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第二次大戦に勝者なし〈上〉ウェデマイヤー回想録 (講談社学術文庫)
 
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第二次大戦に勝者なし〈上〉ウェデマイヤー回想録 (講談社学術文庫) (文庫)

アルバート・C. ウェデマイヤー (著), Albert C. Wedemeyer (原著), 妹尾 作太男 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦の見直しで世界的な反響を呼んだ米将軍の注目手記。日本の先制攻撃によって米国の参戦を導こうとしたルーズベルト大統領の画策や、ヨーロッパ戦線の主導権を巡るチャーチル英首相と米軍首脳との確執など、当事者のみが知り得た赤裸々な舞台裏を明らかにする。本巻では、真珠湾攻撃直前にスクープされた米軍の大戦動員計画の全貌から猛将パットンの活躍したシシリー島上陸作戦までを証言。


著者紹介

【A・C・ウェデマイヤー】
1897年米国ネブラスカ州生まれ。1919年ウェスト・ポイント陸軍士官学校卒業。36年陸軍大学卒業。独陸大留学後参謀本部勤務、連合軍東南アジア副司令官、中国戦線米軍総司令官兼蒋介石付参謀長を歴任して51年退役。53年予備役名簿で陸軍大将に進級。89年12月没。
【妹尾作太男】
1925年岡山県生まれ。海軍兵学校卒業(第74期生)。52年海上自衛隊入隊。幹部学校研究部員を経て75年退職、ひきつづき戦史研究に従事する。著書に『遠洋航海余話』、訳書に『爆撃王列伝』、『日露戦争全史』(共訳)など。


登録情報

  • 文庫: 451ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/06)
  • ISBN-10: 4061592866
  • ISBN-13: 978-4061592865
  • 発売日: 1997/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 182,803位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 3.0 貴重な分析報告書・・・しかし和訳は・・・, 2006/9/29
By レム (神奈川県) - レビューをすべて見る
本著書の内容についての評価は、先輩レヴュアーがお書きになっている通りで、貴重な資料であり、高度な分析がなされています。また、当時のアメリカが、世界情勢を、中国を、ソ連をを、どのように見ていたか、その大局を知ることができます。同時に、一軍人としての著者が、人間としての生き様を見ることもできます。いかんせん、和訳としての文章が日本語として意味不明な部分が多く、資料としての価値を考えてしまいます。資料の内容としては★5つ、日本語としては★1つ、総合して★3つとつけました。余裕のある方は、原書Wedemeyer Reportsをお読みになることをお薦めします。軍人らしく、明瞭な文章です。
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27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 政治家的思考と軍人的思考, 2004/6/20
By 簿記受験生 - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
前大戦を当事者が語ったという意味では、英宰相チャーチルと米軍人ウェデマイヤーの回想録が双璧である。米英が戦略上で最も対立したのは欧州における第二戦線をどこにするのかということだった。英国はバルカン半島に上陸し、東欧に進撃する案を主張したが、米国はフランスに上陸し、一挙にドイツを叩くという方針で両者は激突した。そしてスターリンは一貫して米側の支持者だった。米側は英国のバルカン上陸案を「弱腰」だと非難したが、結局チャーチルの深慮を見損なうことになった。チャーチルは、バルカン-東欧ルートを通し、東部戦線での戦果のソ連の独占による東欧の共産化を阻止しようとしたのであるが、ルーズベルトはじめ米側は戦後になって、はじめてチャーチルの戦略的思考の正しさを知ることになった。ほくそえんだのはクレムリンである。立場の違う英政治家と米軍人双方の回想録を読み合わせることによって、前大戦の全貌に対する複眼的な見方ができると思われる。
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13 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 アメリカのえらいさんによる回顧録です。, 2005/11/5
 えらいさん。一兵士や、わけのわからない人が書いたものではないということです。もちろんそういう人達がかいたものも等しく大事だとは思います。
 本を読んだ感じでは、この人は、前線でどうのこうのという戦術家ではなく、戦略をたてる人のようです。
 中身で印象に残ったことを挙げたいと思います。
 当時の先進国の共通の心配事というのはやはり、共産主義だったみたいです。あとは、第一次後のドイツの国家社会主義的な流れ。そしてファッショのイタリア。軍閥の日本。語解を恐れず言えば、どれから片付けていくか。
 優先順位のつけ方はアメリカ中枢部でもそれぞれで、はじめから一枚岩だったわけではない。あるいは第一次は失敗だったという認識があったり。あるいは極論すればルーズベルトの考え一つ的なところもあったり。共産主義を後まわしにしたことで結果として戦後の状態は争いの種を残してしまったり(いわゆる冷戦)。具体例をあげるとあげたいことばかりになってしまうので省略させていただきます。
 そのあたり最近の事例で言うならイラク戦争とも広い意味で根本的にかぶるところも多いかと思います。 
 違う角度から第二次大戦をひも解くことができるのはよいことだと思います。
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