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今夜、すべてのバーで (講談社文庫)
 
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今夜、すべてのバーで (講談社文庫) (文庫)

by 中島 らも (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

第13回吉川英治文学新人賞受賞
必読のアル中小説
1ページごとに笑い泣く、前代未聞の面白さ!卓抜無類のユーモアとペーソス満載の最新長編。

完全無欠のアル中患者として緊急入院するハメになった主人公の小島容。全身ボロボロの禁断症状の彼方にほの見える“健全な生活”。親友の妹さやかの往復パンチ的叱咤激励の闘病生活に次々に起こる珍妙な人間たちの珍事件……。面白くて、止まらない、そしてちょっとほろ苦い、話題沸騰、文壇騒然の長編小説。

--This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.


内容(「BOOK」データベースより)

薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような…。アルコールにとりつかれた男・小島容が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。

Product Details

  • 文庫: 312 pages
  • Publisher: 講談社 (1994/03)
  • ISBN-10: 4061856278
  • ISBN-13: 978-4061856271
  • Release Date: 1994/03
  • Product Dimensions: 5.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.6 out of 5 stars  See all reviews (38 customer reviews)
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14 of 14 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars ゾクゾクする面白さ。, 2006/11/6
他に似た話がほとんどないであろう自伝的アル中闘病小説。病気自慢みたいな話が嫌いな僕でも楽しく読むことができました。
冷静に見ればこれはフィクションだろうと思う部分もあるんだけど、主人公が著者そのまんまのキャラなせいか、潜入ルポみたいで妙にリアル。怖いもの見たさで一気に読める。

たまにぞっとするような人が出てきたりするけど、不快感はあんまりない。入院中も自分の体におきた変化を楽しみ、平気で生きる主人公の生き様はむしろ爽快。読み終わったら、少々の体の不調なんかどうでもいいじゃないかと思えてくる。

あと、これを読むと食事の仕方がちょっと変わった。まず、酒がまるで「禁断の果実」みたいに描かれてるから、少量の酒を味わって飲むようになる。
そして意外にも、読んで食事がしたくなった。治療をすすめていった主人公が何年かぶりに食欲を感じてごはんを食べる場面があるんだけど、この人が実にうまそうにメシを食う! 普通にごはんをお腹いっぱい食べられる幸せに感謝しつつ、どんぶり系のメシをがつがつ食いたい。逆にこれを読んで酒やクスリをやりたくなったという人はほとんどいないでしょう。

それにしても、らもさんはあの死に方で正しかったんだなあ。酔って階段で転んで死亡って、それ以上この人に似合う死に方が思いつかない。
もし病気になって苦しんだ末に死んだりしてたら、
「マジメに生きないといつかはこのように悲惨な最期を迎えるのですよ」という悪い見本みたいな形で後世に語り継がれそうな気がする。
ただ、死に方は間違ってなくても、少し早すぎたけどね。
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17 of 18 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 客観力のある作者が語る, 2004/11/3
By ryouka1197 (東京都) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
「このままでは、らもさんが死んでしまう」
そう言って事務所の男の子が泣いたと聞いて、俺は酒をやめた

生前、らもさんはエッセイで書いている。
作品の小島容は、17歳の綾瀬少年に対し「どこか遠慮するような」感情をもつ。
この主人公、らもさん自身によく似ています。

観察力があり、インテリで客観にたけた主人公、小島容。
酒を「この世からどこか別の所へ運ばれていくためのツール、薬理」
と考え、飲酒による「酔い」の包容力に身をまかせ、そのがんじがらめの客観から逃避する。
創造的な仕事にある「退屈な時間」をシラフで過ごすのを怖がる。

入院。排尿量へに対して芽生える妙なライバル意識。
病院のメンバーたちの多くは、現実社会では「あまり関わりたくない」タイプが多い。
おしゃべり好きな三婆、憎たらしくもインテリな赤河医師、狡すからい福来、風呂場であうヤクザ。
小島の豊富な知識、シラフのさえた観察力が彼らの人間性を捉え、
病院という隔離された空間をどこかユーモラスに描きます。

そして、どどめ色に変色していた主人公は徐々に失われていた機能(食欲、性欲、運動欲)を回復し、
話は展開していく。

作中の幻覚症状、アルコール中毒で命を落とした歴代の有名人たちのエピソードは貴重。
お酒好きなら、小島容の客観的視点に助けられて、嫌味なく「現実に起こりうること」を知ることができるでしょう。

らもさんが、94歳の西岡老のようになるまで長生きしなかったのが残念。
実際に老齢になった時の、軽妙な語り口を読んでみたかった。

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13 of 14 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 今夜、すべての酒飲みに, 2000/11/13
By A Customer
お酒の飲み過ぎで体を壊す前に、、、。自分だけは酒で体をこわすわけない、と思っているアナタ。私は体を病んだ後、この本に出会いました。そうならない前に。是非一読しておく本です。
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5.0 out of 5 stars タイトルとかないけど
アル中やったらもが書いた、アル中の話です。なにかに依存して生きることを否定するような流れや世の中に対して、らもが「別にええやん」って言ってるような、そんな風に感... 続きを読む
Published 2 days ago by はげ

4.0 out of 5 stars これも一つの「人生」ですね。
■概略
主人公の小島容は筋金入りのアル中で、ある日事務所で倒れているところを発見され入院する。... 続きを読む
Published 3 months ago by ぺぷし@鼻セレブ

5.0 out of 5 stars 飲めば飲むほど、知れば知るほどハマっていくのでしょうか?
ただのアルコール依存症の話かと思ったら、いろいろ深かったです。
実体験をもとにしているので、なんか、真実味があるんですよね。... 続きを読む
Published 5 months ago by mor-

5.0 out of 5 stars 最後までアルコールとはご縁がありましたね
殆どらもさんの実生活に基づく、アルコール中毒への「警告書」。作品中の病院は大阪府・池田市民病院ではないかと思われます。... 続きを読む
Published 7 months ago by ご隠居

5.0 out of 5 stars 名作
中島らもさんの大ファンですべての作品を読みましたが、この本が一番好きです。内容としては、アルコール中毒に焦点を絞った自伝的な作品です。... 続きを読む
Published 9 months ago by 蹂躙

5.0 out of 5 stars 才能は自我が持っているもの、天才は自我を包摂するもの
中島らもには、標題のアメリカの評論家の言葉がキレイに当てはまる。引用した警句を吐い... 続きを読む
Published 15 months ago by gg2

5.0 out of 5 stars a
らもがなんか賞もらった小説。つーかエッセイに近い。まあ文学なんてフィクションだのノンフィクションだのどうでもいい。本なんてしょせんインクのシミだ。... 続きを読む
Published 21 months ago by トヨ様

5.0 out of 5 stars 常に醒めていたい、それは悪いことではない気がする
酒飲みの、酒飲みによる、酒飲みのための小説です。OSAKE小説。... 続きを読む
Published 21 months ago by シープマン

5.0 out of 5 stars 娯楽小説
... 続きを読む
Published 22 months ago by 過去

5.0 out of 5 stars うーん、良かったです
重度のアルコール依存症患者が主人公の話だが、作者自信もアルコール依存症だけあって、物語なのですが心情などが非常にリアルです。... 続きを読む
Published on 2007/10/5 by みみのみみ

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