ読みやすかった.... 続きを読む
Published on 2005/12/14 by hisa-taro

2.0 out of 5 stars 表現型の比較研究だけで「心が遺伝する」などと語るのは、乱暴すぎる
「心」と「遺伝」の仕組みについて、それぞれ詳しく書かれていますが、
肝心の「心の遺伝」については表現型の比較研究に終始しており、
これで「心が遺伝す... 続きを読む
Published on 2005/4/25 by サイモン

3.0 out of 5 stars 面白いが誤解を招き問題が多い
遺伝や、環境、才能や努力というのは、人が昔から興味を示してきた話題であるが、この本はその遺伝や環境についての双子についての研究や知見を概観したものであり、決定論... 続きを読む
Published on 2004/4/22 by gachiuri

4.0 out of 5 stars 気合の入りまくった入門書
本書は本邦初の日本人研究者による行動遺伝学入門書。失礼な言い方かもしれないが、新書とは思えない力の入れよう。気合の入りまくった入門書である。遺伝の影響を調べるた... 続きを読む
Published on 2002/7/8 by 萩原 湖太郎

5.0 out of 5 stars 双生児研究のすすめ
この本は長らく行動遺伝学の研究をしている慶応義塾大学の安藤助教授の著書である。ゲノム時代と言われる今日、様々な能力が遺伝にかかわると考えられてきているが、人間が... 続きを読む
Published on 2001/5/23 by ぽんぽん

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