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マオ―誰も知らなかった毛沢東 下
 
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マオ―誰も知らなかった毛沢東 下 (単行本)

ユン チアン (著), J・ハリデイ (著), 土屋 京子 (翻訳)
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「ワイルド・スワン」の著者、待望の新作
長年にわたる調査と関係者への取材をもとに、驚くべき新事実をふんだんに盛り込んで新しい毛沢東像を描き出した衝撃的歴史大作。20世紀中国を知る必読の書。


内容(「MARC」データベースより)

スパイの暗躍、大飢饉、権力闘争、そして文化大革命…。世界の4分の1の人口を支配した最強の独裁者の全貌がここに! 権謀術数渦巻く20世紀中国を、「ワイルド・スワン」の著者が圧倒的な筆致で描いた歴史巨編・下巻。

登録情報

  • 単行本: 557ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/11/18)
  • ISBN-10: 406213201X
  • ISBN-13: 978-4062132015
  • 発売日: 2005/11/18
  • 商品の寸法: 18.6 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 64,142位 (本のベストセラーを見る)

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    3695位 ─   > 歴史・地理
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114 人中、102人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 画期的だが、比較して読む慎重さが必要。, 2005/12/12
By h.yamagata (世界各地) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
(上巻より)
邦訳の上巻は、毛沢東が中華人民共和国の独裁者の座につくまで。下巻では毛沢東が超大国になろうとして、諸外国に媚びを売りちょっかいを出しつつ失敗する様子が描かれる。詳細なインタビューに基づく記述の迫力は比類がない。またトリビアとしても、中国が自国内の外国公館を偽装デモ隊に襲撃させるのは毛沢東以来の伝統であることもわかるし、他国に難癖をつけて嫌がらせをするのも常道であることがわかる。最近の中国の対日施策理解にも勉強になる部分が多々ある。

 しかしながら、本書は冒頭から毛沢東個人を悪く書こうとして納得のいく記述がなされていない場合がある。たとえば毛の軍事天才神話を否定するため、国民党に対する勝利はすべてスパイによる工作の結果でしかなく、毛沢東自身は無能だとする。でもそこまでのスパイを敵軍中枢に送り込んだのは、きわめて高い軍事能力ではないか? また国際的発言力を手に入れようとする毛沢東の策謀すべてを失敗だと著者たちは描くが、国際関係でそんなすぐ成果がでるものではない。ニクソンや田中角栄の訪中のインパクトは子供心にも強く、さほど矮小とは思えない。1999年に出たフィリップ・ショートによる決定版とされた毛沢東伝(未邦訳)と併せ読む慎重さは必要だろう。ショート版は毛の思想形成史や成長過程かなりていねいにたどるが、チン版はそれを完全に無視。毛沢東はとにかく生まれつき一貫して残虐で利己的で打算的だったのだと決めつけ、それにあったエピソードだけを並べている。

 本書が毛沢東の伝記として画期的な存在であるのはまちがいない。ただしそのまま鵜呑みにするのは危険。毛沢東の伝説の相当部分を否定しつつも、それなりに能力のあった人物だと評価したショート版と、新資料に基づきつつすべては毛沢東をまったく評価しないチン版との間で、今後の世界の毛沢東像は形成されることとなるだろう。
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49 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 さらに毛沢東の野望は広がっていく, 2005/12/8
By 竹の梯子 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
最終章は毛沢東が息を引き取るところで終わる。語弊を承知して書けば、死することによる償い、ある種のカタルシスが得られるのではないか、と思ったが、不毛な虚無が胸中にわだかまるだけであった。毛沢東が究極的には世界の覇者として君臨する果て無き野望に向かって邁進する影で、中国内の何千万という無名の人たち、チベットをはじめ、近隣諸国の多数の人々を蹂躙してきたことが赤裸々に記されている。毛沢東支配下における中国が国連の安全保障理事会の常任理事国となり、核保有国となった背景には冷戦構造を巧みに利用した策略があった。それらに勢いを得てさらに突き進む毛沢東・・・本書を通して明らかにされた壮絶な悲劇は彼の死去によって終わるものではない・・・。
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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 恩来さんが疑問になった。, 2006/8/16
やはり後半が迫力がある。毛さんの悪行は他の書物でも色々出ているから余り驚かなかったが、この本での異色は周恩来に対する評価が非常に厳しいことである。毛は仕方ないとして周は違うとの内外での好意的な評価を粉砕している。まるでドン・ジョバンニとレポレロのようで従僕扱いだ。何を脅されていたのか、ヘテ=コンプレックスというものなのかどうも良く分からない。毛の女好きに対し、外面からでは失礼だが周の奥さんの姿も気になる。この作家には次に周にスポットを当て、その「職業としての侍従」と全生活の内面まで描いて欲しい。
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