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「オイディプース王」を読む (講談社学術文庫)
 
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「オイディプース王」を読む (講談社学術文庫) (文庫)

川島 重成 (著)
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出版社/著者からの内容紹介

ギリシア悲劇の中で最高傑作といわれ、アリストテレースも激賞した「オイディプース王」。アポローンの神託の成就と、そこに描き出された人間存在の悲劇性を浮き彫りにしたこの「オイディプース王」を文学として捉えなおして徹底的に解読吟味する。悲劇としての巧みな劇構成、そして、今なお私たちに問いかけてやまない人間存在の本質――時空を越えて輝くギリシア悲劇の魅力を読みつくした意欲作。



内容(「BOOK」データベースより)

ギリシア悲劇の中で最高傑作といわれ、アリストテレースも激賞した『オイディプース王』。アポローンの神託の成就と、そこに描き出された人間存在の悲劇性を浮き彫りにしたこの『オイディプース王』を文学として捉えなおして徹底的に解読吟味する。悲劇としての巧みな劇構成、そして、今なお私たちに問いかけてやまない人間存在の本質―時空を越えて輝くギリシア悲劇の魅力を読みつくした意欲作。

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5つ星のうち 5.0 ギリシャ悲劇の最高傑作『オイディプース王』の<謎>を丹念に読み解く, 2003/12/9
By 簿記受験生 - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
古代ギリシャの悲劇作家ソフォクレスの『オイディプース王』は古典ギリシャ文学の最高峰であると同時に、完璧な作品である。哲学者ヘーゲルもこの作品をこよなく愛し、心理学者フロイトも自説に「エディップス・コンプレックス」なる用語を導入するなど、後世への影響も甚大である。本書は円熟したギリシャ語の素養を駆使してこのテキストを丹念に読み解く。著者は特に母であり、妻でもあるイオカステと当時のギリシャ悲劇の上演において重要な役割を果たした合唱隊に注目している。スフィンクスの謎かけ、父親殺し、母子相姦、オイディブース王の悲劇的末路はすべて神の宣託の成就による。『オイディプース王』に現れる神の観念は、われわれに親しい人間臭いオリンポスの神々とは違って、シナイ山でモーセに十戒を授ける「怒れる神」に近い。オリエントの神観念にかなり影響を受けているのだろう。『オイディプース王』原典の一つの読み方として参考になる。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ギリシャ悲劇の最高傑作『オイディプース王』を丹念に読み解く, 2003/11/30
By 簿記受験生 - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
古代ギリシャの悲劇作家ソフォクレスの『オイディプース王』は古典ギリシャ文学の最高峰であると同時に、完璧な作品である。哲学者ヘーゲルもこの作品をこよなく愛し、心理学者フロイトも自説に「エディップス・コンプレックス」なる用語を導入するなど、後世への影響も甚大である。本書は円熟したギリシャ語の素養を駆使してこのテキストを丹念に読み解く。著者は特に母であり、妻でもあるイオカステと当時のギリシャ悲劇の上演において重要な役割を果たした合唱隊に注目している。スフィンクスの謎かけ、父親殺し、近親相姦、オイディブース王の悲劇的末路はすべて神の宣託の成就による。『オイディプース王』に現れる神の観念は、われわれに親しい人間臭いオリンポスの神々とは違って、シナイ山でモーセに十戒を授ける「怒れる神」に近い。オリエントの神観念にかなり影響を受けているのだろう。『オイディプース王』原典の一つの読み方として参考になる。
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