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カシオペアの丘で(上)
 
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カシオペアの丘で(上) (単行本)

重松 清 (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

帰ろう、俺たちの丘へ。
『流星ワゴン』『その日のまえに』、そして――魂を刻み込んだ、3年ぶりの長篇小説。

肺の腫瘍は、やはり悪性だった――。40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか……


内容(「BOOK」データベースより)

肺の腫瘍は、やはり悪性だった―。40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか…。『流星ワゴン』『その日のまえに』、そして―魂を刻み込んだ、3年ぶりの長篇小説。

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5つ星のうち 5.0 許し、成長そして浄化 澄んだ心を取り戻すために, 2007/7/18
真綿で包まれるよな、やさしい空気を持った文章で淡々と語られる。
ある事件が元で故郷を離れてしまった男性。
東京で出会ってしまい、ともに人生の何分の1かを共有した女性
家族のすべてを失ってしまった男性。
自分の不注意で間接的に人の人生を奪ってしまった女性。

大きな十字架を背負ってしまった人々が丘に集まり、許しと癒し、再生と成熟の日々を共有する。

重松氏の作品を手に取るとき、私は無意識のうちに癒しを求めていると思う。
死を真正面から取り組み、人生の負の部分ともいえる背負ってしまった十字架を題材にした決して軽い作品ではないにもかかわらず、私は癒されている。

一人の男の死に向かう心の変化、死への準備ともいえる行動が登場人物の十字架を取り払ってゆき、癒しと成長を周りの人々にもたらす。

読む人がどの登場人物に感情移入するかによって、いろいろな感想が生まれると思う。
しかしながら、どんな人もなぜか読後は、なにかを背中からおろしたような開放感を感じると思う。

涙が心を浄化してくれる。そんな作品です
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 本に興味を持ちだした子どもにも是非読ませたい, 2007/7/14
重松氏の本はこれが初めてである。
小学生の教科書に著者の作品が載せられており、普段本を読まない子どもが、珍しく何度も音読していた。
子どもをこんなに惹きつける重松氏の他の作品を読んでみたいと思っていたところ、最新刊として本書が出ていたので手にとって読んだ。

末期ガンに冒された主人公が、死を目前にして、故郷に帰る。
死を目前にしたからこそ、帰る気になった故郷。
それは、どういうものなのか、読者を惹きつけて止まない。
そして、その家族のあり方、友人など、色んな人の思いが入り交じる。
その描写が実に上手い。

下巻に続くのがもどかしいぐらい、一気に読みたい本である。
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これは恋愛小説ですね。, 2007/10/5
一年の約半分は雪のせいで予定が狂いっぱなし。
隣の町までは何キロもあって、交流の機会はほとんどない。
幼稚園から高校までまわりのメンバーは同じ。
友達のお父さんが担任の先生だし、その奥さんは音楽の先生だったり。
これがごく普通の北海道の田舎町です。

ここから東京へ出ていくこと自体、大変なことです。
それが20年前であれば尚更ですし、
広い東京で偶然であった幼なじみと肩を寄せ合ってしまうのは、
自然の成り行きです。
北海道で生まれ育った人間には理解できることです。
重松さんはよく調べていらっしゃると思いました。
この予備知識がないと、ストーリーが飲み込みづらいと思います。

わたしは美智子の立場でこの本を読みました。
旦那様は尊敬しているし、いままで幸せに暮らしてきたけれども、
忘れられない人がいる。
手に入らなかったものは、何年経ってもキラキラしているのです。

この小説が受け入れられるのは、主人公たちと同世代か、
それ以上の人たちにでしょうね。


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