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狂食の時代
 
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狂食の時代 (単行本)

by ジョン ハンフリース (著), John Humphrys (著), 永井 喜久子 (著), 西尾 ゆう子 (著)
4.6 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)

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Product Description

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   第2次大戦後、安い食品が十分に手に入るようにするために行われてきた食糧生産現場の実態に迫り、その結果、環境や食品の質にどんな変化が現われているか、そこに潜む計り知れない危険性に対し、本書はきわめて深刻な警告を発している。

   著者は、イギリスで最も尊敬されているジャーナリストの1人であり、自らも農場を経営し、農業と深くかかわってきた。自分自身の体験をもとに、膨大な記録や専門家たちへの取材を通して書かれた本書は、出版と同時に大きな反響を呼び、世界各国で出版された。

   現在の食品店の棚には、種類も量も実に豊富な食品が並んでいる。イギリスでの食糧増産は、戦時中の困窮の反動から、戦後50年にわたり一貫して追求された政策だった。増産は見事な成果を上げたが、一方では生産の方法を大きく変えた。農薬や化学肥料が大量に投入され、工業的に農産物を生産する集約農業が行われるようになった。そのうえ、その海域の生態系を破壊してしまう魚の養殖が始まり、成長を早めるために鶏や豚に抗生物質が投与されるようになった。

   ミルクの出を良くし、経費を抑えるために、草食動物の牛に共食いまがいの肉骨粉を与えたため、BSE(いわゆる狂牛病)が発生したのは、手痛いしっぺ返しの序章に過ぎないのかもしれない。輝かしいバイオテクノロジーによる遺伝子組み換え作物については、著者は「最大の賭けが始まっている」とその危険性を指摘し、危惧する。

   本書の「解説」で、ジャーナリストの筑紫哲也が書いているように、「あのイギリスでさえ、こうなのだから、私たちの国ではもっとひどいことが起きているのでは、と恐ろしい想像が働いてしまう」という感想をもつ読者は少なくないだろう。

   著者は、「これは絶望の書ではない」と述べ、「同じ過ちを二度と繰り返してはならない」「信じてはならないことがある。人間は偉いのだから、好きなことだけやって後始末などしないでもよい、という考えだ。(中略)そんな時代はもう終わりにしようではないか」と訴えている。これはまさに、イギリスに限らず、全世界に向けてのメッセージである。(加藤亜沙)



出版社/著者からの内容紹介

狂牛病は始まりにすぎなかった――

筑紫哲也氏絶賛!!
全世界衝撃のノンフィクション
イギリス最高のジャーナリストが描く、危機の本質

●抗生物質づけの食肉
●それでも、養殖魚を食べられますか
●体内に溜まる殺虫剤
●暗黒の未来――遺伝子組み換え食品
●続発する新種の食中毒

恐怖はもっと根深いところにある。その1つは、私たちが口にする食糧が、本書で詳述されているように、異常な形で作られていることである。肉骨粉は生産性を高めるために使われたのだが、人間が人間の発育を早めるために人間の死体を砕いて食べる図を想像してみれば、いかに異常かがわかる。だが、それは異常のごく原始的な一形態に過ぎない。農薬、殺虫剤、抗生物質、食品添加物、そして遺伝子組み換え……その実体は本書が示す通りである。
――筑紫哲也(ジャーナリスト)

Product Details

  • 単行本: 289 pages
  • Publisher: 講談社 (2002/03)
  • ISBN-10: 406211156X
  • ISBN-13: 978-4062111560
  • Release Date: 2002/03
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.2 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 4.6 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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18 of 19 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 本当に読みやすい, 2004/7/15
「なぜ安全ではない食品が市場に出回るのか」、行政・農家・企業・消費者をめぐる「しくみ」を中心に説明される。安全ではない食品が市場に出回るのは、単なる偶然ではなく、出回るべくして出回っているということがよくわかる。原因と結果が紹介されるので理解が進み、固いテーマなのにも関わらず、おもしろいと感じることが出来る。頭が痛くなったり、むやみに暗い気持ちにさせるようなトーンではない。話術?もすばらしい。テレビを見ているような感覚で読める。文章に勢いがあり、また、テーマ別に話が展開されるので、飽きずに読み進められる。
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12 of 14 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 人類はいつ目覚めるのか, 2006/3/23
自分の癌、子供のアトピーや喘息、BOOKOFFの店長時代に200人以上の幼稚園から始まる子供の万引き犯から感じる異常性をこの本の内容から少しは理解できると思いました。人間の体は食物から出来ます。この重要なことを無視した現代の食生活や、利潤のみを追求する悪魔が経済や政治を握っていることを痛感します。わかりやすく記述してあり、たくさんの人に読んで頂たい本です。
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12 of 14 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 慎重な書きぶりがよい。, 2002/11/23
By えめふろ - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
「私たちがただひとつ確信をもてることは、私たちは確信を持てるほどにはわかっていないということだけだ。」...「買ってはいけない」のような、いわゆる「ホラー本(日垣隆氏による)」と決定的に異なるのは、「決め付け」的な態度を廃して、最後まで慎重な姿勢を崩していない点です。
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5.0 out of 5 stars 食産業界の虚構を暴く・・・
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