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霞町物語
 
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霞町物語 (単行本)

by 浅田 次郎 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

浅田次郎が初めて書いた、著者自身の感動の物語

会いにいきたい、あの日の君に。
輝かしい青春を、僕らはこの町で生きた。

霧はいよいよ深く、明子(はるこ)の髪を隈取る街灯をぼんぼりのように滲ませていた。
まったく唐突に、祖父の訓(おし)えをひとつ思い出した。その口ぶりを借りれば、「男てぇのは別れのセリフだけァ、惚れたとたんから決めてなきゃならねえ」のだそうだ。──「霞町物語」より



内容(「BOOK」データベースより)

会いにいきたい、あの日の君に。輝かしい青春を、僕らはこの町で生きた。浅田次郎が初めて書いた、著者自身の感動の物語。

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8 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「僕の」目に映った美しい祖母の姿, 2006/4/25
By 進藤照光 "進さん" (東京都日野市) - See all my reviews
このレビューの引用元: 霞町物語 (講談社文庫) (文庫)
初めて読む作家の短編集だ。著者の名前は知っていたが、ついぞ作品を読む機会がなかった。

 いま、小生は闘病生活中で、楽しみのひとつはラジオを聴くことだ。そのなかでも毎週日曜日の深夜にNHKラジオ第1放送で10時15分から始まる短編の朗読番組である「文芸館」が何よりも好きだ。
                                  
 アナウンサーの朗読の声が耳に心地よく響く。風景描写や登場人物の感情の起伏のそこかしこに入る音響効果が臨場感をかもし出す。

 この番組を聴いた途端に現物を読みたくなる衝動に駆られ、翌日には放送された作品を入手すべく手配する。そうして活字を読み再び感動に浸る。またアナウンサーの朗読の声が耳に蘇る。                           
 同作品は短編8話で、4話が青春時代の恋愛と4話が幼年から少年にかけての家族の思い出とからなっている。その後半の4話のひとつに祖母の思い出を扱った「ひな;雛のはな;花」がある。

 明治生まれの「僕」の祖母は生粋の江戸っ子で、あでやかで美しく、白黒をはっきりさせぬと気がすまぬ人であった。帰宅途中で立ち小便をした子供がいたとお節介な通行人から学校に通報があり、朝礼のあとで犯人捜しが始まる。校長の追求がことのほか厳しく長かったので、お手洗いに行きたくなって「僕がおしっこをしました」とえんざい;冤罪を買って出た。それを聞いた祖母は校長室に怒鳴り込みに行って、孫の無実を晴らす。

 祖母によく歌舞伎に連れていってもらった。とある日ある紳士と会場で出会う。はっきりとはせぬが祖母の恋人のようだ。芝居が跳ねてから、つれなく立ち去る祖母。その後姿を追う僕。

 掛け値なしに美しい祖母をこよなく慈しむ筆者。その筆には淀みがまったく感じられない感動の一遍だ。
                           
 NHKの同番組をお聴きすることをおすすめしたい。あなたも短編作品の虜になることは間違いない。
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4 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 豊かな青春, 2004/9/11
このレビューの引用元: 霞町物語 (講談社文庫) (文庫)
高度経済成長の只中にある日本。豊かさの恩恵を被る、主人公の高校生。周りから見ればただ享楽に耽っているように見えても、その楽しさが刹那である事を知っている。傍若無人のようでいて、さりげない気遣いを忘れない。戦争が終わってから20年以上経ち、時代と共に変わっていく街。人々の優しさに包まれ、大人に反感を覚えながら、少年は少しずつ大人になっていく。
かっこいい青春というのは、きっとこういう事を指すのだろう。舞台となった時代から30年以上経った今でも、眩く映る。それから世の中は随分と便利になった。けれども、便利さと豊かさとは違うのだ。霞町と呼ばれていた場所は、自分の職場から近い。今そこを訪れても、本に書かれているような光景は見られない。それでも映像を頭に思い浮かべると、懐かしい気分になる。自分もその時代を共に過ごしたような、そんな気分に。
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2 of 2 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 古きよき時代, 2004/7/11
By 海山ごはん - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
このレビューの引用元: 霞町物語 (講談社文庫) (文庫)
今は、その名前を残さない「霞町」。
そこで作者がすごした青春時代を短編にまとめた作品。

多少の脚色はあるにせよ、そこで青春を謳歌し、すばらしい家族と共に過ごした時間を大切にしていることが伝わってくるような文章だった。
浅田氏の書く作品には、いつも人情というかほろりとさせられるものがあるが、この作品も例外でなくそれに当てはまる。

同じ世代の人が読めばその感慨も倍加されること必至だろう。

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Published on 2004/9/11 by ガチャピンx

5.0 out of 5 stars 著者の自伝的青春物語です
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Published on 2004/5/8 by 993改

5.0 out of 5 stars しのごのいわずに。
とにかくいいです。
とにかく買ってください。
とにかく読んでください。
私は作者と年代がまったく違います、性別も違いますが、共鳴も感動もたくさ... 続きを読む
Published on 2003/9/27

5.0 out of 5 stars 最高だ
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Published on 2002/2/13 by 矢部清春

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Published on 2000/12/16

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Published on 2000/11/27 by Kaz

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