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出口のない海
 
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出口のない海 (単行本)

by 横山 秀夫 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

甲子園の優勝投手は、なぜ、自ら「人間兵器」となることを選んだのか。
人間魚雷「回天」海の特攻兵器。脱出装置なし。
甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。しかし彼は「魔球」を諦めなかった。
組織と個人を描く横山秀夫の原点


内容(「BOOK」データベースより)

甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。―しかし彼は「魔球」を諦めなかった。組織と個人を描く横山秀夫の原点。

Product Details

  • 単行本: 301 pages
  • Publisher: 講談社 (2004/8/6)
  • ISBN-10: 4062124793
  • ISBN-13: 978-4062124799
  • Release Date: 2004/8/6
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.2 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (25 customer reviews)
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11 of 12 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 反戦・平和への祈り。横山秀夫の原点を垣間見る。, 2006/5/11
By Wakaba-Mark - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
横山秀夫といえば、今をときめく警察小説の第一人者である。
’02年『半落ち』が「このミステリーがすごい!」国内編で第1位となり大ブレイク。その後も出す作品はほとんど「このミス」ランキングの常連で、いまや日本のミステリー界をリードする存在である。

そんな著者が、ミステリー作家として世に出る以前に、本書の元になる作品を書いていた。’96年発表の『出口のない海---人間魚雷回天特攻作戦の悲劇』である。この本は作画を『語り継がれる戦争の記憶』などのコミックを描いた三枝義浩が担当したマガジン・ノベルズ・ドキュメントと呼ばれるコミックスだったようである。本書はその全面改稿版だそうだ。

甲子園の優勝投手、並木浩二は、大学入学後、ヒジの故障を克服すべく、<魔球>の完成にすべてをかけていた。しかし、時代は並木の夢を、大きな黒いうねりの中にのみこんで、翻弄する・・・。太平洋戦争が始まったのだ。戦局の悪化による「学徒出陣」で海軍に入り、やがて “回天”特攻隊に志願する並木。そこで彼を待ちうけていたのは、真っ暗な“出口のない海”だった・・・。

戦争という過酷な状況下にあって、そのうえ、「国を、愛する人を、家族を守る」ために人の命そのものが武器である“回天”特攻隊員という‘先のない’運命にありながらも、<魔球>の完成を最後まであきらめない並木の姿は感動的である。戦争を「ああいう時代だった。時代が悪かったから仕方がない」だけでは済まされないものを感じた。
終戦から数十年経ったが、当時の記憶も記録も決して風化してはならない。

著者は’95年にも広島の原爆をモチーフにした感動のノンフィクション、『平和の芽---語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり』を著しており、この時期の著者が反戦・平和への祈りに傾倒していたことがうかがえる。

本書によって読者は、ミステリー作家としてブレイクする以前の、横山秀夫の原点を垣間見ることができる。
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21 of 25 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 生きる目標を見つけられました, 2005/9/11
私は、ずっと前から、この本を探していました。
私は海軍兵学校にいったことがあります。魚雷に乗って、家族のため、自分の愛する人のために、私と変わらない、年齢の若者達は死んでいきました・・。
限りの少ない酸素、自分の命をも滅ぼす爆薬を積み、自分のしている事は正しいという思いだけを胸に、孤独な暗闇で、一人で待つ死へのカウントダウン。私が男だったら、特攻隊だったら、同じ思いなのか?私は今死んでも後悔のない人生を送っているのか?だから決めてんです、死ぬ時は人のために死にたい、だから、私は、直接人の役に立つ職業につこうと決めました。この小説が一生懸命生きなきゃいけないことを教えてくれた。感謝しています。
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6 of 7 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 青春のボレロ, 2005/5/23
By 甲山筆夫 (神奈川県小田原市) - See all my reviews
 早咲きの人生と挫折の境遇で、次の活路を見出すために模索を続けた主人公:並木の生き様に多くの学びがありました。また、友情・恋・家族を大切にする姿には、深く考えされられる課題が少なくは無かった。
 回天は変化球の回転とも捉え、その完成こそ次の活路であったのでしょう。
 後ずさりの出来ない「出口のない海」への決意。友人の申告書の記入をカンニング、自分も二重○の決意。しかし、自分が二重○をしたときには、友人はグルグルっと消してしまっていた。この件はユーモア溢れているが、いっそう「出口のない海」に深刻さ補完する。
 末期は、言うまでも無い。副旋律にあるボレロの話こそこそ、並木の命の姿の形容に他ならない。
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4.0 out of 5 stars 正直、かなり重たかった
 まず、映画はがっかりさせられることを嫌というほど知っているので、見ていない。... 続きを読む
Published 13 months ago by ホレイシア

5.0 out of 5 stars 心が痛む
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Published on 2006/12/19 by riyoクリーム

4.0 out of 5 stars いたたまれない
甲子園優勝投手であるにもかかわらず、その後訓練中の怪我もあり投げられなくなる、ちょっとした誤解がもとで特攻を志願せざるを得ない状況に追い込まれる、敵陣に攻めるは... 続きを読む
Published on 2006/9/25 by ベンジャミン

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9月に映画が公開されるので、その前に読んでみました。... 続きを読む
Published on 2006/8/18 by 五右衛門

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4.0 out of 5 stars 何を書いても隙がない
本作はまずミステリーではないため、読み始めて戸惑う方もおられるでしょう。
しかしそこはやはり横山秀夫、単純なドンパチものの戦争小説でもありません。
... 続きを読む
Published on 2005/5/1 by steelydan

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Published on 2005/1/22 by toshigoro

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