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マオ―誰も知らなかった毛沢東 上
 
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マオ―誰も知らなかった毛沢東 上 (単行本)

ユン チアン (著), J・ハリデイ (著), 土屋 京子 (翻訳)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「ワイルド・スワン」の著者、待望の新作
長年にわたる調査と関係者への取材をもとに、驚くべき新事実をふんだんに盛り込んで新しい毛沢東像を描き出した衝撃的歴史大作。20世紀中国を知る必読の書。


内容(「MARC」データベースより)

建国の英雄か、恐怖の独裁者か。新たな資料と証言で明かされた驚くべき真実。権謀術数渦巻く20世紀中国を、「ワイルド・スワン」の著者が圧倒的な筆致で描いた歴史巨編・上巻。

登録情報

  • 単行本: 562ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/11/18)
  • ISBN-10: 406206846X
  • ISBN-13: 978-4062068468
  • 発売日: 2005/11/18
  • 商品の寸法: 19.3 x 14 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 37,659位 (本のベストセラーを見る)

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    2083位 ─   > 歴史・地理
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5つ星のうち 5.0 国際政治史の書き換えも必要か, 2006/1/8
「中国近現代史を根底から覆す衝撃の話題作」と帯にあるが、書かれていることが事実ならば中国のみならず、日ソ米英も含めた国際政治史の書き換えが必要なほどのインパクトがある書だ。赤裸々に描かれた毛沢東の実像には驚かされるが、それよりも混沌とした中国政治とそれに深く浸透するソ連の暗躍に衝撃を受ける。毛沢東の蛮行の記述も霞むほど、通説を覆すエピソードが連続して登場する。

戦後の中共治下で起きた残忍な行いの起点が、孫文が共産党と手を結んだのを機にして国民党支配地から始まったのはショックだが納得がいくことだ。ソ連式の暴力思想を取り入れた共産党は、以降一環して支配地域で残忍な血の粛清を行っていく。その恩恵を最も享受したのが「紅色皇帝」となった毛沢東だ。自らの権力欲のために、人々へのテロと搾取だけでなく、数万の友軍でさえ平気で抹殺するその破滅性癖は、古今東西のあらゆる暴君と比しても劣らない。著者は毛沢東には7000万人の死の責任があるとする。

著者自身は「有能無情な日本軍」という表現に見られるようにけして日本に好意的ではなく、一部で首肯しかねる記述も見られるが、我々日本人にとって戦前から国共内戦終結までを扱った上巻には引き込まれる。上海戦(=日中開戦原因)や張作霖爆殺の真相など、日本人が検証意欲をそそられる新事実を提示する。

長征の虚像、新四軍事変の真相、恐怖政治と阿片栽培という根拠地の実態、スパイによる裏切りと私情で破れた蒋介石の姿。中共の公式発表に依拠してきた多くの通説が、本書の前に音をたてて崩れていくことを読者は感じるはずだ。
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69 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 共産党の正統性の崩壊加速, 2005/11/22
中国共産党が今の中国全土を支配する正当性の唯一の拠り所と見なしている抗日戦争神話・毛沢東神話を完膚無きまでに破壊する伝記。毛沢東は、25年間風呂に一度も入らず、歯も磨かず(そのため、本に掲載されている彼の写真では、歯が真っ黒に写っている)、女狂いで、その結果生まれた子供は平然と放置、日本軍とはまともに戦えず、中国内戦の敵である国民党軍にまでたびたび助けられていた(蒋介石の子供の蒋経国が実質的な人質としてソ連にいたため、共産党を完全に壊滅させることが出来なかった)という事実をどれだけの日本人/中国人が知っているでしょうか。「抗日戦争」中の「長征」に関する有名な挿話も大半が親中反日のジャーナリスト、エドガー・スノーと毛沢東合作のでっち上げであったことも述べられています。出版直後に出た英文レビューは中国共産党政府の圧力でたびたびウェブ上から削除されていたそうですが、その事実からも、この本が広く読まれたときに日中両国民に与える巨大なインパクトが窺えます。
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40 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ワイルド・スワンの印象で買った。, 2005/12/24
By driven (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
本書の著者・ユン チアンと言えばあの「ワイルドスワン」を書いた人。その連想から本書が気になっていました。

毛沢東に関しては僕はこれまで「毛沢東の私生活」「毛沢東秘録」「毛沢東最後の女」とかを読んできて、この「マオ」、何か新しい発見はあるんだろうか・・・・、という思いと上下巻合わせたボリュームにビビりつつ手にしました。

実際読むのは大儀ですが、取材の緻密さ(特に伝聞でなく1次証言情報が多いという点において)において類書を凌駕していると思います。

大躍進や文革が毛沢東の、というか人類史上稀に見る失政であったことは既に色々な場で論じられていますが、ここまで毛沢東個人の人格・能力に関する問題を指摘しまくったのは本書が初めてではないでしょうか。

時代が変わり、中国でもこのような取材が可能になった、という意味では隔世の感があります。毛の本を何か一冊、ということであれば本書をおすすめします。
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