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カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)
 
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カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書) (新書)

by 鈴木 謙介 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

なぜ働かない若者達が増加する一方で、残業時間は延び続けているのか。インターネットを中心に見られる「祭り」現象は、どのようなメカニズムで起こっているのか。
若年層の労働問題から、監視社会、ケータイ・コミュニケーションなどのあり方を通じて、「後期近代」において私たちの直面する「カーニヴァル化」という現象を読み解く。


内容(「BOOK」データベースより)

分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。「ニート論議」「監視社会論議」の本質も明らかに。

Product Details

  • 新書: 174 pages
  • Publisher: 講談社 (2005/5/19)
  • ISBN-10: 406149788X
  • ISBN-13: 978-4061497887
  • Release Date: 2005/5/19
  • Product Dimensions: 6.9 x 4.3 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.1 out of 5 stars  See all reviews (28 customer reviews)
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16 of 22 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars う~む, 2005/10/5
 本書は若き社会学者、鈴木謙介の現代社会論である。

 著者は、後期近代と呼ばれる現代社会が、日常化した祝祭を駆動原理にし始めているのではないかとの認識から、近代の自己像とは異なったモデルを探る。
 こうして第1章では、フリーターやニートの言及する「やりたいこと」が、空疎な内容であることを前提として、自己をして(比喩的な)躁鬱状態を行き来させていることを論じる。第2章では、こうした自己を可能にさせるのが、データベース等のテクノロジーを前提とした自己監視社会状況であり、そこで自己は感性(躁病)と(外化された)知性(鬱病)の間を行き来することが可能になると論じる。第3章では、こうした監視状況を本質とする自己は、近代的なI-me構造を弱体化させ、いわばme-me構造の再帰化をしていることを携帯電話等を事例に論じる。こうして終章では、こうした自己が「本当にやりたいこと」を無限に後退させながら、瞬発的に盛り上がる共同性が、カーニヴァル(祝祭)となり、それは現在、政治・経済化さえしているのではないか、と論じるので表題通りの「カーニヴァル化する社会」となる訳である。

 おそらく本書が読みにくい一因は、それがネット連載記事を纏めた点にあろう。連載では、テーマを分けて、毎回1つの話題を1人の研究者や1つの概念で論じる事が読みやすさに繋がるが、書籍では線が細く論旨が定まらない印象を与えかねない側面がある。また現代社会論がクリティカルな一理由は、その分析が自らに切っ先を突きつけるような行為になるからなのだが、その意味ではここでのIの弱体化した構造が、本書の章毎の関連性の弱さの自己言及になっているかのようで残念な印象を残した。ただ、ポストモダン論と再帰的近代論では、後期近代の解釈準拠枠が異なるので、その争点も明確にすれば、今後の可能性がより明確になるのではなかろうか。

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19 of 27 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars ピックアップしながら読もう, 2005/9/27
By icy (東京) - See all my reviews
若い研究者だからでしょうか、議論をまとめようという努力をしつつも、なかなか説得力のある形、目から鱗が落ちるような形には仕上げられていないと思います。それでも、個々の議論の視点は斬新と思われるものもあり、部分的には好奇心を覚える考えもありました。自分にとって面白いと思える部分をピックアップして吸収すればよい本だと思います。
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8 of 11 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars よりミクロに・・・, 2005/9/17
By ego_alien (東京都) - See all my reviews
社会学は、その視野の倍率を上げれば上げるほど(つまり個々人の意志や行動に焦点を当てると)精神病理学に近づいていく、というのが読了感。
「やりたいことがみつかるはずだ」というニートやフリーターの考えは、「根拠もなく甘い見通しを立てて直面した現実に幻滅する」といううつ発症のパターンのひとつと符号する。そして「高望み(幻想)と脱価値化」こそボーダーラインの病理であり、これは一部の人間のかかえる疾患にとどまらず社会に蔓延している現代の病である、と指摘できる。この病は過度の「内省」(形式ばかりの内省、独善的で回答のない自問自答)が特徴であるが、これは本書では無反省に基づく「ノンリニアなモードの個人化(再帰的な自己)」と表現されている。実際には無反省なのではなく果てしないメタ反省を繰り返している、と思う。後期近代以前の「リニアなモードの個人化(反省的な自己)」と比較されているが、これはラカンの鏡像段階そのもの(言い換え)。
「働く」ということが可能になるためには人格的分裂が必要になる、という主張は実感として共感できるのだが、その分裂を「可能にするテクノロジー」が「監視社会化」である、との推察(第1章)には飛躍あり。そのせいか監視社会を論じた第2章は他書からの引用を繋いだだけで格段に歯切れがよくない。
オリジナルな主張もあるのだが、それが単なる援用に過ぎない論述に埋もれてしまっているのが惜しいが。本書自体が著者にとってはまだ序論に過ぎない、ということなので今後に期待。
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カーニバルという視点で社会を切ることは可能だと思います。
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Published 3 months ago by shigekey

3.0 out of 5 stars 批判に晒されていますが
本書は、Amazonも含むWeb2.0時代の知性の外部機関ともいえるデータベースと、欲望の照応関係を検討しつつ、... 続きを読む
Published 17 months ago by 倒錯委員長

2.0 out of 5 stars 難しい言葉で書かれているが・・・
難しい言葉で書かれているが中身はそれほど内容に感じられます。

ただ、監視社会化という部分には共感できました。
Published on 2007/11/14 by ajax

4.0 out of 5 stars 日常的「祭り」化する深層
ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか(2007出版)、を読んで前作を読みたくなった。1976年生まれの若手社会学者。... 続きを読む
Published on 2007/10/3 by dream4ever

1.0 out of 5 stars 他の方も書いていましたが・・・
この本を星5つで評価している方がいらっしゃるのにびっくりしました。
著者の言いたかったことは要約すると... 続きを読む
Published on 2007/8/31 by ぷちゅめ

5.0 out of 5 stars 毎日をカーニバルにしたい。
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カーニヴァル化とは、まあぶっちゃけて言うと、2ちゃんねるの「祭り」のような
状態を差すようです。... 続きを読む
Published on 2007/2/15 by まりおん

5.0 out of 5 stars 監視社会
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